震災と野鳥

　鳥さんは好きなのですよ。できるものなら「とりクン」を目指したいという気持ちさえあるのですが、オオハクチョウとコハクチョウの違いとか、ハシブトガラスとハシボソガラスの違いとか、ウミネコとオオセグロカモメの違いとか、覚える度に忘れてしまうというのが実態。お恥ずかしい限りです。

　なぜ鳥が好きかというと、理由は単純です。身近にいるからです。日常生活をしている中で写真に撮れる野生動物というと、鳥さんだけなのですね。

　スズメ、カラス、ハトと並んで、よく撮る鳥が、トビということになります。
　１枚目が３月１３日、２枚目と３枚目は３月１４日の撮影です。あの大地震の後、何故か撮影できるチャンスが多かったのですよ。

　これは、３月２１日の撮影。
　キジバトかな・・・と思って撮ったのだけど、どうも違うみたいです。
　調べてみたんだけど、よくわかりませんでした。
　ひょっとしたら、ツツドリかもしれません。

　これも、３月２１日の撮影です。
　スズメさんがいっぱいいるな・・・と思っていたら、一斉に飛び立ちました。これだけの数のスズメさんに飛ばれると、ちょっとびっくりしますね。

　３月２７日、ハクセキレイ。
　ハクセキレイさんにはよく会うんですけど、これくらい綺麗に撮れたのは珍しいかな。

　３月３０日、トビ。
　ちょっと遠かったし、逆光でした。これくらいのシャッターチャンスは珍しくないですね。

　４月１５日、メジロ。
　前にも紹介しましたけど、メジロを撮ったのは初めてだったのでとっても嬉しかったです。今回の震災があったからこそ出会えたんだと思います。

　４月２１日、トビ。

　今回の震災で、野鳥さんと出会う機会が増えたというのは間違いないと思います。日が経つにつれて、そうした機会が減ってきているというのも間違いないと思います。
　震災が野鳥さんたちの生活に与えた影響・・・ってなことを考えてみたりもしたのだけど、たぶん、たいしたことはなかったと思います。いろんな動物たちの中で、震災の影響を最も受けなかったのが鳥さんたちだったはずです。
　じゃあ、なぜ、野鳥さんたちと出会えるようになったかと言うと、カエサルが屋外に出ているときが多かったからだと思います。屋外での仕事が多かったし、徒歩通勤なんかもしていましたからね。
　震災は、いろんなところにいろんな影響を与えるけど、けっして悪いことばかりではありません。震災が与えてくれたいろんな機会、大切にしていきたいですね。

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