おはよーさん。
7時起床。
東京は雨だね。
さてさて、今月12日にLOUDNESSがアメリカで開催される"M3Rock Festival"に出演する。
ちょっとラインナップを見て欲しい。
LOUDNESSの二つ横にXYZがいる・・・。
なんかオモロイな。
勿論X.Y.Z→Aとは違うバンドなんだけど、LOUDNESSとX.Y.Z→Aが共演すると、だいたいこんな絵柄になるのね(笑
このXYZと言うバンドとはちょっとした思い出がある。
元々、我々"X.Y.Z→A"は"XYZ"と言うバンド名だった。
"X.Y.Z→A"が初めてLAでライブをやった時に事件は起きた。
そのライブ後、誰かがX.Y.Z→Aの関係者を呼んでいると言う。
我々のスタッフが対応に出た。
その人曰く「誰の許可を得て"XYZ"と言うバンド名を使用してるんだ?」
まさに・・・クレームであった。
その人、実はアメリカの"XYZ"のベース(?)でバンドメンバー本人だった。
(あんたら、XYZの偵察でわざわざ観に来たんかい!笑)
その人は「二度と"XYZ"と言う名前を使うな!訴えるぞ!」と凄んで帰って行った。
その後、ファンキー末吉の方へアメリカのXYZ関係者(ベースの人だったか?弁護士だったか?失念)からメールで正式にクレームが来た。
クレーム内容は要するに、「XYZと言う名称の使用は絶対に認めん!速やかにバンド名を変更せよ、さもなくば訴訟だ!」みたいな感じだったと思う。
まぁ~軽く恫喝・・・いやきっちり脅して来た。
勿論、抗議メールの文面はガッツリ
英語だ。
それを読んだファンキー末吉「何抜かしてとんねんボケ!こいつら日本でバンド名商標登録しとるんか?わし等は今のところ日本国内のみの活動じゃ!」
ファンキー末吉の鼻息が凄まじく荒かったのは言うまでも無い。(汗
ファンキーが「こんな言いがかり簡単に論破出来るが、わしゃ英語でメール書けんで・・・」と泣きが入った。
そこでわしが「向うが英語書いて来たんやから、こっちもがっつり日本語で丁寧に反論してやったらどうや?日本語が理解出来ないのは向うの勝ってでしょ」と言った。
ファンキー末吉、目から鱗が落ちたような顔して「そうやな!!!」
そうなったら俄然ファンキー末吉に火が付いた・・・怖いもんなし状態。
皆さんご存知、
理不尽な話には徹底的に立ち上がる男ファンキー末吉!だぁ~(汗
喧嘩上等で戦闘モード全開(笑
後日、ファンキーの方から「二井原、これでどうや?」
日本語でがっつり細かく丁寧に書かれた反論文!
反論文は「なぜこれが日本語で書かれているか」と言う冒頭の説明文から半端ない説得力。
見せられたその反論文・・・凄かった・・・完璧だった・・・怖かった(なんでやねん!)。
やはり、ファンキー末吉を敵に回すと死ぬな・・・(笑
そのメールを送って以来、アメリカのXYZの方からは何ら反応は無かった。
とは言うものの、バンド内では「海外リリースのオファーが正式に来たらバンド名は変更すべきやな」と話し合った。
程なくヨーロッパリリースが決まり、それを機に"X.Y.Z→A"と正式に変更。
その後、アメリカリリースが決まったのを機にアメリカでは"ASIAN TYPHOON"と言うバンド名に変更したのは知る人ぞ知るカルト知識。
今回のフェスでXYZの人・・・何か言うてくるかな?(涙
ちょっとビビる小心者のみの吉であった・・・。
完。
PS
ちなみに、X.Y.Z→AもアメリカのXYZもデビュー作のエンジニアはあのWYN DAVIS氏。
偶然とは怖いですなぁ~。
こんなに縁のあるバンド同志、どうせなら、アメリカのXYZと日本のX.Y.Z→Aで一緒にツアーでもやるべきですな。。。