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東洋医学者への道

自分の鍼灸治療院を開業してからは、治療以外の日々を書いています!専門学校の入学時以来、勉学の日々をつづり始めて7年目。

台湾紀行 続1日目 (画像アップ)

2011年06月05日 | 趣味・美術・映画
台湾から帰国して早くも2週間が経ってしまいました。ブログは毎日更新してきたのに、優先順位が変わってしまったこの頃です。ジョギングも楽器の練習も長いブランクになりつつあるので、日常を変えなくてはなりません。一昨日、雨の合間に久々に走りました。3週間ぶりでした~。楽器はレッスンがないのをいいことに、触らない日々が続いていますが、毎日10分でも触るれるようにするには、「台湾紀行」を完結しないことにはね~

どこまで書いたかな。そうそう、地下鉄に乗って街に繰り出したところまででした。行き先は「龍山寺」。極彩色に彩られた建築で、台北最古の寺院だけあって圧巻です。お線香の煙がもくもくして、どうやら石をすり合わせ、床においてはまた戻すといった不思議な儀式のようなものを各自がしているのです。何かのお祈りのようでした。すごい、皆がお経のようなものを手本をみながら唱えているんです。日曜日なので何かの法要があったのでしょうか… 日本より信仰心が強いように思えました。色とりどりの花も日本のお寺とはずいぶん違いますね。










寺の東側には漢方薬草を専門に扱う「青草巷」と呼ばれる路地があり、新鮮な青汁を飲むことができるというので、それを目指して行ったのに、日曜日でお店は閉まっていました。がっかり。でも、その路地はなんだか怪しげだけど、面白そうだったなあ。





お寺を出て、近くをふらふらと歩いていたら、庶民的な屋台がずらりと並び、私の苦手な牡蠣が貝がらからはずされ、生のまま盛られています。怪しげな猪脚、排骨などの屋台がいかにも下町でした。スイーツも食べられましたが、ここで食べる勇気はなかったです。でもこんな風景は他の場所ではみられませんでした。初めて足を踏み入れた台湾の街角としては、なかなか面白いものでした。





何故か村上春樹の小説の広告が…


お寺の近くの商店街「西昌街夜市」の一角にある「進源書局」は風水や占いに関する専門書や医学書がある本屋さんをのぞきました。手のツボの本やら、「萬病回春」の原書があったのでゲット。



足裏マッサージのお店のおばさんに呼び込まれたところ、書店を探してるというと、目的の書店の前まで手を引っ張って連れて行ってくれました。目的を果たせたので、その後、洒落た店じゃないけれど、庶民が行く店を体験しようと、恐る恐る立ち寄りました。40分300元(900円)、洒落た店じゃないけれど足湯につかってる間、肩を揉んでくれて、ベットに移ると下肢をホットタオルで巻いて、温めてる間に足裏のマッサージ。痛いけれど悲鳴を上げるほどでもなかったのです。ホッと胸をなでおろしていたら、次はタオルをはずして、ふくらはぎをオイルマッサージ、こちらの方が痛い。ほんとに疲れた足が軽くなり快適!お客さんでベッドがうまっているなあと思っていたら、横たわっているのは仕事着を着た店のスタッフで、みんなでテレビを観ているんです。わ~、これは怪しい。でも、安くあがり、楽になったし、まっいいか。





次は龍山寺の地下鉄の駅にある占い街(占いブースが並んでいて、日本語OKと書いてある)に行って、手相を占ってもらいました。(もちろん、生年月日の分析あり)800元(2400円)也。日本語OKじゃなかったの?って思うような片言で、意思の疎通は難しい。いろいろと書いてくれた紙をもらって、ちょっと不満足だったけれど退散。
生年月日分析には「金」がいっぱいあるから、身に着けていたゴールドの指輪とブレスレットはダメ、「金」は身につけるなというのです。まあ、それを信じて、今後はシルバー派で行くとするか…。仕事はOKというので、まずまず。占い師は顔のほくろから白い髭が延びてた仙人のようなご老人でした。これも怪しげな経験。



その日の仕上げは「士林夜市」。そのためにお腹を空かせておいたのです。地下鉄を乗り継ぎ目的地へ。たくさんの人でにぎわっていて、明るいし、治安も悪くない。狭い道の路地のお店がどやどやして、面白い。雨なので、履き替え用の靴を一足270元(800円)で買い、品質はユニクロ並みだけど、オシャレなデザインのカーディガンやTシャツをゲット、どれも500円~1000円には見えない。(画像のよな露店では買わず、ちゃんとした店が前の店内で買いました~。このカーディガンは390元(1200円))







先ずそそられたのがプチトマトやイチゴに水あめを絡めた串。屋台のおばちゃんが苺の方が美味しいと言うので、いちごを一串買ったら、甘くておいしいけど、手がべちょべちょ。この串どこにすてたらいいの~。用意していたビニール袋に入れて、バッグにしまいました。





服を買ったお店(屋台じゃなくて、ちゃんと店を構えている)で、美味しい生煎包のお店を教えてもらって(日本語で…)行くと、その屋台には行列ができていて、1個10元(30円)の小ぶりの豚まん。熱々を立ち食いをしてあまりに美味しかったので、もう一度並んでもう一個買いました。でもまだ食べたいものがあったのでそれはお持ち帰り。
次に、台中に住む日本人に教えてもらった一人鍋に挑戦。海鮮鍋90元(270円)を注文。旅館でいただく一人鍋のように、しっかりと固形燃料で煮込みながら食べる。セルフサービスの冬瓜茶が美味しい。







1日目に地下鉄の乗り降りを体験し、何度も目にした中国語は「月台」。さて、何でしょう?プラットホームのことなんです。漢字を見てなんとなくわかるのだけど、「月台」はすぐには理解できませんでした~
それから、優先席は「博愛座」わからないでもないけれど、日本的ではないですよね。英語で「priority seat」と書いてある。やっぱり優先席の方がぴったりだと思うし。英語の方がわかりやすいような…



帰りも地下鉄のワンデイカードでホテルについたのは9時。休憩もせず、よく歩き続けました。


初めての台湾は面白くて、わくわく!

2011年05月16日 | 趣味・美術・映画
羽田空港から3時間のフライトで台湾の松山空港に到着。雨が降っている。天気予報では雨じゃなかったのに残念。台湾はいつもこんな天気らしい。
飛行機で隣り合った日本人(台湾在住の日本語教師の女性)に空港から地下鉄のチケットの買い方を教えてもらい、一緒に乗ったので、一人旅と言っても最初からスムーズなスタートです。
空港でも東京からの入国だと放射能検査をされたと聞いていたので、どうなのかと思ったら、松山空港はそんな検査もなしですんなり通れました。

雨が降っていて蒸し暑い。折りたたみ傘を持ってきたけど、ホテルでワンタッチ傘を貸してくれたのでラッキー!
地下鉄は梅田並みに混雑してるのに、整列乗車してる。びっくり。
バスと地下鉄乗り放題のワンデイカードが180元。一区間が20元(60円)だし、かなり安い。9回乗り降りしないと元が取れない。結局5回しか乗ってないけれど、乗り換えを何度もして遠くまで行ってるので1区間じゃないと思うし、何度も買う手間を考えたら安いものですよね。
チケットはエコで回収されます。

翌日の九份行きのバス停を確認し、時刻表をメモっておこうとバス停に行ったら、20分から30分おきだとかいてあるだけ。英語も日本語もわからない人がバス停を教えてくれた。ガサガサしてるけど、皆、親切。。チェックしてるうちにバスがきた。あー今日、行っておけば良かった。明日もこんな天気に違いないと思ったら、昨日よりしっかりとした雨。
台湾の人は、皆、親切なのです。そうは聞いていたけれど、皆が皆そうだとは思っていなかったので、面喰ってしまいました。片言の日本語はしゃべれても、英語はしゃべれないんですよね。

さて、そろそろ出かけなくちゃいけないので、写真と続きはまた。昨日半日で何日分もの経験を下感じです。台湾は香港より面白いかも~







マーラー交響曲第6番「悲劇的」、何とも興味深い!

2011年05月08日 | 趣味・美術・映画
今日は午前中に仕事をこなし、午後からは西宮芸術文化センターにかつてチェロパートに所属していたアマチュアオケのコンサート。30年近くになるのに、まだ知ってる名前が10人もいるんです。そのうちの一人からチケットをもらったので行って来ました。毎回、誘ってもらってるのに、何年振りだろう。
マーラーの第5番は何度も聞いたことがあるし、第1番「巨人」は演奏したこともあるけれど、第6番「悲劇的」は演奏を聴いたことがありませんでした。2楽章→3楽章が入れ替わって、3楽章→2楽章で演奏されることもあるとかで、今回はスケルツォ(急)→アンダンテ(緩)で演奏されました。
珍しい楽器カウベルやハンマーが入っているのですが、終楽章だけにたった3発のみ登場するハンマーは見ものです。(聴かせどころ?) 楽器のイメージを破壊するハンマーが振り下ろされ、fffの音が炸裂しました。いやいや、すごかった。
それを振り下ろしたパーカッションのメンバー、私の知る人でしたから尚更インパクトが強い。チェロパートの後ろで、いつも見下ろされていたコントラバスは4人健在。一緒に北京に演奏旅行に行った仲間です。懐かしい。
久々にアマチュアを超える素晴らしい音楽をいいホールで聴けて、ハッピーでした。
マーラー、やりたいなあ。

パウル・クレー展に続いて、美術展巡り

2011年05月01日 | 趣味・美術・映画
デパートのアートスペースで催されていた日本人の美術展を観て回りました。
現在も京都高島屋で開催中(5月5日まで)の「河井寛次郎展」に行ってきました。生誕120年を記念して、たくさんの作品が出展されていました。
自分でデザインしたという五条にある河井寛次郎記念館は、素敵な空間です。そこに所蔵されているものが多かったようです。
陶芸はもとより、木彫りや家具調度品、真鍮製のキセル、文筆や書などが展示されており、彼の多才さに驚かされ、個性的なぬくもり感のある独特な作品に惹かれました。

河井寛次郎展の前に開催されいてた「中川一政展」は没後20年の記念しての展覧会でした。彼も文章を書き、本の表紙の絵を描き、絵と文の両方の才能を花開かせるなんて素晴らしい。

えき美術館では「南桂子展」を鑑賞。生誕100年でした。特徴的な目と輪郭、髪型の女の子のモチーフをあらゆる作品に展開し、繊細なエッチングと落ち着いたトーンのカラーは素敵でした。彼女はパリでの生活の影響が現れているように思ったのですが…

この3つの展覧会をみて、ジャンルを超えて、私は南桂子展に惚れたかな~

雨の日には桜を!(写真アップしました~)

2011年04月15日 | 趣味・美術・映画
小雨とはいえ、ブラックレインの中を走るよりは、花見を兼ねてパウル・クレー展。
鴨川、岡崎の桜が見事で、クレーの絵が春らしく感じました。
近代美術館の階段室から見る桜がまた美しい!
仕事もしたし、美しいものもみたし、充実した一日でした。
走るのはいつでもできるけれど、桜の花は今しか見れませんから。
肝心の桜の写真は後ほどアップします。

神泉苑の桜


鴨川


岡崎












心斎橋のイタリアン「ジョバノット」でディナー!

2011年04月12日 | 趣味・美術・映画
数年前から行ってみたかったイタリアンに、シェフと親しい友達に連れられて行ってきました。
カウンター席とテーブル席があるのですが、テーブル席はグループならこじんまりといい感じの空間。オープンキッチンの見えるカウンターはシェフともお喋りができて楽しいのです。もちろんシェフとお喋りができるのは混みあい忙しくなるまでの間だけですが、カウンター席でお料理を満喫してきました。


いろんな種類のアミューズが順番に出てきて、白ワインに合う魚料理が次々に出てきます。








キングサーモンしか食べたことがないのに、いただいたのはダイアモンドサーモン。皮まで食べちゃいました。


花付きズッキーニの天ぷら…珍しい食材でしょう?私は初めていただいたのですが、美味しいんです。


パスタは大きなアサリのパスタでした。






クラブハリエのバームクーヘンを食べて育った豚のソテーは心なしかさっぱりしているような~


デザートの盛り合わせです。友達はパフェのように盛られた3種類のシャーベットをチョイスしていました。




美味しいものを心地の良い空間で、楽しい会話を交わしながら食べれるなんて、とても幸せ!
シェフにもいろんな人がいらっしゃるけど、とても気さくで茶目っ気たっぷりだから、友達も足繁く通うんだなと納得しちゃいました。
もう一度、絶対に行きたいお店です。


入学式には桜!

2011年04月09日 | 趣味・美術・映画
入学式には桜がないとしっくりこないですよね。
入学式までに散ってしまうのではないかと心配する年もありますが、今年は満開になってくれるかどうかが心配でした。
しっかり桜の花は咲いていましたが、雨でした。でも桜は咲いていたからいいか~

中学の入学式が親子で写真を一緒に撮ってくれる最後って感じで、傘をさして記念撮影。
でも、まだ一番下が高校、大学と入学式は続くのですね。
でも、一歩ずつ大人に近づいてくれてます。
電車賃はしっかり大人料金になってしまいました。

恒例の紅白まんじゅうは私の同級生の老舗のもの。やっぱり、制服は変わっても母校は懐かしいです。

桜は高いところに咲いていて、写真スポットには入りませんでした。

ソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』とコーエン兄弟の『トゥルー・グリット』

2011年04月04日 | 趣味・美術・映画
ソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』が週末に公開されたので、さっそく観てきました。『ロスト・イン・トランスレーション』は退屈で、トレンディーさが鼻につきましたが、『マリー・アントワネット』は軽快でカラフルで、歴史の重みを感じることを望まなければ、割と好きでした。
今回のはホテル生活という意味では、『ロスト・イン・トランスレーション』に似ています。やっぱり…と思うようなところも想定に入れて見ていましたが、自堕落に暮らしていた男が、家族のきずなを感じセンチメンタルになって終わりでした。想定内をちょっと上回ったかなといった感じです。
是非とも見たいというチョイスではなく、見ておかなくては話ができないという位置づけの作品です。
ロサンゼルスのホテルでの生活が繰り広げられ、ロスに住んでいた私としては、あっ、Sunset Blvd.だ~と、ワクワクしていたんですけどね。
「車で道を走ってる」というのが、目に焼きついて、エンジン音が耳に残っています。

1週間前は、アカデミー賞ノミネート作品『トゥルー・グリット』を観ました。監督に『ノーカントリー』のコーエン兄弟、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグという豪華タッグで映画化されています。少女が父親殺しの犯人を追う復讐劇で、利口で勇敢な少女と犯人捜しを依頼し動向した保安官との取引や行動が面白い。酔いどれ保安官にジェフ・ブリッジス、自己中な保安官にマット・デイモンが扮していて、これがまたいい。私はこちらの映画に一票!

桜を求めて、歩いたり走ったり!

2011年04月03日 | 趣味・美術・映画
天気のいい日に岡崎の疎水沿いの桜を求めて、美術館まで歩いて行ってきました。
京都市美術館で開催中の「女と陶芸 -坪井明日香と仲間展-」も観てきました。オブジェは洗練されていて美しい作品を堪能しました。「パウル・クレー」も見ようかと思ったのですが、桜が美しい頃にもう一度来ることにしました。

高瀬側沿いや鴨川沿いの桜は例年なら、一斉に咲いている頃なのに、蕾が膨らんでいるぐらいなのです。3年前の4月1日に関東から来た友達を円山公園や哲学の道を案内したときも、寒い日でしたが、咲き乱れていて、夜桜も美しかったのに…
でも、モクレンは美しく咲き誇っているし、もうそこまで春は来ています。

長野マラソンも中止になったり、寒さが戻ってきたりで、ハーフマラソン以来、10日間ほど走っていないことに気づきました。習慣が崩れると、ジョギングの服に着替えるのも億劫になり、これまでは時間を見つけて走っていたのに、あまり時間がないから今日はやめておこう…とか思い始めています。これはいけない!次のマラソンは早くて秋なので、忙しさにかまけて、というより悪魔のささやきが聞こえてきて、走らなくなってしまう。ということで、心を入れ替え、短い時間でもコンスタントに走ろうと… 冷泉家の桜は満開だという甘いささやきには負けました。(笑)
GPSを途中で中断させながら、御所の桃の花や、平安女学院の桜、冷泉家の桜を写真にとりながら走りました。同志社女子大は今日が入学式のようで、校旗が風にたなびいていました。
夕方は結構寒くて、桜の蕾が開かないのがわかったような気がしました。
明日も走ろう!

私の見た柴田勝家の家系図…

2011年03月31日 | 趣味・美術・映画
タイトルとは全く違うのですが、淀川国際マラソンの完走証が送られてきました。はがきで、完走証のうらに、住所氏名、タイム、順位が書かれていました。ハガキ大だとなんだか重みがないなあ…って感じです。

さて、NHK大河ドラマの「江~姫たちの戦国」で賤ヶ岳の戦いに負け、お市の方と死んでしまう柴田勝家の最後を見ると、祖母を思い出さずにはおれません。母方の祖母は箪笥にしまってあった柴田勝家の家系図と織田信長が勝家に書いた感謝状の写しを、大事そうに見せてくれました。
祖母の兄が柴田勝家14代目でした。今はその息子さんが15代目となっているのでしょうか。今は亡き祖母の結婚前の姓は柴田です。柴田家に行ったこともないのですが、勝家に縁があるんだとずっと思っていました。
私は家系図を実際に見たのですが、つい最近、ネットでチェックしてみたら、「私は柴田勝家の子孫です」と言う人がたくさんいらっしゃるのです。江戸時代に偽の家系図が氾濫したらしいいので、どれが本物かはわかりませんが、全国各地に14代目を名乗る人がいるのかと思うととても不思議です。
フィギュアの織田信成君も、全国各地にいる織田家の子孫の一人ということになるのかもしれませんね。
たとえ、信憑性が低いにしても、柴田勝家にシンパシーを感じるのは自然のことかなあと思います。もしも、戦国時代に生きていたら、姫様であれ、姫様に仕えるものであっても、気は休まらなかっただろうなあ… でも、今の日本は戦国時代も変わらないほどの動乱の時かもしれません。
それぞれ、自分なりに行きぬいてほしいと思います。

ベルリンの壁が開いた日にベルリンにいました。その時、ベルリンに住んでいたのです。人が死んだわけではなく、平和に満ちていたはずですが、私達にとっては動乱のようなものでした。
それを話し出したら、書きつくせませんので、またいつか~