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AFP通信(フランス)2013年4月27日
西サハラ:エル=アイウンの独立支持デモで約40名が負傷

モロッコ警官により指先三本を潰し切られた女性(写真提供はエル=アイウンの人権活動家)
西サハラのエル=アイウンで26日午後、独立支持派のデモが行われ、40名ほどが負傷した。現地の県庁発表によるとその内8名は警官とのことだ。
これは、国連安保理事会がMINURSOの任期を更新した翌日に行われたデモで、AFP特派員によると100名ほどの人々が参加した。
エル=アイウン県庁側は、デモは許可されていなかったため、警官隊がこれを解散させたと説明。
また警察の介入時に治安部隊の8名が負傷し軍病院へ搬送されたと伝えたが、他の被害者については言及がなかった。
現在エル=アイウンにはアムネスティー・インターナショナルの代表団が訪問中で、一行は30名ほどのデモ参加者が負傷し、その内12人から直接話を聞いたと伝えている。
アムネスティーのSirine Rached代表は町の主要通りで始まったこのデモは、「穏やかに」行われていたにもかかわらず、警察が「過剰な暴力を駆使した」と伝えている。
前日25日、国連安保理事会は停戦監視を主な任務とするMINURSOの任期を一年更新した。
米国はこの平和維持軍に人権監視の任務も加えようと試みたが最終的に譲歩にまわり、安保理事会は「西サハラとティンドゥフ難民キャンプにおける人権擁護に努めるよう当事者双方に要請する」という内容の決議を採択した。