東洋医学者への道

自分の鍼灸治療院を開業してからは、治療以外の日々を書いています!専門学校の入学時以来、勉学の日々をつづり始めて7年目。

6月30日、水無月を食べた?

2007年06月30日 | Weblog
6月30日(土)

6月30日は京都では水無月を食べる日です。1年のちょうど折り返しにあたるこの日に、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われます。3~4年前、メルマガを書いていた頃に、夏越祓の「茅の輪くぐり」をしに松尾大社まで行ったのを思い出した。こういった神事にはまた出かけたいものだ。
この「夏越祓」に用いられるのが、和菓子の「水無月」である。水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表しているらしい。神社にお参りにはいかなくても、水無月は毎年食べる。今年は抹茶の水無月を食べた。
朝から学校行事でお仕事をし、休日が終わってしまった。いまだに手を抜けないのが学校関係の母としての役目である。忙しい時に限って重なるものだ。さて、明日は一日、ねじりハチマキでもして、がんばろう!

日本の医学史は興味深い

2007年06月29日 | Weblog
6月29日(金)

中国史の方は、歴史も名前もよく分らないと思いながら聞いていたが、日本の歴史となると傾聴していた。
奈良の唐招提寺で知られる鑑真和上は何度も日本への渡航を試み、754年に来朝し日本で戒律を確立させたのは知っていたが、医学史上では、医学知識を伝授した人でもある。
平安時代になり、鍼博士、丹波康頼により現在最古の医書「医心方」が編纂され奏進された。(984年)丹波康頼は著名な人物であるが、丹波哲郎の祖先でもあるという余談が耳に残った。
鎌倉時代、1214年、栄西により「喫茶養生記」が表される。茶の効能を述べている。茶の香りはいいのだ。茶の手さばき加減が重要であるのが、鍼の手技の雀啄の加減と同じらしい。茶道は好きだ!鍼も茶道と同じと思って望めば、腕が上がるかもしれない。そう言えば、径絡学会で鍼は無心で刺すと言っておられた先生を思い出した。
医学知識を伝えたという鑑真の建立した唐招提寺や、東大寺の戒壇院に詣でたくなった。

血圧を測定するの、苦手…

2007年06月28日 | Weblog
6月28日(木)

今日は、再度、血圧についての勉強。最近は家庭用の自動血圧計があるが、医療の現場では水銀血圧計を使っている。実習時に血圧計での測定をしたが、今日は再度挑戦。マンシェットを巻き聴診器を当てる。減圧し、聴診器でコロトコフ音を聞くのだが、音が聞こえ始めた点が最高血圧で、音が完全に消失した点が最低血圧なのだが、どうも聴診器を聞くのが苦手だ。難聴?いやそんなはずはない。自分の腕で何度か試しているうちに、加圧で締め付けられた上腕が痛くなってきた。これは体によくない練習だ。さすがに、看護士だったクラスメートたちは慣れている。なんでも慣れなのだ。血圧って、全ての患者さんのをはかる訳じゃなくて、血圧が高いかもしれないとか、体調の悪そうな人のを計るのだろう。そうなると、正確さは一層求められる。修行が必要!

ファゴットでオーケストラ・デビュー?

2007年06月27日 | Weblog
6月27日(水)

『関係法規』の発表原稿を無事提出。早く書き上げていたが、案の定、前日になって書き直した。提出後ですら、読み返すと訂正追加をしたくなる。私の場合、何度書き直しても五十歩百歩なのに… 発表は来週だ。
 さて、勉強の合間に、楽しい話題もある。オーケストラを作ろうという話が持ち上がっていて、設立準備中である。楽器の弾ける(吹ける)仲間と大学の学生でやりたいという初心者を集めた。人員を配置していると、管楽器が足らない。ということで、人員の足らないところはエキストラで補えばいいのだが、ファゴットとオーボエは空席である。ということで、オーケストラ設立準備室としては、楽器と人を用意しなければならない。私がファゴットを宛てがわれることになった。チェロを再び弾けると喜んでいたが、チェロは人気がある。フルートなら吹いてもいいよ~なんて、吹けもしないのに思っていたら、フルートもメンバーはいる。まっ、ファゴットはチェロと同じ音域で音も好きだし、楽譜もチェロと同じヘ音記号だし、やってもいいか…と思っているうちに楽器を手配してしまわれた。オーケストラが解散したとしても、他のオーケストラにファゴットで参加させてもらお~っと!

経穴は導電性が高い!いったい良導絡って何?

2007年06月26日 | Weblog
6月26日(火)

ヒトの皮膚に弱い電流を流した時に、どこにでも同じように電気は流れず、皮膚の電気抵抗が場所によって異なっている。経穴は導電性が高い(皮膚の通電抵抗が減弱している)という特性を持っているということだ。
国家試験で頻出の『中谷義男雄(医博)』は1950年に「皮膚の伝導性と自律神経と経穴の相関についての理論」を発表し、以後京都大学において研究を続け、「良導絡理論」と「良導絡自律神経調整療法」の診断・治療体系を創立した人である。中谷は皮膚上の導電性の高い点、すなわち良導点は「局所に交感神経の興奮している場所である」という一つの解釈を示し、良導絡チャートを作ったのだ。そのチャートより良導絡症候群表をチェックできる。来週はそれよりわかった症状に刺鍼し、施術後にもう一度測定し、良導絡チャートで効果を確認するそうだ。どうやら、私の良導絡症候群によると、上腕の痛み、発汗異常、腰痛ならだるくて重い、眼精疲労などが出ていた。まったく占いのような表なのだが…

顔に刺鍼!

2007年06月25日 | Weblog
6月25日(月)

実習は「顔面神経麻痺」の評価法を10種類の顔面運動(片目つぶり、口笛、額のしわ寄せ等)を評価し、効果のある経穴に刺鍼。顔面は初めてなので、患者モデルよりも、刺す方が緊張した。顔面といっても、浅く刺すが、患側と健側の両方を使うので、3穴×2である。耳の後ろにある翳風(えいふう)、頬骨沿いにある下関(げかん)、目尻と眉の端っこの中間点の外側の陥凹にある太陽(たいよう)。顔面といえども、ちっとも痛くない。耳の裏は鍼を刺し難いが、美容に鍼というのも分るような気がした。

医療訴訟の発表原稿、終了

2007年06月24日 | Weblog
6月24日(日)

『関係法規』の発表は7月4日、発表一週間前に先生に原稿を提出しなければならない。「医療訴訟の事例」か、「バーチャル鍼灸院」といって、開業するにあたりコンセプトや平面図、広告内容をプレゼン発表する。プランは似たりよったりするのがいやなので、法律違反の事例を挙げ、事件の概要と考察をまとめた。やれやれ、やっと一つ片が付いた。ホッ

禁欲してないかも…

2007年06月23日 | Weblog
6月23日(土)

今朝は小学校の土曜参観に出かけた。昔は6月の父の日の前後の週に、父親参観という名の参観日があったが、最近は両親で来る人も多い。我が家は参観日に参加できる日が少ない母親が代表して行くことにしている。1時間目だけが参観で、その後は子供は午前中授業、親は教育講演を聴くことになっている。私はそれをパスして、近くのパン屋さん「ブーランジェリー・レトランジェ」でイートイン。そのパン屋さんは近いからという理由で選んだのではない。パン屋さんには拘りを持っているので、祇園のサバティーニに出しているパンのお店で、天然酵母パンがおいしいと聞くと行かずにはおれない。確かに美味しいし、コーヒーやジュースの拘りがいい。コーヒーはブルーマウンテンだし、オレンジジュースもブラッドオレンジジュースである、どちらも350円というのはうれしい。大徳寺の近くなので、大徳寺の僧侶も来られるとか。アメリカ人の26才の僧侶の話を聞いたのだが、雨の日は庭の掃除をしなくていいということになっているので、朝早く起きなくていいと喜んでいるそうだ。話し好きのマスターと会話をするのもなかなか面白い。
参観では社会科の町探検のグループ発表だった。「紫式部の墓」が学校の近くにあるということを初めて知った。一度行ってみたいなあと思いながら聞いていた。紫式部のお墓の場所は…と調べていたら、北大路堀川下がる西側にあった。パン屋さんは北大路堀川から西に5軒行ったところだった。足を伸ばせば行けたのにな。今度は個人懇談の頃、両方行ってみよう!
さて、今夜は勉強。


雨の日なので、夏至と言われても…

2007年06月22日 | Weblog
6月22日(金)

今日が夏至とはすっかり忘れていた。何と言っても京都は朝から雨降りで、一日中降り続いた。夏至は昼間が一番長い日というが、雨だと一日中うす暗く、夕闇が長かったように感じた。
雨が降ろうが、友達は神戸から京都にやって来た。ディナーはイケメンシェフのイタリアン。ランチしか行ったことがないので、ディナーが楽しみだった。前菜のボリュームは凄い。パスタはイカスミにイカとウニのパスタと手打ちのパスタのマスカルポーネソースの2点出てきて満足した。今日もやはり、入店しようと思うと「今日は予約で満席になっております」とあり、外からみると店の中の電気しか照らし出されていない。閉店かと思って通り過ぎそうになった。夏至から七夕までの二週間は禁欲生活に入る予定だ。次の楽しみは東京に先駆け7月14日から始まるフィラデルフィア美術館展!


安眠のツボは足裏に…

2007年06月21日 | Weblog
6月21日(木)

『老年医学』の授業はまったく面白くない。専門の先生ではなく、鍼灸大学の大学院生による授業なのだが、高齢者とは全く関係ないというか、高齢者ならではというものではない。「ツボ治療法」というのを習ったが、ツボへのマッサージの仕方や肘でのマッサージというのは練習する価値がありそうだ。一つ試したい特効穴をならった。『失眠』というツボで、踵の真ん中にある。外くるぶしと内くるぶしを真下におろして、踵で一致するところだ。血行の流れがよくなるらしいというので、さっそく試してみよう。