最近、たまたま続けて医者に関係のある本を読んだので、
ご紹介をば。
宋の検屍官―中国法医学事件簿 / 川田 弥一郎
…当時、宋では医師の仕事じゃなかったようなのですが、
今の日本では医師の管轄なので。
宋の時代の検死官・方淵之の話。
殺人や変死のミステリ物です。
謎解きは、そう難解ではありませんが、
当時の検死スタイルが面白いです。
江戸解剖始記―小説・山脇東洋 / 林 太郎
…日本で初めて人体解剖をした山脇東洋の話。
今でも抵抗のある人が少なくない解剖です。
当時ならばましてでしょう。
東洋は切腹・御家断絶覚悟で、解剖に挑みます。
彼がどのように生き、何故解剖をしたのか。
面白い本です。
個人的には、山脇夫婦の御伊勢参りのところが好き。
町医大覚 / 小野 洋
…江戸版ブラックジャック…というと若干語弊がありますが、
まぁそんな医者の話です。
大坂の町医者・寿命庵大覚の話。
舞台が大坂なので、関西弁満載です。
関西弁好きには堪りません(笑)
この大覚、腕のいい医者ですが、診察代がとんでもない値段です。
安くて三十両、並で五十。
当時の職人が1ヶ月身を粉にして働いて、
せいぜい二両ほどだそうですので、
今の金額にして数百~数千万…ですかね。ヒョェェェェェッ!
こんな額を設定しているのには、訳があるのですが、
それは読んでのお楽しみ、ということで。
小説としても面白いのですけど、
現在の医療や命の在り方について考えさせられる一冊。
まだ読んでないのですけど、
題名の心惹かれて、図書館で借りた本があります。
平安京の検屍官―検非違使・坂上元継の謎解き帖です。
「平安」に「検死」ときたら、私が読まないはずがありませんわw
にやりとしながら借りましたらば、
これ、「宋の~」を書いた人と同じ、川田さんの本でした。
あらまぁ偶然。
題名だけ見て借りたので、
まさか同じ人だとは思いませんでした。
これもなにかの縁ですかね。
今度、川田さんの別の本も読んでみようかと思います。
ご紹介をば。
宋の検屍官―中国法医学事件簿 / 川田 弥一郎
…当時、宋では医師の仕事じゃなかったようなのですが、
今の日本では医師の管轄なので。
宋の時代の検死官・方淵之の話。
殺人や変死のミステリ物です。
謎解きは、そう難解ではありませんが、
当時の検死スタイルが面白いです。
江戸解剖始記―小説・山脇東洋 / 林 太郎
…日本で初めて人体解剖をした山脇東洋の話。
今でも抵抗のある人が少なくない解剖です。
当時ならばましてでしょう。
東洋は切腹・御家断絶覚悟で、解剖に挑みます。
彼がどのように生き、何故解剖をしたのか。
面白い本です。
個人的には、山脇夫婦の御伊勢参りのところが好き。
町医大覚 / 小野 洋
…江戸版ブラックジャック…というと若干語弊がありますが、
まぁそんな医者の話です。
大坂の町医者・寿命庵大覚の話。
舞台が大坂なので、関西弁満載です。
関西弁好きには堪りません(笑)
この大覚、腕のいい医者ですが、診察代がとんでもない値段です。
安くて三十両、並で五十。
当時の職人が1ヶ月身を粉にして働いて、
せいぜい二両ほどだそうですので、
今の金額にして数百~数千万…ですかね。ヒョェェェェェッ!
こんな額を設定しているのには、訳があるのですが、
それは読んでのお楽しみ、ということで。
小説としても面白いのですけど、
現在の医療や命の在り方について考えさせられる一冊。
まだ読んでないのですけど、
題名の心惹かれて、図書館で借りた本があります。
平安京の検屍官―検非違使・坂上元継の謎解き帖です。
「平安」に「検死」ときたら、私が読まないはずがありませんわw
にやりとしながら借りましたらば、
これ、「宋の~」を書いた人と同じ、川田さんの本でした。
あらまぁ偶然。
題名だけ見て借りたので、
まさか同じ人だとは思いませんでした。
これもなにかの縁ですかね。
今度、川田さんの別の本も読んでみようかと思います。
結局はお金なのですね…。
まぁ 無い袖は振れませんものね。
治療を受けるか受けないかは
患者側に委ねられるものですけど、
その種類にもよりますが、それが自分以外の人のことだったら…
答えを出すのが難しいですね。
病院でもそうです。延命的な治療。きっと 1日生かすのに100万円かかるなら どれだけの人が無理な延命を望むでしょうか。
人は必ず死ぬのだから、どんな治療も延命です。
それでも 治療という行為を絶対というのなら どれだけの人が苦しむのだろう。などと、ふと 思うのですが、自分のことなら それを拒否するのは簡単(でもないけど)、他人様のことはなんともいえないのが本音です。
多分、長編物に手を出さなくなったからかと。
「なおるものは~」ということですが、
「町医大覚」にて、大覚もいってました。
治せるものなら引き受けるけれど、
そうでなければ引き受けない。
助かる見込みもないのに手術や投薬をしても、
結局患者の家族にツケがまわってくるだけだ、とか。
冷たい言い方かもしれませんが、
確かに、と納得してしまいます。
当方 一度読んだのを再読してる感じで、昔のを完全に忘れているので う~ん、よろこんでいいのか 悲しむべきなのか。
さて、医者の話だけど 所詮はなおるものは なおるし、そうでないものは なおらんというのが、解ってないような気がします。ブラックジャックって、すごいねえ。というか、子供の頃に感心したのを覚えていて、びっくりしたけれど ある程度解ると お伽噺なんだと。
当たり前か。