ブログ人 mnishii

mnishiiのhand made生活と旅行記録

冬の産物 今ここに

2022年05月31日 | 手作り作品紹介
*

その珍味に出会ったのは30年も前の事

   主人の母が毎年作っていました。


ゆべし(柚餅子)という名の厳かな響きとは

かけ離れ‥棚の隅に置き去りにされた様な

あまりの見た目に チョット躊躇しながら

食してみたら「私 好きかも!」でした。


味噌と胡麻の風味とコクに
  柚子の香りとで皮が同化してます。

お酒のあてや茶菓に古来より保存食として
 地方独自の柚餅子があったそうです。

母の味の記憶をたどって作ってみました。

①柚子の中味をくり抜く。

②八丁味噌と胡麻、砂糖や柚子の実や
 刻んだ皮、鰹節を練り込む
(柚子の搾り液でまろやかさを調整)


③皮に詰め入れる。(8分目程)

④全体に馴染むまで蒸す。

⑤水気が飛ぶ迄 放置して乾かす。

⑥和紙に包んで2ヶ月程寒風にさらす。

テルテル坊主の様な感じです。


水分が抜けたら大きさも3分の2程に
 縮まります。冷凍保存で1年程OK。
 常温に戻せば羊羹程柔らかくなります。



ここ最近の夏日に 塩気と甘味での
 お茶タイムは熱中症対策になるかも…

コロナ禍で2年以上会えてない
 他県で田舎暮らしの母に持参したら
 何と言ってくれるでしょう‥?

味付けには手厳しめの母ですが
 久々にあの苦笑いを見たくなりました。



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コメント (2)
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