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蓮子の葉は眩しさの中に


七夕を迎えた頃に
いつもの山寺で邪気払い

季節の変わり目毎に
溜まった邪気を清めるに来るのは
このお寺ならではの
迎入れのお陰かも知れません。

参道の奥から微かに聞こえてくる
カラカラリ‥と渇いた様な風鈴の音が
私を呼び入れてくれました。
石畳をゆっくりと忍足‥小さき虫をも
驚かせずに歩きたくなる空間です。

木々の匂い、水の匂い、空気の匂いを
ゆっくり吸い込みながら目を閉じると
風鈴の短冊が風を受けながら
クルクル舞う姿が浮かびました。


ガラスを透かして緑もみじ葉が
涼を感じさせてくれます。


蓮子の葉は眩しさの中に
高貴な花を咲かせてくれます

本堂でローソクを灯しお線香を立て
しばし合掌‥
気持ちも整いました。

この後は体作りと称して
お寺ご飯です。
お肉に見立てたお麩料理が大好きで

このメニューを頂くのが
ほぼ目的になっている
私のお寺参りです。
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