この時期、紫陽花を象ったお菓子をよく見かけます。
紫陽花の上生菓子といえば、私は大学時代に必ず茶会で使った神田駿河台下のささまさんの紫陽花。
http://www.sasama.co.jp/wanamagasi06/ajisai.html
こうして写真で見ると懐かしくて、味が蘇ってくるほどです。
練切の紫陽花はそれこそ沢山見るのですが、先日『茶遊庵』で使った紫陽花は、
薯蕷饅頭でした。
いつも使わせて頂いている龍月製。銘は”手毬花薯蕷饅頭”
薯蕷饅頭というと丸くて、焼き鏝で季節を表わしたものが多いのですが、
紫陽花の形をしたお饅頭は初めて見ました。
よくできていると思いませんか?
お味も勿論goodですよ。
同じタイミングで、”薄暑の光”という練切がありました。
こちらも紫陽花を象ったものです。
まだ夏までいかないこの時期、薄暑の中、紫陽花に当たる光を表わしたのでしょうか。
葉っぱの白い部分が光かな?
銘から、紫陽花に当たっている光はどんな?
直射日光じゃなくって、淡い光?と想像が膨らみました。
今しばらく、紫陽花の季節を楽しみましょう。
素敵な俳句をご紹介下さりありがとうございました。