神様のお名前のことを調べているのですが。
昔の人の言霊の力は本当に凄いと思います。
神様の名前は情報の宝庫です。
適当に当て字を持ってきたのではなくて、神様の役割、どんな人生を歩まれたのか、家系図、住んでいた地域など。
そんなことも名前から浮かび上がってくるのです。
お名前を見ると、多くの場合役職名のような印象です。
例えばマナカナというのがあると思いますが、。
女優さんの名前ではなくて(笑)
真の名前の真名の仮の名前の仮名です。
そして神様の真のお名前、神名(かむな)
言霊の時代、本名を知られてしまうと、相手に操られてしまうと信じられていたため、名乗ることは重要でした。
カムナと呼ばれる神の名前は、簡単には明かさないと言うことがあったようです。
真言宗などは、口伝えで、真の名前を正しい発音で伝承しているようですね。
例えば、天之御中主(あめのみなかぬし)。
これは、「宇宙の中心にいらっしゃる神様」と言う意味なのですが。
それは役割のことなので、もしかしたら本当の名前じゃないのかもしれないと感じます。
神様だけではなく、昔の人は、幼名と成人後の名前が変わったり、出世して名前を賜ったりしますから。
歴史上の人物が名前を変わることは珍しくありません。
神様の逸話を読んでいると、同一人物じゃないの?と思うことがよくあります。
あれはそのように、いくつかの名前を持っていて、それぞれの地域で別の名前で呼ばれていたがために、同一人物がまるで別の神様のように祀られているのでは、と思いました。
実際そのような説明をしている神社もあるようです。
でも古事記など、昔の記録の本を作った方は、相当頭がいいと思うのです。
例えば施政者の監視のもと、真実を伝えられない時。
どこかでわかるようにヒントを書いていたりするのです。
なのでそういったものを研究している人たちの本を読んでいると面白いです。
力や手柄をとられて、自分は罪人のようにどこかに流されてしまったりとか。
道真公とか道真公とか(大事なことなので2回書きました笑)
本当は素晴らしい人たちの真実を、権力者は記録を残さないように目を光らせるわけですから。
何せ、横取りして自分たちがやったって伝説にかかせちゃってますからね。
その真実を知っている人たちが、伝記を書いているとしたら。
どうやってその真実を後世に伝えるのか。
施政者の検閲をどうかいくぐるのか。
知恵比べが起きていたのかなとか。
それを後世の人たちが研究して、あーだのこーだの言っている本を読んでいるのも楽しくて。
私の場合は、実際に神社に行って、神様が自分のイメージと違う状態になっていたり、祀られている名前とが別のの神様だったりなど。
はてなマークが浮かんでくるような現象に見舞われ、色々と調べてみると、私が感じたのと同じような伝承がそこにあることを発見します。
しかも調べれば調べるほど、同じ一族が浮き上がってくる
まじ前世っっっ!!っていうか(笑)
だからいろんなところに行ってみたいし、もっとたくさんの文献を読み漁りたいと思ってしまうのです。
それにしても、漢字の1文字、読み仮名の1文字にも深い意味があって。
今まではふわっとしか名前を覚えていなかったのですが、これからはそこの神社に祀られている正式の名前でちゃんとお呼びできるように勉強していこうと思いました^ ^