冬到来。
冬とともに、生牡蠣(カキ)、イカ、鮭など海産物も豊富に出回るようになる。
と、同時に出回るものがある。
・・・そう、ウイルス性腸炎と寄生虫である。
生牡蠣はノロウイルスによる感染性腸炎の原因になる。ほかに二枚貝も原因となりうる。加熱不十分で食べると、かなりの確率で感染する。
加熱したつもりでも、使用する箸や包丁が汚染されているとやはり感染する。
感染すると、嘔吐と下痢でのたうち回る。人からヒトへすぐに感染して拡大する。
イカは寄生虫。アニサキスという寄生虫が胃や腸にとりついて激しい痛みを起こし、悪くすると開腹手術を必要とする。
鮭などの魚を生で食べると、サナダムシ等の寄生虫が腸に住みつく。
http://www.paken.org/misc/kisei/
魚介類だけでなくお肉も加熱不十分だと寄生虫や食中毒になる。
おながかが痛いといって医療機関を受診する患者さんで、「生ものを食べました」と聞くと、なんで?と不思議に思う。
命をかけてまで食べないといけないの????
食欲に命をかける根性があるなら、たいていのことはできますね・・・