プリン大王
はじめに・・・このお話は僕のお気に入りのあるブログのコメント欄の一文を題材にしてお話を作らせていただきました。
それでは、お話の始まり始まり~

むかーし昔、ある小さなお山のてっぺんに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おばあさんは、家の横で畑を作り、おじいさんは、家の裏でたくさんの鶏を飼っていました。
ある日、おばあさんは背中に大きなかごを背負って、畑に大根を取りに行きました。その時です、「おお、驚いたーうちの畑に雷が落ちているぞー」
「いてててて~おーいてー」おばあさんの畑になんと背中に小さな太鼓をいっぱい背負った雷の子供がお尻を突き出して、うずくまっていました。「おや~雷の坊やーひょっとして雲から落っこちて、しりもちをついたのか~」「はい、いてててて~」「よしよし、うちに入ってきんしゃい、うちにはアロエで作った良く効く薬があるでのー」「あ、ありがとうございます」「どれどれ、お~よしよしこれでよしっと」「うわ~よく効くー、もういたくなくなった~ありがとうございます。」「そうじゃろー、ところで雷坊や、早く雲に帰らないと、おとうさんや、おかあさんが心配するでのー」・・・・ぐ~ぐぐぐ・・・・「ああ、そうかそうか、坊やおなかがぺこぺこなんじゃな。よし、すぐに何か食べ物を作ってやるから、それを食べたら帰るんじゃぞー」「あっ、いや~その~はい、あありがとうございます」「さーてと、さっき、ひいてきたばかりの大根を薄く切って、今朝早く、裏山から採ってきた、ぜんまい、わらび、なずな、はこべらもいれようかの~。洗った米を入れてふたをしてと、・・」「ちょっと、お爺さんや、今朝生まれた卵をふたーつと、そうそう、畑にある大葉を二枚ちぎってきておくれ・・」・・・・「そ~らおいしそうな雑炊が炊けてきたじゃろう、ここで溶いた卵をいれてのう・・最後に大葉を細ーく刻んだのを乗せると、いい香りがしていくらでもたべれるでな。」
「いただきま~す!」「おおおいし~い」「こんなの初めてだ~」
雷の坊やはたいそう喜んで、雑炊をぜーんぶ平らげておなかいっぱいになりました。「ごちそうさま、ありがとう!これで、力がついたぞー雲の上までひとっとびだー」お爺さんは、「お~ちょっと待ったー今朝はのう、うちの鶏たちがたくさんの卵を産んでくれたでのう、持って帰るといいでよ。」・・・雷の坊やはいっぱいの卵を割らないように大事に抱えて元気よく、雲の上まで、ジャンプして帰ってゆきました。
そのあとの、ある日、山のふもとにお嫁に行った娘さんが、子供たちを連れて山のてっぺんのおばあさんとおじいさんのうちに遊びにきました。久しぶりに見る孫達は、少し見ないうちに大きくなってほんとに元気です。お爺さんとおばあさんは、もう目を細めて喜んで、一緒に遊びました。すると一人の孫が言いました。「僕、あまーいおやつがほしい・・」「私もー」「私もー」一斉にみんなが言いました。「それは困ったのーこんな山の上の一軒家にあまーいお菓子なんぞあるわけないでのう・・」
その時です、急にあたりが暗くなったと思うと「ごろごろごろ」と雷が鳴ってきました。
でも雨は降っていません。「おじいさーん、おばあさーん」外で呼ぶ声がするので出てみると、何とあの時の雷坊やが家の真上の小さな雲から顔を出していました。「あのねーこの前もらった卵を、プリン大王さんのところに持っていってねーおいしいプリンをいっぱい作ってもらったんだよー」「プリン大王さーん、こっちこっち、このおうちだよー」
雷坊やが呼ぶと別の雲がピロピロとおばあさんたちの家の上までやってきました。
どうやらこの雲が、プリン大王さんの雲らしいのです。また雷坊やが言いました。「おばあさーん、この前の大きなかごを背負って出てきてよー。今からプリン大王さんがプリンを降らしてくれるから、そのかごで上手にうけるんだよー」「うわーい空からプリンが降ってきたー。」「プリンがふってきたよー」子供たちも出てきておおはしゃぎです。
おばあさんは、大きなかごを背負って、あちこち走り回ってプリンをいっぱい受け取りました。子供たちはあまーいプリンのおやつをいっぱい食べました・・・・とさ。
このお話は「ココロにおやつ」の「ジャンボプリン警報」のコメント欄の一文を題材にしています。
blogs.dion.ne.jp/garnet24/ blogs.dion.ne.jp/garnet24/archives/1544215.html#comments
はじめに・・・このお話は僕のお気に入りのあるブログのコメント欄の一文を題材にしてお話を作らせていただきました。

それでは、お話の始まり始まり~


むかーし昔、ある小さなお山のてっぺんに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おばあさんは、家の横で畑を作り、おじいさんは、家の裏でたくさんの鶏を飼っていました。
ある日、おばあさんは背中に大きなかごを背負って、畑に大根を取りに行きました。その時です、「おお、驚いたーうちの畑に雷が落ちているぞー」




そのあとの、ある日、山のふもとにお嫁に行った娘さんが、子供たちを連れて山のてっぺんのおばあさんとおじいさんのうちに遊びにきました。久しぶりに見る孫達は、少し見ないうちに大きくなってほんとに元気です。お爺さんとおばあさんは、もう目を細めて喜んで、一緒に遊びました。すると一人の孫が言いました。「僕、あまーいおやつがほしい・・」「私もー」「私もー」一斉にみんなが言いました。「それは困ったのーこんな山の上の一軒家にあまーいお菓子なんぞあるわけないでのう・・」
その時です、急にあたりが暗くなったと思うと「ごろごろごろ」と雷が鳴ってきました。

雷坊やが呼ぶと別の雲がピロピロとおばあさんたちの家の上までやってきました。


このお話は「ココロにおやつ」の「ジャンボプリン警報」のコメント欄の一文を題材にしています。
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