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楽毅

2010年08月02日 | 本。
また、カタそうな本読んでますw

楽毅/宮城谷昌光

時代は、秦の始皇帝のおじいちゃんが即位したくらいの頃。
ちっちゃいちっちゃい国・中山国の宰相の息子・楽毅の話。
ちっちゃいちっちゃい国の、誰も知らないような若い将・楽毅が、
大きな国をあっといわせる様子がすてき。

マニアックですなw
でも、いい本でした。
すきだなぁ、宮城谷さんの本。

この本のなかに出てくる「血の巡りがよい」という表現がすき。
賢い、頭の回転がよい、という意味合いで使われるのですけど、
こういう↑言葉よりも、体の端々にまで神経が行き渡っていて、
反射よりも速く頭と体が繋がっているような気がします。
うーん、、、なんかうまくいえない。まぁいいや。
楽毅がそのような人だったのです。
かくの如く在りたいものです。ね。

全4巻。厚さに怖気づいては不可ませぬ(笑
むかーしの中国なので、地名と人物名が覚えにくいだけで、
京極夏彦さんの本のほうが、余程厚いですし、
村上春樹さんの本の方が、余程難解ですよ。
少なくとも、私にとっては。ほほほ。