映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ディアボロス/悪魔の扉

2005-05-19 01:42:25 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 テイラー・ハックフォード
キャスト キアヌ・リーブス、アル・パチーノ、シャーリーズ・セロン
1997年 アメリカ・ドイツ
ジャンル:ミステリー、オカルト

【あらすじ】
弁護士ケヴィンはニューヨークの法律事務所から破格の条件でスカウトされる。そこで彼を待っていたのは、巨悪にまみれた仕事や、虚飾に満ちた世界だった。ボスの下で意気揚々と仕事をこなすケヴィン、その陰で妻アンは孤独感を募らせ精神を病んでしまう。そして一癖も二癖もある法律事務所のボス、ミルトンの隠された素顔も徐々に明らかにされ…。

【感想】
私はどうも大御所アル・パチーノに弱いらしく、そのオーバーアクトぶりが頂点に達しているといっても過言ではない本作はある意味たまらない作品でした。最後の30分がまさに独演会。キアヌの演技が対照的なので拍車をかけています。

しかもオチがこれまた衝撃的です。悪魔のようなアル・パチーノの正体は何なのだろうと思っていましたが、まさかそのまんま○○○だったとは・・・。色々な推理物映画を観てきましたが、これには呆れてしまいました。これだけでも強烈なのに加えてループするのですから救いようがないです。

話は有能な弁護士が、弁護人が犯罪を犯しているのが明らかであるにもかかわらず、無罪を勝ち取る場面から始まります。この時はまだ社会派ドラマのようです。それが奥さんが精神を病んでしまうあたりからおかしくなり、最後にはどんでもない方向に走り出します。半分以上の人はついていけないのではないかと思うくらい脱線していた。

ジャンルはオカルトなのかもしれませんが、アル・パチーノの暴走のせいで一般的なオカルト好きにこの映画を評価する人はまずいないでしょう。アル・パチーノみたいな熱い役者にこのシナリオが合うはずがないです。オカルトなのにオカルトであると感じさせない映画。それでも私のような人間にとってはこれが良かったです。

馬鹿にする人は多いと思う。紙一重の映画。大きな声では言えませんが結構好きです。

お勧め度:★★★★★★★☆☆☆

ディアボロス

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る

最新の画像もっと見る