カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

・茨城県自然博物館(6)マンモスが渡った橋

2015年03月26日 | ★宮城県外の風景 

 茨城県自然博物館シリーズの6回目、最終回です。




 第8展示室では、企画展「マンモスの渡った橋」が行われていました。
 現在のベーリング海峡は、氷河期には陸地で「ベーリング地峡」「ベーリング陸橋」「ベーリンジア」などと呼ばれているそうです。ここを渡って、さまざまな動物たちがユーラシア大陸(シベリア)と北米大陸(アラスカ)の間を行き来したのだそうです。
 ・・・といったようなことは、この記事を書きながら調べました。当然、このときの展示にはそういう説明があったんだろうと思うのですが、そういうのを読んでいる余裕がなかったわけです。


 ベーリングを渡った動物たちだそうです。


 タイリクオオカミです。
 第3展示室のところにもオオカミがいたので、タイリクオオカミであろうと書いてしまったわけですが、あっちは「オオカミ」、こっちは「タイリクオオカミ」という表示です。
 ついでなので、もう一回書いておきますけど、この「タイリクオオカミ」の家畜化したものが「イヌ」です。学名は、どちらも、「Canis lupus」です。


 サーベルタイガーの骨格標本。
 第2展示室に続いての再登場ということになります。
 次の写真の一番左にいるのもサーベルタイガーなんですけど、骨格標本の方が迫力があると思いました。


 左から、サーベルタイガー、メガテリウム(オオナマケモノ)、ダイアウルフなんですけど、何と言っても、メガテリウムがすごいですね。


 メガテリウムです。
 全長6~8メートル、体重3トン。2本足で立ち上がり、かぎ爪のついた前足で巨木の枝を引き寄せ、長い舌で葉をしごいて食べていたんだそうです。


 骨格標本でも、メガテリウムは迫力です。
 恐竜に比べれば小さいわけですけど、考えてみると、恐竜はでかすぎるという気もします。このメガテリウムくらいだと、いかにも「でかい」という感じがするんですね。非常に気に入ってしまいました。


 かつて日本にいた動物たちということでしょうか。
 どこをどのような順番で撮ったのか覚えていないので、よくわかりません。


 「今も日本にすんでいる動物たち」だそうです。


 このときのことで覚えているのは、警備員さんがたくさんいたということですね。そういう制服を着た人が、あちこちに立っていました。
 それだけ貴重な資料が展示されていたということだと思うんですけど、きちんと見ることができなかったというのは残念ですね。


 人類の出現です。
 真ん中にいるのは「ホモ・エルガスター」で、聞いたことのない言葉だったんで気になっていました。この記事を書きながら調べてみたところでは、「ホモ・エレクトス」の亜種とされていたこともあったみたいです。


 人類の頭骨標本。一番左がアウストラロピテクス、2番目からはホモ属(ヒト属)になって、ホモ・エルガスター、ホモ・エレクトス、ホモ・ネアンデルターレンシス、ホモ・サピエンスということになります。
 後ろのペットボトルは、それぞれの排尿量・・・ではなくて、脳の体積を表しているんだと思います。

 これで、すべての展示室を見終えたということになると思います。とにかく、外に出ることにしました。


 本館に入館したのが14:50、退館したのが16:30というところだと思います。100分ほどで駆け抜けたということになりますけど、いろんな展示を見て興奮したので、無性にタバコが吸いたくなっていたわけです。一服して、とりあえず落ち着きました。
 この博物館は、本館だけではなく、広大な公園が付属していて「ミュージアムパーク」ということになっています。パンフレットによると、芝生広場、夢の広場、自然発見工房、水の広場などなどがあって、かなり面白そうなところなんだけど、そっちにまで足を伸ばしてみる余裕はなくなってしまいました。


 本館の隣の駐車場ではなく、「水海道あすなろの里」の駐車場を利用していたので、そこまで戻ります。
 ふれあい橋を渡って、菅生沼すがおぬまを横切るところです。このときは特に何かを観察できたというわけではないのだけど、のんびりと歩いているだけでなかなか楽しいところでした。


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2 コメント

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メガテリウム (せんだーど)
2015-03-28 15:08:23
ラクダって、北米や南米に住んでいるイメージがなかったので、ベーリングを渡った動物に入っていて驚きました。

ナマケモノが大きいと何者かよくわからないかんじで、面白いですね。でも、この大きさで舌が長いと思うと、怖いなあ。。。

人類のレプリカは塑像みたいで、このくらいで良いんですよね。人類があんまりリアルなのは、ちょっと、って思います。他人とは思えないというか(笑)。
わんだらんど (カエサル)
2015-03-28 22:42:59
 今回の自然博物館は、予定も何もしていなかったところで突然の訪館ということになったわけで、何もかもがわんだらんどでした。
 機会があれば再訪して、2倍から4倍くらいの時間をかけてじっくりと楽しみたいですね。

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