東洋医学者への道

自分の鍼灸治療院を開業してからは、治療以外の日々を書いています!専門学校の入学時以来、勉学の日々をつづり始めて7年目。

台北のホテルライフ、台湾グッズ、そして雑感…

2011年06月15日 | 鍼灸・東洋医学
「台湾人生」という日本語教育を受けた日本語世代の5人の人生が描かれたドキュメンタリーのDVDを貸してもらって観ました。日本人が忘れ去ったものを持っている日本人以上の台湾の人々に感動しました。
親日家と一言でくくれない台湾の人々。きっと子孫に受け継がれているのでしょう。和昌茶荘の御主人は父から受け継いだとはっきりとおっしゃっていました。息子も日本語が喋れるようにしたいという、私が日本語で喋ったたった一人の台湾人の言葉に納得がいったのも、このDVDを観てからでした。私もドキュメンタリーの一部を経験したようなそんな気分です。
ホテルライフも書いておきたいと思いながら数日経ちました。でもやっぱり記録に残します。
今回のホテル選びのポイントは、交通至便、駅から近いこと。それと部屋でインターネット接続ができることでした。
シャングリラホテルなどは魅力的でしたが、結構、不便なところにあるんです。タクシーは安いしそれもOKだったのですが、公共の乗り物で街を回るというのも、一つの楽しみですものね~
南京東路の駅のすぐそばにあるLe Suiteで、ホテル内はどけでもWi-FiでOKでした。
スタイリッシュなデザインで、ロビーも部屋も素敵。










エレベーターにのるにもカードキーを入れないと動かないので安全です。
ロビーではお菓子とコーヒーなどがいつでもいただけるのです。休憩にホテルに戻ることがなかったので、寝る前にお茶をのみながらくつろげました。
夜バージョンはバーの様です






昼バージョン




もちろん、部屋にも茶器セットはありましたが、それもしっかりテイクアウトの食事をする時にいただきました。


生煎包です


テレビでは日本のドラマも中国語字幕で放映されていました。
菅野美穂主演の「ギルティー 悪魔と契約した女」は「魔女的復仇」、「ゲゲゲの女房」は「鬼太郎之妻」だったんですけど、さすが漢字ですね、意味が通じちゃうんですから。

台湾グッズの紹介です。
龍山寺での御守り。一つ25元(75円)です。息子たちのお土産はこれ。


ワンデーカードは案内所入りの立派なものでした。


占い師に占ってもらった時のもの


漢方薬局での筆談(こちらもメモ紙はピンク色)


次回の台湾旅行時はいつになるのでしょう。2013年に台中に伊東豊雄氏デザインのオペラハウスができたら、きっと行くでしょう。それまでにも鍼灸治療を学びに行けたらいいなと思っています。

台湾3日目 最終日は故宮博物院へ!

2011年06月14日 | 鍼灸・東洋医学
3日目の朝。快適なホテルライフで、何一つ不自由もなく、朝食は中華、アメリカンの両方がいただける暖かいバイキングに、さらにメニューから一品オーダーできます。ホテルでしっかりと点心を食べておこうと思う反面、朝を欲張ってたっぷり食べると、他にも食べたいものがあるときは困ってしまうので、ちょっと控えめにいただきました。さすが台湾、点心もお粥も美味しい。
オーダーできるメニューは、パンケーキを頼みました。
何といっても前日の朝食をデザートのフルーツやケーキまでたらふく食べたので、実はお昼にお腹が減らなかったのです。

前日のオーダーメニューはサーモンサラダのクレープ






オーダーしたパンケーキはタロイモクリームがはさんであって、これだけでボリュームがあるんです。




点心はランチに食べたかったなあ~


さて、故宮博物院でどれだけの時間を費やす(興味をそそられたら時間がかかってしまう、どれだけカットできるか)のかが読めなくて、朝食をさっさと済ませ、ホテルに荷物を預けて、タクシーで故宮博物院へ。街から外れたところにあるので、タクシーで20分ぐらいかかったでしょうか、200元(600円)でした。大きな博物館で、観光バスがとまり、団体さんもたくさんいました。陶磁器などはささっと見て(色彩豊かな陶磁器にはみとれました)、とても興味のあった「翠玉白菜」(翡翠の原石を用いて作られた白菜で、イナゴとキリギリスが刻まれているんです)と「肉形石」(リアルな豚肉の角切りさながらの石)をしっかり目に焼き付け、ミュージアムショップへ。どこの国の美術館でも、ショップでオリジナルグッズをお土産に選ぶのは楽しいものです。自分用にはデザインの一部を使ってあるコースター(治療室で使ってます~)とブレスレットを買いました。







ショップで楽しい時間を過ごした後は、再びタクシーでホテルに戻って空港へ向かわなくてはなりません。故宮博物院の案内所でタクシーを呼んでくれるのです。ホテルのフロントのごとく、行き先をスタッフがタクシーを呼ぶときに伝えてくれて、○分後に○番のタクシーが迎えに来るから、来たら乗るように言われ、博物館の前で待ってればいいのです。タクシーの色はどこのタクシー会社でも黄色で、どの車もナンバーが車体に書かれています。なんとも合理的なんでしょう。
どうしても「春水堂」でタピオカミルクティーを飲みたくて、ホテル前のビルに入っている春水堂へ行きました。飲み物メニューがずらりと並んでいるけれど、迷わずタピオカミルクティーを注文。とても美味しいと台中に住む日本人の女性に教えてもらっていたからなんです。
やはりカフェには日本語メニューも置いてありました。運ばれてきたミルクティーにはタピオカがたっぷり入っていて、甘いミルクティーに良く合います。タピオカはタイ料理のデザートに出てくるココナツミルクにが好きで、家でも作るので、これは作れるかもしれないと大満足。




ホテルから空港までは地下鉄で2駅なので、最後は地下鉄で移動して3日間の旅程を終えました。
そうそう、最後に空港で肉うどんで締めくくりでした。お昼を食べてなかったんですから~。午後4時50分の飛行機だったので、最後の日も出発までしっかりと充実した時間を過ごしました。


2泊3日はちょっとハードでしたが、かなりの満足度。
やり残したこと、食べ損ねたものはありますが、再び訪れるときのためにとっておくことにしましょう。
近いけど日本とは一味違うアジアンテイストを感じられた旅でした。




台湾2日目 台湾旅行で縁のあった人々!

2011年06月13日 | 鍼灸・東洋医学
地図では石段を下がったところにバス停があるようなので、さびれていく道を下がっていると、右手に猫の看板が。猫グッズのお店です。


猫大好き人間なので、引き寄せられるように中に入ると、Henry Leeさん(ディズニーアニメの美術指導をしていた人)の猫のデザインのグッズが並んでいます。アニメーションから石に猫を描く旅に出て、「Henry Cats」を
オープンしたとか。石の形に合わせてるので、どれもまるっこい猫なのです。招き猫のマグネット(治療室用)やら、タグ、マウスパッドなどいっぱい買っちゃいました。


そこのスタッフは若い女性が一人で、片言日本語で話していたのですが、彼女は英語が喋れたので、猫を通じていっぱい話してました。ハッと気づけばもう6時。九份にかれこれ3時間もいたことになります。雨なので夕暮れにも気づけないぐらい暗かったのですが、提灯に灯がともり九份らしさがあふれています。




彼女が6時に店を閉めるので、一緒に出てバス停まで連れて行ってあげると言うので、店仕舞を手伝い(笑)、階段を使わず、迷路のような道を抜け、あっという間にバス停についていました。あんなに高低差があるのに、とっても不思議です。バス停も停留所らしき標識もなく、もちろんタイムテーブルもありません。
そこに待ってる女性に何やら尋ねているなと思えば、「バスは今行ったとこなんだって…」とのこと。といいながら一緒に待ってくれていたら、まもなくバスが来て、発車するまで27歳Lynnは見送ってくれました。メルアドの交換をし、メールのやり取りはしていますが(もちろん英語)、また台湾に行くとにしても、彼女に会おうと思うと九份なんですよね。

さて、初めてのバス乗車体験です。乗車するときに前払いする場合は「上車収票」、後払いには「下車収票」と書いてあるのすが、このバスは上車収票だったので、お金を乗るとき払ったら、引き換えに改修されるチケットらしきものを渡されました。


降りる場所は終点だったので、必要はなかったのですが、降りるときに押すボタンのところには「下車鈴」と書いてあるボタンがありました。


1時間乗りましたが100元(300円)でした。タクシーでも1時間かかったから、安くて遅延しないのバスも捨てたもんじゃないですね。

九份を出たのが6時過ぎだったので、そごうのバスターミナルに着いたのは7時。もうあたりは真っ暗になっていました。台湾滞在中に、友達にメールで教えてもらった安くて美味しいお茶の買えるお店がそごうの近くだったので直行。「和昌茶荘」というお店で、オウムのいるお店と聞いていましたが、玄関のオウムは目印になりました。






和昌茶荘の店主は2代目で日本語がペラペラの人でした。お茶を色々試させてくれました。茶芸館では火鉢の上に置いてある鉄瓶でお湯を注ぎましたが、ここではガスコンロで100度に保ったままのお湯で入れてくれました。「凍頂烏龍茶」が一番いいウーロン茶だと思っていたのですが、「梨山茶」がとても美味しい高級茶で、それも何杯も飲ませてもらいました。




店主はホントにいい人で、職業を尋ねられ、鍼灸師で開業しているという話をしたら、店主の従弟が漢方医として開業していて、そこの診療所では鍼灸もやってるとのこと。施術を受けてみたいし(香港では鍼灸治療を受けました!)、見学もさせてほしいと言うと、従兄弟に紹介状を書いてくれました。今回はいけないけれど、次回きたら訪ねたいと思ってます。その漢方医も日本語、英語が喋れるそうです。さて、旅行記が完成したら、従弟の漢方医にさっそく手紙を書いてみましょう。
三代目になる10歳の長男と、店主のお母様(一代目)と家族で記念撮影。私もしっかり一緒に撮りました!




ここでもたっぷり一時間以上は腰を落ち着け、お茶腹になるくらい飲ませてもらって、楽しいトークをしていました。(もちろん日本語)
良く考えたら晩御飯を食べてなかったのです。でもそれほどお腹がすいてないので、そごうのフードコートでテイクアウトをすることにしました。排骨飯にワンタン麺のスープのセットにしたら、140元(420円)。ホテルに帰って食べましたが、ワンタン麺だけで満腹。
そごうのデパ地下が9時まで開いていたので助かりました。京都のデパ地下は8時までなので、遅くまで空いててよかった!






そうそう、地下鉄に一駅乗らなくてはならなかったことに気付いたのですが、ワンタン麺もこぼれないパックに入っていたの助かりました。
地下鉄のトークン売り場と、トークンです。1駅の運賃は20元(60円)。何て安いんでしょう~





これで2日目終了。午前中の漢方薬行で買ったもの、お茶などお土産がいっぱい増えてしまいました。さて、3日目を残すだけになりました。チェックアウトをして荷物を預けなくてはならないので、パッキングをしておかなくては。
これで、3段にわけた2日目も無事終了。次は3日目の日記にかかります。

台湾2日目午後、映画「悲情城市」の舞台、九份へ!

2011年06月11日 | 鍼灸・東洋医学
何といっても2泊3日なのだから、優先順位をつけなくてはならなかったので、どうしても行ってみたかった九份に行くことにしました。
九分はバスで片道1時間かかるので、バスターミナルまで地下鉄で移動して、タイムテーブルのないバスを待っている時間はないので、ホテルでタクシーの予約をしてもらって、メーターを使わずで金額も交渉して片道だけタクシーで行くことにしました。往復割引ありの金額を提示されましたが、バスにも乗ってみたかったので片道だけ。どうやらハイウエーを通っているようでしたが、どしゃぶりだったのもあり、タクシーを使っても1時間かかりました。九份の観光入り口まで連れて行ってもらえたので、濡れずにアーケードに入れましたが、アーケードの中も傘を使わなくてはいけないような状態。こんな悪天候なのに、人はたくさんいるのです。


お土産屋さんや屋台が軒を並べる京都の錦市場のようなところですが、昔ながらの風情もたっぷりと感じられて、魅力的な商店街でした。




たこやきのような食べ物があると聞いていましたが、このことか…
買ってみました。ホテルに持ち帰って食べましたが、なんてことはなく、日本のマネをしているだけな感じ。






なんだかよくわからない食べ物です。クレープのようなお好み焼きのようなあ…


臭豆腐だけは、台湾でしか食べれないとわかっていながら、拒絶反応を示してしまいました。名のごとく置いてあるだけで臭いんです。


猪の肉とはいえ、あまりにもリアルな看板。これもちょっと遠慮。


そこではお土産に鳳梨酥、ハーブティーをいっぱい買いこみました。
私は観光地としての九分ではなく、ホウ・シャオシェン監督、トニー・レオン主演の1989年の台湾映画「悲情城市 A city of Sadness」のロケ地となった九分、それもロケをしていたという茶芸館でお茶を飲むことが目的だったのですが、この錦市場の様な商店街も興味津々。





基山街の突き当たりに観景台(展望台)があるのに、不気味なくらい真っ白で何も見えません。白いモヤが雲のように動いているのが見えるのです。あのモヤが郷愁を誘いますが、天気が良ければ港と海が見えるんだそうです。一寸先も見えませんでした。




日本人を見つけて、素敵なお店もなかったのですが、一人旅だと記録が残らないので、階段で写真を撮ってもらいました。


基山街と直角に交わっている狭い石段の道を下がっていくと、目的地の「阿妹茶楼」を発見。石畳の階段から上がった二階に入り口があり、店の中からは海が見渡せるはずなのに、案の定、何にも見えませんでした。






ここで映画の撮影があったはずなんですが、やはり全然風情が違います。
きいてみたんですが、もうだいぶ前の話だと言われてしまいました。そうですよね20年も前の映画ですから。トニー・レオンが聾唖者の役をしていたのは、彼は広東語しか喋れないのでその役になったとか。中国語の違いなんて全くわかりません。
「悲情城市」の映画よりも、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の舞台もこの石段の街で、このお店がイメージだったらしく、宮崎駿監督が座った席はここで、その当時の新聞記事が飾ってありました。だから、映画「悲情城市」が忘れられるのも無理はないか…

茶芸館にきたからにはお茶をいただこうと、メニューを見たらかわいくない値段。お湯代が100元(300円)、茶葉が600~700元(1800円~2100円)
ひとつのテーブルだと複数いても同じ金額です。いずれにしても、素敵なケースに入れて残った茶葉は持って帰るように茶箱に入れてくれるのですが、お一人様はいい客ですよね。








お茶受けに梅干しがついているのですが、お菓子も食べたくなり、タロイモのお菓子も頼みました。お茶は100度の熱い湯で入れるため、火鉢にかけたままのお湯を使います。小さな茶器でのお茶の入れ方を習い、二杯目からは自分で注ぎながらお茶を楽しみました。




宮崎駿さんが座ったという席にて

茶芸館を後にして、さらに階段を下ります。白いもやに階段と提灯が美しく生えて、郷愁を誘います。










バス停に向かってさらに階段を下がり、足を止めるお店に遭遇してしまいました。続きは次のブログで~


台湾2日目、迪化街に漢方薬の買いだし!

2011年06月06日 | 鍼灸・東洋医学
朝から雨。第一日目よりひどい天気でしたが、朝はタクシーで薬局の並ぶ迪化街へ繰り出しました。タクシーで15分ほど140元(420円)、タクシーのガラス窓から街並みも楽しめません。


迪化街は赤レンガの建物が建ち並び、バロック風の看板建築ともいわれる商店建築群がありました。続くアーケードは台湾式アーケードで「亭仔脚」というらしいのですがシンプル!なんだかはげ落ちていてレトロを通りこしてシャビーでした。プラハのアーケードの方がデコラティブで素敵でした。アーケードを見て歩くのも面白い!






薬屋さんばかり並んでいる通りと、食材屋さんと薬屋さんが交互に並んでいる通りがあり、プラスチックケースの漢方薬が棚に並んだ薬局「藥行(ヤオハン)」に入りました。






日本語も英語も通じず、筆談で薬効や服用の仕方を聞き購入。日本にも売っているのもありましたが、試しに購入。他には日本では手に入らない(私は見たことがない)豚の胎盤の「紫荷車(しかしゃ)」(西洋薬では錠剤になったプラセンタ)、ロバの皮を煮て作った「阿膠(あきょう)」を自分用に購入。コラーゲンだけでなく、効く症状があるのです~。
ツムラの漢方薬のような顆粒ではなくて、太田胃散のように粉末なので、専用の匙で2匙飲むのに一苦労。匂いが独特だし、口にへばりつきそうになりながら飲んでます。(毎日じゃなくて、気が向いたら…)



エキスになった漢方薬のほかに、乾燥ニンジンや茸類や生薬がワゴンにむき出しで乗っています。セットになったものもあり、これを煎じて飲むのかなあと、質問したくても言葉が通じなければ要領を得ません。筆談でも声に出さないので、紙に向かっての押し問答で不思議な感じでした。今度来るなら質問票を中国語で書いてこよう。四声があるので、発音することは至難の業ですから~








次は、食品と薬品を扱うお店がどやどやとひしめきあった通りをうろうろしてみました。からすみやナマコの干物が山積みにされた店があるかと思うと、ショウウインドウに燕の巣や、乾燥アワビが見られます。






私が探していた食品と薬品の間のどちらともいえない菊花を扱ってる店を発見。身振り手振りで、量り売りで買いました。京都の中国物産店で買った菊花はしわしわ(お湯で戻すと綺麗に開きましたが)だったのに、こちらの菊花は乾燥とは思えないぐらい綺麗。





左端が菊花

四物湯、買えばよかった~

看板建築を見ながら歩いていると、気功や中医の診療所などを見つけ、昼休み中の診療所をガラス越しに覗いてみました。漢方薬の陶器の瓶が並んでいて面白そう。台湾で一度生活してみたいなあと思うのでした。(アメリカ、イギリスには住んだことがあるのだけど、アジアで生活を体験してみたいと思うのは家族の中では私だけ~)






雨は相変わらず降り続いているのだけれど、アーケードがあるので目的地のスイートショップ「古早味豆花」へ。地図では近そうだけれど結構距離があり、歩くこと20分。プリンのような豆腐のデザート。日本語メニューもありました。冷たいのと暖かいのがあったのですが、雨降りだと暖かいものを食べたい気分。台湾ではフルーツのかき氷が有名ですが、かき氷は好きじゃないし、マンゴーには1週間早かったようで、あっさりとパス。豆花はトッピングを選べるのですが、タロイモとかミックスの団子をチョイス。見た目は魅力的じゃない… 味はあんまりしない。日本のあんみつの方が美味しいと、京都の甘味屋さんに思いを寄せるのでした。








ランチタイム!西華飯店「怡園」で一人でもいただける飲茶のランチセット950元(2800円)を私流グルメで食べに行く予定だったのに、タロイモ団子で残念なことにお腹いっぱい。急遽、予定を変更してタクシーで小籠包で鼎泰豊に並ぶという京鼎楼へ。タクシーの運転手には地図をそのまま渡して行ってもらいました。「そんな店ようしらん」ってん感じでした。通り過ぎそうなどこにありそうなお店で、殺風景な地下に案内されました。ガイドブックには地元客や在台日本人に人気の高い店と書かれていたのに、ガイドブックを片手にした日本人だらけ。がっかり。変わり小籠包もありましたが、普通のを頼みました。美味しい!10個完食!もうお腹はいっぱいでした。







タクシーの中から見たER


Famili Martで十分通じるのに「全家」なんて書いてある~

これで、ひとまず午前は終了。タクシーでホテルまで戻り、午後の部へ~


台湾紀行 続1日目 (画像アップ)

2011年06月05日 | 趣味・美術・映画
台湾から帰国して早くも2週間が経ってしまいました。ブログは毎日更新してきたのに、優先順位が変わってしまったこの頃です。ジョギングも楽器の練習も長いブランクになりつつあるので、日常を変えなくてはなりません。一昨日、雨の合間に久々に走りました。3週間ぶりでした~。楽器はレッスンがないのをいいことに、触らない日々が続いていますが、毎日10分でも触るれるようにするには、「台湾紀行」を完結しないことにはね~

どこまで書いたかな。そうそう、地下鉄に乗って街に繰り出したところまででした。行き先は「龍山寺」。極彩色に彩られた建築で、台北最古の寺院だけあって圧巻です。お線香の煙がもくもくして、どうやら石をすり合わせ、床においてはまた戻すといった不思議な儀式のようなものを各自がしているのです。何かのお祈りのようでした。すごい、皆がお経のようなものを手本をみながら唱えているんです。日曜日なので何かの法要があったのでしょうか… 日本より信仰心が強いように思えました。色とりどりの花も日本のお寺とはずいぶん違いますね。










寺の東側には漢方薬草を専門に扱う「青草巷」と呼ばれる路地があり、新鮮な青汁を飲むことができるというので、それを目指して行ったのに、日曜日でお店は閉まっていました。がっかり。でも、その路地はなんだか怪しげだけど、面白そうだったなあ。





お寺を出て、近くをふらふらと歩いていたら、庶民的な屋台がずらりと並び、私の苦手な牡蠣が貝がらからはずされ、生のまま盛られています。怪しげな猪脚、排骨などの屋台がいかにも下町でした。スイーツも食べられましたが、ここで食べる勇気はなかったです。でもこんな風景は他の場所ではみられませんでした。初めて足を踏み入れた台湾の街角としては、なかなか面白いものでした。





何故か村上春樹の小説の広告が…


お寺の近くの商店街「西昌街夜市」の一角にある「進源書局」は風水や占いに関する専門書や医学書がある本屋さんをのぞきました。手のツボの本やら、「萬病回春」の原書があったのでゲット。



足裏マッサージのお店のおばさんに呼び込まれたところ、書店を探してるというと、目的の書店の前まで手を引っ張って連れて行ってくれました。目的を果たせたので、その後、洒落た店じゃないけれど、庶民が行く店を体験しようと、恐る恐る立ち寄りました。40分300元(900円)、洒落た店じゃないけれど足湯につかってる間、肩を揉んでくれて、ベットに移ると下肢をホットタオルで巻いて、温めてる間に足裏のマッサージ。痛いけれど悲鳴を上げるほどでもなかったのです。ホッと胸をなでおろしていたら、次はタオルをはずして、ふくらはぎをオイルマッサージ、こちらの方が痛い。ほんとに疲れた足が軽くなり快適!お客さんでベッドがうまっているなあと思っていたら、横たわっているのは仕事着を着た店のスタッフで、みんなでテレビを観ているんです。わ~、これは怪しい。でも、安くあがり、楽になったし、まっいいか。





次は龍山寺の地下鉄の駅にある占い街(占いブースが並んでいて、日本語OKと書いてある)に行って、手相を占ってもらいました。(もちろん、生年月日の分析あり)800元(2400円)也。日本語OKじゃなかったの?って思うような片言で、意思の疎通は難しい。いろいろと書いてくれた紙をもらって、ちょっと不満足だったけれど退散。
生年月日分析には「金」がいっぱいあるから、身に着けていたゴールドの指輪とブレスレットはダメ、「金」は身につけるなというのです。まあ、それを信じて、今後はシルバー派で行くとするか…。仕事はOKというので、まずまず。占い師は顔のほくろから白い髭が延びてた仙人のようなご老人でした。これも怪しげな経験。



その日の仕上げは「士林夜市」。そのためにお腹を空かせておいたのです。地下鉄を乗り継ぎ目的地へ。たくさんの人でにぎわっていて、明るいし、治安も悪くない。狭い道の路地のお店がどやどやして、面白い。雨なので、履き替え用の靴を一足270元(800円)で買い、品質はユニクロ並みだけど、オシャレなデザインのカーディガンやTシャツをゲット、どれも500円~1000円には見えない。(画像のよな露店では買わず、ちゃんとした店が前の店内で買いました~。このカーディガンは390元(1200円))







先ずそそられたのがプチトマトやイチゴに水あめを絡めた串。屋台のおばちゃんが苺の方が美味しいと言うので、いちごを一串買ったら、甘くておいしいけど、手がべちょべちょ。この串どこにすてたらいいの~。用意していたビニール袋に入れて、バッグにしまいました。





服を買ったお店(屋台じゃなくて、ちゃんと店を構えている)で、美味しい生煎包のお店を教えてもらって(日本語で…)行くと、その屋台には行列ができていて、1個10元(30円)の小ぶりの豚まん。熱々を立ち食いをしてあまりに美味しかったので、もう一度並んでもう一個買いました。でもまだ食べたいものがあったのでそれはお持ち帰り。
次に、台中に住む日本人に教えてもらった一人鍋に挑戦。海鮮鍋90元(270円)を注文。旅館でいただく一人鍋のように、しっかりと固形燃料で煮込みながら食べる。セルフサービスの冬瓜茶が美味しい。







1日目に地下鉄の乗り降りを体験し、何度も目にした中国語は「月台」。さて、何でしょう?プラットホームのことなんです。漢字を見てなんとなくわかるのだけど、「月台」はすぐには理解できませんでした~
それから、優先席は「博愛座」わからないでもないけれど、日本的ではないですよね。英語で「priority seat」と書いてある。やっぱり優先席の方がぴったりだと思うし。英語の方がわかりやすいような…



帰りも地下鉄のワンデイカードでホテルについたのは9時。休憩もせず、よく歩き続けました。