今日は吹く風もやわらかな、小春日和の穏やかなお天気でしたね。
本日は、元ろりぽっぷ学園の保育士で生涯学習開発財団認定コーチの遠藤ミユ先生を講師にお迎えして、子育て講座「コーチングを使ってすぐに実践できる!子どもとの関わりが変わるワークショップ」の2回目を行いました。今日は6ヵ月から2歳7ヵ月までのお子さんを持つ4組のお母さんたちが参加して下さいました。
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対話を通して行うのものに『カウンセリング』と『コーチング』の2つがありますね。
『カウンセリング』は過去に焦点を当てて心を癒し、マイナスの状態からゼロの状態に戻して気持ちを整理するのに対して、『コーチング』は未来に向かうためにどうしたらよいか、自分はどんな状態になりたいのか。客観的に自分の気持ちを理解し強みを引き出し行動を変えて未来に繋なげていく。ゼロの状態から一にもっていくためのものとのこと。コーチングは教えたりアドバイスはせずに、聞いて思いを引きだす。そしてその人と一緒に伴走していくものなのだそうです。
毎日の子育ての中で、イライラ、モヤモヤ、この関わり方で良いの?など、日々の子育ての悩みは尽きませんよね。お母さんは身近な人に大きい影響を与える存在。時にはマイナスを与えてしまうこともあるでしょう。
ミユ先生ご自身も3歳半と1歳半のまさにイヤイヤ期の出口と入口にいるお子さん二人を子育てしている現役ママさんなんです。
本日は、子育ての困った場面に焦点をあて、自分の気持ちと子どもの気持ちを客観的に感じていくワークショップを行いました。
実際に困った場面をテレビの画面を通してみるように意識しながら、母親としての自分の気持ち、子どもの気持ち、本音、子どもにどんな影響を与えていると思うかなど、じっくり時間をかけながら紙に書きだしていきました。感情を冷静に捉えること、いくつかの選択肢を持って行動に変えていく、この2つのポイントを意識することで感情と距離を置いて客観的な視点で自分を見ることが出来るようになると教えて頂きました。
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お母さんたちもミユ先生の話を聞いて、実際にお子さんとの食事とTV、お着替え、公共の場へのお出かけ、嫌がることをわざとする、等の場面について客観的にもう一人の自分に置き換えて、熱心にワークショップに参加されていました。
お母さんたちから、子に対してできることや自分に対してできることを実際に書き出していくことで、落ち着いて子育ての場面を見ることが出来た。大変なのは自分だけではないと思えた。皆さんと共有できて良かった。充実した時間だった。今後起こるであろう育児の悩みに対する多方面からの意見が聞けて良かった。等の感想を頂きました。
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今年度2回開催した講座でしたが少しでもお母さんたちがコーチングを使い今の感情に気づきながら、冷静に行動を選択し子どもとの関わり方を変えていくことで、ゆとりに繋がり大人も子どもも笑顔になれれば嬉しいです。
本日ご指導頂きましたミユ先生も、子育て真っ最中で仕事と育児の両立に悩み、本当は何を大事にしていかなければならないのか自問自答し、自分の気持ちを見詰め直したいとコーチングの勉強を始められたとのこと。お母さんたちも今日は、たくさん寄り添ってもらい思いに共感してもらいながら、優しい表情で温かい時間を過ごされていました。コーチングによって、新しい自分に気づき、心をメンテナンスして気持ちを新たに愛するわが子と向き合って頂ければ嬉しいです。
本日、ご参加頂いた皆さんありがとうございました。