カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

・常磐自動車道

2015年03月27日 | ☆東日本大震災  

 今回は、茨城遠征から仙台に帰るときの話です。


 常磐自動車道・谷和原やわらICへ入る直前に、ガソリンを入れました。
 天気はいいし、体調もいいし、まあ、順風満帆じゅんぷうまんぱんです。


 常磐自動車道・中郷SAに寄りました。久しぶりですね。
 ここは、野口雨情の歌碑があったりして、なかなか楽しいところなんですけど、その話は割愛したいと思います。ネタに困ったら、やるかもしれません。


 今回の記事のテーマ(その1)は、グーグルマップです。
 なにしろカエサルは天才的な方向音痴ですから、ほんの数km先にあるはずのところに1時間かかっても行けないなどということがあったわけです。でも、半年ほど前からスマホをナビがわりに使うようになって、たいていのところには行けるという自信がついてきたわけですよ。今回の茨城遠征を考えたのも、スマホ(グーグルマップ)があればこそのものだったわけです。
 今年の3月1日に常磐自動車道が全線開通したということは聞いていました。せっかくだから、使ってみようと思いました。でも、スマホのグーグルマップでは常磐道を使うというコースが表示されません。PCのグーグルマップで常磐道を指定しても、その周辺の一般道をジグザグに走るコースが示されてしまいます。
 まさか、天下のグーグルが常磐道全線開通という情報を取り入れていないはずはないし、一体、これは何なんだと思ったのですが、方向音痴の気の弱さで、グーグルマップに逆らうことはできず、東北道→(郡山JCT)→磐越道→(いわきJCT)→常磐道というコースで茨城へ向かうことになりました。
 でも、帰りは、磐越道・東北道を使わずに、常磐道を使ってやろうと思っていたわけです。

 中郷SAを出た後、いわきJCTで磐越道に入れというグーグルの指示を無視、常磐道を直進しました。
 グーグルは、その時点では、「しばらくは道なりです」などと対応してくれました。でも、次のICが近づいて来ると、そこで下りろと指示してきます。そういうことが二度三度と繰り返されました。もちろん、無視して、直進しました。
 広野ICを過ぎたあたりからでしょうか。グーグルは、常磐道のことを認識しなくなりました。一般道にいると思っているみたいで、右折しろだの、左折しろだのと言ってきます。はっきり言って、メチャクチャです。


 ならはPAです。
 広野IC~常磐富岡ICの間にあるPAです。この区間は、震災のために通行止めとなり、昨年の2月から再開通したところですね。PAは、今年3月1日からの営業開始です。3年後には、スマートインターチェンジの営業も始まるそうです。

 走行中の写真はないので、ここで、常磐道(いわき中央IC以北)の走り心地について書いておきたいと思います。今回の記事のテーマ(その2)ということになります。
 いわき中央ICを過ぎると、片側1車線になり、制限速度は70km/hになりました。ときどき「追越車線」がありましたけど、短くて、カエサルの運転技術では1台ずつしか抜けませんでした。でも、交通量が少なかったということもあって、前後の車との関係で困ったという思いをすることはほとんどありませんでした。
 困ったのは、横風ですね。この日が特に強かったのか、いつも強いのかはわかりませんが、いつもだとしたら、かなり厄介ですね。風がやんだときだと思うのですが、走っている方向がグニャリと変わってしまうのですよ。片側1車線だったし、ちょっと怖かったです。
 東北道と比べると、道がまっすぐだという気がしました。上り下りもほとんどないし、トンネルを通ったという記憶もほとんどありません。そうした点では、かなり走りやすかったと思います。

 ついでなので、走行距離を比べてみたいと思います。
 (いわき勿来IC)→常磐道→(いわきJCT)→磐越道→(郡山JCT)→東北道→(仙台南IC)・・・・・・181.3km。
 (いわき勿来IC)→常磐道→(亘理IC)→仙台東道路→(若林JCT)→仙台南道路→(山田IC)・・・・・149.2km。
 磐越道・東北道を使わない方が30km以上も短いということになります。


 南相馬鹿島SAです。
 南相馬IC~相馬ICの間にあるSAです。今年2月21日の営業開始なんだそうです。「南相馬鹿島SA」という看板の出ている写真を撮ろうと思って、この建物を一周してみたのだけど、見あたりませんでした。


 「セデッテかしま」というのが食堂とかの施設になると思うんですけど、まだ工事中でした。4月末の営業開始ということになるみたいです。
 前の写真の建物は、基本的にはトイレしかありませんでした。


 基本的にはトイレしかない建物の前に出ていた掲示です。
 今回の記事のテーマ(その3)ということになります。


 基本的にはトイレしかない建物の中にあった掲示です。
 それぞれの空間線量率の標示は、走行中にも見ることができました。ほぼこのままの数値だったと思います。3.0μSv/h、5.4μSv/hなどというのを見ると、あらためて、東京電力の起こした事故の大きさを感じずにはいられませんでした。
 全国では、福島でもほとんどの地域では 0.05μSv/h以下ですからね。およそ100倍ということになります。

 こうしたレベルの放射線が人体に及ぼす影響については、さまざまな憶測がされています。結局のところ、「わからない」ということになると思います。人体に影響を及ぼす可能性もあるし、及ぼさない可能性もある。
 そうした状況をどう考えるかについては、個々の人間の知性と理性に委ねられることになります。しかし、現状は、感性に基づいた発言や政治的な立場からの発言が繰り返されるばかりです。何とかならないものでしょうか。


 このSAでは昼食をとるつもりでいたのですけど、それができないとなれば帰るしかありません。ちょっと残念だったと思ったところで、ガソリンを入れてみようかと思いました。
 ガソリンは高速に乗る前に入れたばかりだったので、帰宅までは十分に間に合うはずなのだけど、その数日後にはまた入れなければならないことになります。せっかくだから、ここで入れてみようと思ったわけです。


 セルフ式のガソリンスタンドです。
 ガソリンを入れ終えたところに店員さんが来て、お茶をくれました。なんか、うれしかったですね。
 「いつから営業してるんですか?」などという話もさせてもらいました。「また利用させてもらいます」みたいな、月並みな会話をしただけなんですけど、常磐自動車道の全線開通に関わったさまざまな人たちの思いがチラリと伝わってきたような気がしました。


 帰宅なう。
 途中で3回も休憩をとったわけですけど、走行距離が短かったこと、SAで食事をしなかったこと、体調がよかったことなどなどがあって、往路より1時間も早く着くことができました。いろんなことを考えながら走っていたので、退屈したり、眠くなったりということもありませんでした。
 これから、茨城~千葉に遠征するときは、仙台南道路~仙台東道路~常磐自動車道だな・・・などと思っているところです。


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