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(ベネズエラ連帯)ベネズエラに対する失敗した侵攻作戦の続報

2020-05-05 | ラテンアメリカ

ベネズエラに対する失敗した侵攻作戦の続報

 5月3日の傭兵によるベネズエラ侵攻作戦は失敗した。その後ベネズエラアナリシスが侵攻作戦の背後関係について暴露している。部隊がコロンビアから出撃し、コロンビアと海上威圧行動をしている米軍の支援を受けていることは明らかだが、ベネズエラアナリシスの記事はこの作戦がグアイド元国会議長らと米国の元グリーンベレーの民間軍事会社が結託して行ったこと、その費用は200億円以上であり米政府の関与なしにはあり得ないことを明らかにしている。

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ベネズエラアナリシス https://venezuelanalysis.com/news/14861

Venezuelan Armed Forces: Paramilitary Incursion Neutralized
ベネズエラ軍:傭兵部隊の侵攻を失敗させる
クーデターの準備を主導したと報告された元米国のグリーンベレー、ジョーダン・グドローは、作戦を認めた

リカルド・ヴァズ 2020年5月3日午後9時14分

 メリダ、2020年5月3日(venezuelanalysis.com)-ベネズエラ当局は、日曜日にベネズエラの海岸に上陸しようとした武装グループを壊滅的敗走に追い込んだと発表した。
 この事件は、日曜日の早朝に武装した高速艇に乗った男たちがカラカスのすぐ北のラグアイラ州の海岸に近づこうとしたものだ。
ボリバル国軍(FANB)が発表した声明は、「コロンビアで組織され訓練を受けたテロリストの傭兵のグループが、ラグアイラ沖で武器弾薬を持って上陸しようとした」と述べている。
 声明は、諜報活動と防衛演習により、FANBと警察部隊が即座に対応できるようになっていたことを詳述している。その後の戦闘で、傭兵部隊のメンバー8人が殺害され、FANBが追加投入されて2人が逮捕された。ベネズエラ側での犠牲者の報告はない。
 この作戦で軍事装備と武器も没収された。それは2019年4月30日の失敗した軍事蜂起の時に盗まれた装備であった。同様に軍は、ダイバーが追加の武器を回収するために現在配備されていること、および海軍の船が侵略に関与する他の船を捜索して海岸線を巡視していると明らかにした。
 「ボリバル国軍はこれらの非合理的な暴力行為を断固として拒否している」と声明は続けた。
 日曜日にマスコミに対して、ネストル・レベロル内相とウラジミール・パドリーノ・ロペス国防相は、防衛作戦が進行中であり、今後数日間のうちにさらに逮捕が行われる可能性があると述べた。
 パドリーノはまた、ニコラス・マデューロ大統領の命令により、「ボリバリアン・シールド」の新しい軍事演習が直ちに開始されることを発表しました。
 制憲議会のディオスダード・カベージョ議長は、機関銃を装備した車両を含む武器が陸上で押収されたことを明らかにした。装備が押収された場所は明らかにされていない。彼はまた、ボートのGPS装置より彼らがコロンビアを出発したことが分かったと主張した。
AP通信の報道によると、日曜日の失敗した侵攻は元米特殊作戦部隊のジョーダン・グドローが、ベネズエラ人のクリベ・アルカラ退役少将が率いるベネズエラ侵攻計画の主導的役割を果たしたことを明らかにした。グドローは、重武装した部隊でベネズエラに侵入し96時間以内に首都を占領する予定だった300人のベネズエラ軍脱走兵を訓練する責任を負っていた。
 ベネズエラの反対派とコロンビア政府の両方が陰謀を知っていたと伝えられている。
 ソーシャル・メディアで公開されたビデオで、グドローは、「ゲデオン作戦」の一環としてコロンビアから水陸両用強襲の試みが開始されたこと、および「他の部隊」が「ベネズエラの南、西、東」で活動していたと認めた。彼は引退した国家警備隊のハビエル・ニエト・キンテロ大尉と一緒に現れ、その作戦は高官を「捕らえ」そしてベネズエラの人々を「解放」することを目的としたと主張した。
 ニエトは、出国前にコロンビアの傭兵部隊との関係があるとされたため、2004年から18か月の刑務所で過ごした。 2019年10月にフロリダで行われた記者会見で、彼は元政府高官で構成された「軍事コマンド」の創設を発表した。
 「オペレーション・ゲデオン」に参加したとされる参加者のビデオも同様に日曜日に公開された。グドローが作戦の指揮官と認めたアントニオ・ホセ・セケアと名乗る男は、重武装した兵士が並ぶ海岸に現れた。セケアは、野党党首フアン・グアイドが率いた昨年の失敗した4月30日の蜂起に参加した反乱派のFANB兵士が着用したものと同じような青い腕章を身に着けていた。
 ビデオに映っていた他の兵士の中に、作戦で死亡したと伝えられている国家警備隊長ロバート・コリナ、別名「パンサー」がいた。 3月に、ベネズエラ政府は、コロンビアを拠点とする傭兵組織の一部としてカラカスの最高幹部の暗殺を計画したとコリナを非難した。 セケアは、4月30日のクーデターの試みの参加者としても確認されました。
 野党党首のグアイドは日曜日の午後に声明を発し、マドゥロ政府が演出したと思われる「偽の旗」作戦と関係ないと主張した。グアイドは、2019年1月に米国の支持を得て「暫定大統領」を宣言したが、それ以来、マドゥロを追い出そうとする試みが何度も失敗したため、スポットライトから消えていった。
 グアイドは、軍事作戦を発表するグドローとニエトのビデオにまだコメントしていない。
元国会議長(グアイド)は以前、アルカラとグドローとは一切関係がないと言っていた。アルカラは、グアイド、野党戦略家J. J.レンドン、および「米国の顧問」と契約を結んだと主張した。
 しかし、マイアミに本拠を置くベネズエラのジャーナリスト、パトリシア・ポレオは日曜日の夕方、契約書の写しであるという文書を公表した。ポレオはグドローにインタビューし、グアイド氏の署名入りの文書を作成した。それはグドローの会社であるシルバーコープに、2億1200万ドルの手数料で「戦略的計画」、「機器調達」、「プロジェクト実施アドバイス」などのサービスを提供する契約だった。
 ポレオはまた、グアイド、グドロー、およびグアイドの上級特使、セルジオ・ベルゲラとの間で行われた電話会議の録音をいくつか公表したが、その中で彼らは契約に署名することに同意した。
 インタビューの中で、グドローはベネズエラの野党派が契約を履行していないと非難したが、作戦(「ゲデオン」)は進んでいた。



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