台風一過。
のど元すぎれば、にならないように。
自分のところを台風がすぎたからって、
「進撃の巨人」ふつうに放送されると思ってたけれど。
ほんとになにごともなかったかのようないい天気。
悪いものも全部吹き飛ばしてくれるといいのに。
本はとりあえず最後まで読む。
わからないところはとばしてでも。
いつかわからないところがわかるようになるかもしれないし、
最後まで読まなければどこがわからないところかもわからない。
というわけで、なんとか読み終わった「薔薇の名前」
京極堂シリーズの「鉄鼠の檻」と似ているって話があるけど、
結末の感じは別の作品を思い出した。
読みやすさ、読みづらさは、
仏教だからなじみがある、とか以前に、
エンタテインメントとして書かれてるかそうでないかの違いなのかも。
『反キリストはほかならぬ敬虔の念から
神もしくは真実への過多の愛から生まれてくる』
『彼らこそは往々にして多くの人々を自分たちの死の道連れにし
時には自分たちよりも先に死なせ
場合によっては 自分たちの身代わりにして破滅へ至しめる』
『真理に対する不健全な情熱から私たちを自由にさせることを学ぶこと
それこそが唯一の真理である』
「反キリスト」はいろんな言葉に言い換えることができる。
わたしたちにできることは「正しい」ことを疑うこと。
「正しい」ことしか言わない人たちを疑うこと。
「正しくない」と他者を攻撃する人たちを疑うこと。
「正しい」ことを言うのは簡単だし、
他者を「正しくない」と批判することも簡単。
でも「正しくない」ことでもしなくてはいけない時もあるし、
そこから逃げてはいけないこともある。
それは「正しい」ことを言うだけよりも、
はるかに勇気がいることだと思う。
とりあえず、わからないところは、
いつか映画を見ることがあったらわかるかな。
「フーコーの振り子」に手を出すべきかどうか。
そうか、いまは図書館、検索もできないのか。