みどりのLSK8(Sector9 ロンスケ ロングスケートボード)

兵庫県在住、ロングスケートボード3年のみどりが送る生活日記。ロンスケの輪、日本全国拡大中

スケートに用いるベアリング2~素材と効果

2011-10-29 09:29:55 | ベアリングの仕組み
                                  目次はコチラ 

 一般的(工業用)に用いられるベアリングは全て金属製ですが、スケートに用いるベアリングの部品にはセラミックや樹脂といった素材が登場します。
今回は、こういった素材の違いが滑りにどう影響してくるのかを紹介していきます。



まず、レギュラーのボールは7コあるのですが“シックスボール”といった変り種があります。

 【シックスボール】
金属製。6コのボールで構成されている。レギュラーより個々のボールが大きくなり、接点が少なくなるため回転が軽い。初速も軽い。しかし通常7コであるところを6コで支持するため耐久性が落ちる



 このボールを“リテーナー”が押さえる訳ですが、リテーナーには金属製と樹脂製があります。

リテーナー(金属)+ボール(金属) 耐久性に優れている。錆びやすい。

リテーナー(樹脂)+ボール(金属) 自己潤滑性能がある。蹴りだしが軽い。


 ボールがセラミックになると、錆びにくくなります。

リテーナー(樹脂)+ボール(セラミック) 回転耐久性がよく安定。衝撃に弱い。



 【シールド】
ゴム製と金属製があります。シールドには片面と両面とがあり、


片面 片側がむき出し状態になり、そちらを中にしてはめ込む。ベアリングの中をすぐに掃除できる。

両面 向きが関係なく装着出来る。ベアリングの中を開けての掃除がしにくいが、普段閉じているので中まで汚れにくい。
掃除頻度が少なくて済む。




 次回はABEC規格、ベアリングスペーサーについて書きます。

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