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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

(ベネズエラ連帯) ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.109 ベネズエラ7/28大統領選挙

2024-06-28 | ラテンアメリカ
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.109
( 2024年6月27日報告)


(ベネズエラ7/28大統領選挙 要点)
・ ベネズエラ大統領選挙の日程について、多くの政党や社会運動などからさまざまな提案がなされ、対話を通じて検討され、数多くの候補日の中からウゴ・チャベスの誕生日7月28日に決められた。 / 選挙キャンペーンは5月4日~7月25日。
・ 候補者はマドゥロ以外に9人。7人は中道右派政党からで、米国の制裁を拒否し、全国選挙管理委員会の提案――選挙結果を受け入れ平和的なプロセスを確保するという合意――に署名した。 / 右翼2人は会議に出席せず署名を拒否。 / 当初はさらに3人いたが、極右のマリア・コリーナ・マチャドとエンリケ・カプリレスは、反政府活動に関与してきた罪で失格、もう1人は途中辞退。 / 野党は分裂し、弱体化している。
・ 社会主義統一党(PSUV)の諸組織は、次期大統領選挙の候補者を決定するための集会を全国で開催。15,800以上の草の根組織が参加し、24万以上の街頭集会と4万6千以上の地域集会が行われ、マドゥロを候補者とすることが決定された。
・ 米政府は、メディアや国際機関を通じて選挙プロセスの完全性に疑念を抱かせるキャンペーンを展開し、選挙当日の実際の証拠がどうであれ結果が不正であるかのように見せかけるという、おなじみのやり方に従って策動している。 / 「不正選挙」シナリオは、マチャドの失格をめぐって展開され、マチャド不在の選挙は合法的なものとは言えないというキャンペーンがメディアによって際限なく強化されている。
・ 3月21日、ベネズエラ当局は、マチャドの極右政治組織が画策した暴力的な街頭抗議行動復活計画を阻止した。2014年と17年の「グアリンバ(暴力的抗議活動)」に類似したものだった。 / 3月25日には、反政府過激派がマドゥロ大統領の近くで武器を持って逮捕された。 / 昨年来、当局は、マドゥロ大統領と政府高官を標的とした7つ以上の陰謀を阻止してきた。
・ マドゥロ政権は、反政府勢力の策動を阻止し、幾多の苦境を克服して経済回復を実現してきた。 / 2017年の反政府武力闘争「グアリンバ」を抑え込み、米帝とフアン・グアイドーの計画を解体し、20年5月の傭兵侵攻を打ち破り、同年12月の国民議会で勝利し、21年の地方選挙で右翼を打ち破り大勝した。 / これらのことから、7月28日は大きな勝利が予想されている。
・ 今回の大統領選では、「7つの変革」(経済の近代化、国家主権の主張、安全・治安、社会的権利の確保、政治参加、環境、地政学の各分野での新しいイニシアチブ)を打ち出し、社会主義指向を維持し、米制裁の影響を打ち消すことを目指している。

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(ベネズエラ7/28大統領選挙)

Venezuelanalysis June 21, 2024 Andreína Chávez Alava
Venezuela: Candidates Sign Agreement to Accept Electoral Results, US-Backed Opposition Abstains
(ベネズエラ: 候補者が選挙結果を受け入れる合意に署名、米国支援の野党は控える)
マドゥロ大統領と他の7人の候補者は、米国の制裁を拒否する一方で、平和と民主主義を維持することを誓約した。 / ベネズエラ全国選挙管理委員会(CNE)は、大統領選候補者が7月28日の選挙結果を認め、尊重するとともに、平和的なプロセスを確保する合意を提案した。 / 木曜日(6/20)のテレビ生放送で、ニコラス・マドゥロ大統領と野党候補7人がカラカスのCNE本部を訪れ、憲法と選挙法を遵守し、選挙権を唯一の正当な権限として認めることを誓う9項目の文書に署名した。 / 選挙公約に署名した他の候補者は、ルイス・エドゥアルド・マルティネス、アントニオ・エカリ、ダニエル・セバージョス、ベンハミン・ラウセオ、ホセ・ブリト、ハビエル・ベルトゥッチ、クラウディオ・フェルミンである。7人はいずれも中道右派政党の代表である。 / 米国が支援する「統一プラットフォーム」の候補者、エドムンド・ゴンサレス・ウルティアは会議に出席せず、文書への署名を拒否した。 / 元外交官のゴンサレスは、3月に強硬派野党が土壇場で立候補を表明するまで無名だった。当初、ゴンサレスは、極右政治家マリア・コリーナ・マチャドの政治活動禁止処分が1月にベネズエラ最高裁判所で支持された後、「仮の」対立候補(“placeholder” contender)だった。4月に長年の強硬派野党指導者マヌエル・ロサレスが立候補を取り下げた後、「統一」候補として発表された。 / 「Centrados党」の候補者エンリケ・マルケスも欠席した。マルケスは、合意は「役に立たない」ものであり、候補者たちは相談を受けていないと主張した。

Venezuelanalysis June 18, 2024 José Luis Granados Ceja
Venezuela Announces Investments from BRICS Countries, Invites Bloc to Accompany July 28 Election
(ベネズエラ、BRICS諸国からの投資を発表 / 7月28日の選挙に招待)
当局は、同国がBRICSに加盟する意向を改めて表明し、20カ国からなる同国連合のメンバーに対し、来たる選挙を見届けるよう呼びかけた。 / ニコラス・マドゥーロ大統領は、同国がBRICS諸国の多数の国から投資を確保し、ベネズエラ製品の新たな市場の可能性も開いたと発表した。 / 「BRICS + 」諸国の選挙への同行招待は、ベネズエラの全国選挙管理委員会(CNE)が欧州連合(EU)に監視団を派遣するという招待を取り下げる決定を受けて行われた。ベネズエラ当局は、EUが同国に対して継続している制裁政策を指摘した。【EUは米国に同調して制裁を一部緩和していたが、米国の制裁緩和取り消し再強化に追随して制裁を再強化した。】

Venezuelanalysis April 12, 2024 Cira Pascual Marquina
Venezuela’s Upcoming Presidential Elections: A Conversation with Roy Daza
(ベネズエラの次期大統領選挙: Roy Dazaとの対話)
Roy Dazaは国民議会外交委員会副委員長で、PSUVのInternational Relations Vicepresidencyのメンバー。またサンパウロ・フォーラムのPSUV連絡役でもある。(by Venezuelanalysis) / ベネズエラは今年7月28日に実施される大統領選挙に向けて準備を進めている。ボリバル・プロセスの継続がかかったこの選挙には、現職大統領ニコラス・マドゥロに対する12人の挑戦者が参加する【うち3人が脱落】。このインタビューでは、国民議会外交委員会の副委員長を務めるロイ・ダサが、選挙を取り巻く政治的・社会的背景について説明する。その中で、現在進行中のベネズエラ不安定化の試みと、極右のマリア・コリーナ・マチャドを失脚させた理由についても触れている。 / 7月28日の大統領選挙に向けてベネズエラの政治状況を説明していただけますか? 近年起こった3つの重要なエピソードを挙げたい。第1に、フアン・グアイドー率いる「暫定政府」を推進してわが国政府を追放するというドナルド・トランプの2019年計画の敗北である。これにより野党が分裂し、その後2019年9月に政府と右翼の一部セクターとの対話が行われた。 / 第2のエピソードは、2020年に始まったCOVID-19の流行である。ニコラス・マドゥロ大統領政府と国民の双方による効果的な対応は、我々の政治的回復力と安定性を示す勝利となった。 / 第3のエピソードは2020年12月の選挙で、革命勢力が大差で国民議会の主導権を取り戻すことができた。 / 政治的安定と政府の政策は、不完全ながらも重要な経済回復に貢献した。 / 米帝国主義は、ベネズエラの野党の最も極端な派閥と手を携えて、不安定化戦略を再開しようとしている。彼らは、私たちを暴力と不安の下降スパイラルに再び導こうとしている。 / 米国の新たな不安定化計画に直面した政府の対応には2つの非常に重要な部分がある。ひとつは、4月21日に実施される全国4,500のコミュニティが参加する協議プロセスである。この協議の目的は、参加型民主主義、主人公型民主主義の重要な訓練であり、政府の資金で対応する地域のニーズや問題(インフラ、サービス、生産に関する)を特定することである。もうひとつは、もちろん7月28日の大統領選挙である。 / マリア・コリーナ・マチャドの7月28日の大統領選挙での政治的失格は、どういうことか説明していただけますか? マリア・コリーナ・マチャドは2015年に失脚した。なぜか? 国会議員としての職務に違反して、他国(パナマ)の代表としてOAS会議に参加したから。そこで彼女は、ベネズエラに対する制裁の発動を主張した。彼女はまた、米州相互援助条約[TIAR]を持ち出して軍事介入を要求した。 / 彼女の軍事介入の呼びかけに続いて、2019年2月と2020年5月に2度、目に見える形で軍事侵攻が試みられた。これは因果関係を示している。 / マチャドの行為が彼女を失格にした。彼女はそれを知っているし、この時点で国際社会もそれを知っているはずだ。しかし、マチャドは立候補禁止処分を受けたにもかかわらず、2023年10月に極右団体[国家予備選挙委員会]が主催した予備選挙に出た。注目すべきは、主催者の意向により、このプロセスがベネズエラの全国選挙管理委員会(CNE)の監督を受けなかったことだ。 / 10月の予備選の真相は極めて重要だ。当時、野党の有力者だったマヌエル・ロサレスが不参加を決めたため、極右勢力はすでに分裂していた。ロサレスは2021年のスリア州知事選に立候補した際に65万票を獲得している。「Fuerza Vecinal党」も10月のイベントには参加しなかった。この党は、ロサレスの立候補を支持し、カラカス広域の半分と国内の各都市で自治体を運営する政党である。 / マチャドが登録できないことを野党の誰もが知っていた。彼女はその代わりに、自分の名前に近い人物コリーナ・ヨリスを候補者として擁立し、ドラマを演出することにした。マチャドの政党はCNEに登録されていないため、それはうまくいかなかった。 / なぜ彼女の党はCNEに登録されていないのか? ベネズエラの法律では、政党は2回以上連続して選挙に参加しなければ、CNEの登録を失うことになっている。マチャドの党は、党の加入を更新するための署名を集めることもできたが、それをしなかった。 / 7月28日の選挙に関するあなたの予測は? PSUV、(チャビスタ政党を集めた)愛国党、社会運動は、非常に多様だが2つの明確な利点がある。ひとつ目は、私たちを団結させる候補者が1人いるということ。もうひとつは、成功が成功を生むということ。2017年のグアリンバを生き延び、フアン・グアイドー計画を解体し、2020年5月の傭兵侵攻を打ち破り、COVIDパンデミックを克服し、2020年12月の国民議会で勝利し、2021年の地方選挙で右翼を打ち破った。 / さらに、まだ不完全ではあるが、目に見える経済回復を目の当たりにし、ボリバル政府のプログラムの不可欠な側面である福祉国家を回復させてきた。このことから、7月28日には、2017年以来の勝利の複合的な効果が大きな勝利につながると私は信じている。

Misión Verdad 26 Mar 2024 (スペイン語・機械翻訳)
NICOLÁS MADURO: CINCO RAZONES ESTRATÉGICAS QUE SUSTENTAN SU CANDIDATURA
(ニコラス・マドゥロ: 立候補の背景にある5つの戦略的理由)
ベネズエラ・ボリバル共和国大統領としての2期目、ニコラス・マドゥロは、過激派野党と米国によって引き起こされた危機を克服し、政治的、経済的、社会的安定の地平線への道を歩むという基本的なマイルストーンを達成した。これらの成果は、チャビスモ内での指導力を強化し、今年7月28日に行われる大統領選挙において、ボリバル革命を代表する当然の候補者として彼を位置づけている。 / 以下は、チャビスモにとって彼を唯一の政治的・選挙的選択肢とした5つのマイルストーン、5つの戦略的成果である。 / 【以下、小見出しだけ】 ハイパーインフレの克服 / 新たな生産的経済モデルの基盤づくり / 中国、ロシア、インドとの関係強化 / チャビスモの団結の維持 / 制度的平和と政治的正常化

teleSUR Published 26 March 2024
New Assassination Attempt on Venezuelan President is Thwarted
(ベネズエラ大統領への新たな暗殺未遂は阻止される)
「Vente Venezuela党」の過激派がマドゥロ大統領の近くで武器を持って逮捕された。 / 月曜日(3/25)、ベネズエラ当局は、カラカスで7月28日の大統領選挙に向けたニコラス・マドゥロ大統領の立候補登録を支持する民衆の動員を妨害しようとした3人を拘束した。 / 昨年来、ベネズエラ当局は、マドゥロ大統領と高官を標的とし、大統領選挙を前に政治的暴力の環境を作り出そうとする7つ以上の陰謀を阻止してきた。

Venezuelanalysis March 21, 2024 Andreína Chávez Alava
Venezuela: Authorities Arrest Two María Corina Machado Associates Over Alleged Violent Plot
(ベネズエラ: 当局は暴力計画の疑いでマリア・コリーナ・マチャドの仲間2人を逮捕)
タレク・ウィリアム・サーブ司法長官は、マリア・コリーナ・マチャドの極右政治組織が画策した暴力的な街頭抗議行動復活計画を阻止し、2人を逮捕したと発表した。 / これは、2014年と17年の〝グアリンバ”(暴力的抗議活動)に類似したものだった。

Venezuelanalysis March 19, 2024 José Luis Granados Ceja
Venezuela: Far-Right Opposition Leader Clings to Candidacy Despite Political Ban
(ベネズエラ: 極右野党指導者、政治活動禁止にもかかわらず立候補にしがみつく)
期限が迫る中、マチャドは代わりの候補を支持するよう圧力を受けているが、今のところ後任を指名する考えを拒否している。 / ベネズエラの全国選挙評議会(CNE)が決定した公式の選挙カレンダーによると、選挙は7月28日に行われ、政党は3月25日までに候補者を登録しなければならない。

Peoples Dispatch March 15, 2024 by Zoe Alexandra, Walter Smolarek
Venezuela’s election in the crosshairs of new US regime change scheme
(ベネズエラの選挙は米国の新たな政権交代計画の照準に)
ウゴ・チャベスが大統領に就任し、ベネズエラでボリバル革命が始まってから25年が経つが、米政府高官たちは、いまだに、同国政府を転覆させる新たな陰謀を飽きずに夢想している。5年前の大統領選挙では、ほとんどのベネズエラ国民が名前すら聞いたことのない政治家、フアン・グアイドーを国家元首に据えようとした。そして今、次の大統領選挙の日程が7月28日に正式に決まり、バイデン政権はグアイドーのクーデター未遂以来の最大の政権交代の準備に取り掛かっている。 / ベネズエラは、IMFや世界銀行のような機関が推し進める新自由主義資本主義に取って代わるモデルを構築しようと努力してきたため、長い間米国の介入対象だったし、今もそうである。 / 2024年の選挙 ニコラス・マドゥロ大統領は、ベネズエラ社会主義統一党(PSUV)とより広範な「大愛国主義者連合」の候補として再選を目指している。彼は「7つの変革」と呼ばれるプログラムを中心に選挙戦を展開し、経済の近代化、国家主権の主張、安全・治安、社会的権利の確保、政治参加、環境、地政学の各分野で主要な新しいイニシアチブを提案している。これらは、経済活動を活発化させる改革を実施する一方で、国の開発モデルの貧困層支援、社会主義的方向性を維持し、不利な米制裁の影響を打ち消すことを目的としている。 / 野党はいくつもの陣営に分かれている。最大の野党連合は「統一プラットフォーム」と呼ばれ、ボリバル革命の結果として権力の座を追われたベネズエラのエリートが支配する政党や派閥で構成されている。「統一プラットフォーム」は、選挙までの1年間、政府との交渉に何度も参加し、昨年10月には「バルバドス協定」と呼ばれる協定に調印した。 / この合意では、野党は選挙プロセスの組織に関する問題で譲歩を認められ、その代わりに米国はベネズエラの石油・鉱業に関する制裁の一部を緩和することに同意した。バルバドス協定では、既存の法律に従って資格を有する野党の人物だけが出馬を認められると規定された。現段階では、「統一プラットフォーム」は候補者を決めていない。 / 選挙プロセスの具体的な実施方法、メディア・プラットフォームでの選挙運動に関する規制、選挙監視員の参加、選挙人名簿の更新などは、2月28日に署名された協定にまとめられている。この合意は、150を超える政治・社会団体の対話の産物であり、500を超える提案に基づいている。全国選挙評議会に登録されている政党の97%が参加した。 / マリア・コリーナ・マチャドと不正の物語 米政府のやり方は、メディアや国際機関を通じて、選挙プロセスの完全性に疑念を抱かせるキャンペーンを展開し、選挙当日の実際の証拠がどうであれ、結果が不正であるかのように見せかけるという、おなじみの台本に従ったものである。 / 「不正選挙」シナリオの重要なピースはすでに用意されており、野党のマリア・コリーナ・マチャドの失格をめぐって展開されている。 / マチャド不在の選挙は合法的なものとは言えないという立場が、メディアによって際限なく強化されている。 / マチャド: 政権交代の工作員? 【マチャドの犯罪歴を列挙。省略】 / 米国はベネズエラの民主主義を委縮させようとしている ベネズエラ政府は、民主的に選出された政府を転覆させ指導者を暗殺しようとする右翼の陰謀によって引き起こされた長年の政治的不安定を経て、「ベネズエラの独立や主権機関を弱体化させるために外国勢力と共謀しない限り、どのようなイデオロギーの政治勢力であっても選挙に参加できる」という真っ当な原則を追求してきた。これは世界中の慣行と一致している。 / 7月28日の選挙が近づくにつれ、ベネズエラ政界の異質な要素間の緊張は激化するに違いない。バイデン政権は、民主党政権と共和党政権の政策決定を動かしてきたのと同じ包括的な目標、つまり、西半球におけるワシントンの支配的役割に長年反対してきた人物を政権から排除するという目標に導かれるに違いない。
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.03.17 Sunday)に全訳あり】

teleSUR Published 11 March 2024
Venezuelan Socialists Ratify President Maduro as Candidate
(ベネズエラ社会主義統一党、マドゥロ大統領を候補者として正式承認)
日曜日(3/10)、ベネズエラ社会主義統一党(PSUV)の草の根組織は、7月28日に予定されている次期大統領選挙の候補者を決定するための集会を全国で開催した。 / PSUVのペドロ・インファンテ副議長は、15,800以上のgrassroots assembliesがこの決定に参加し、ニコラス・マドゥロ大統領を次期大統領選の代表として選んだ、と報告した。 / 24万以上の街頭集会と46,638の地域集会が行われた。

teleSUR Published 5 March 2024
Elections in Venezuela Will Be Held on July 28
(ベネズエラの選挙は7月28日に実施される)
ベネズエラ全国選挙評議会(CNE)は、今週火曜日(3/5)、大統領選挙がウゴ・チャベス司令官の誕生日である7月28日に行われることを確認した。 / 選挙公示は3月5日、国内外の選挙人登録特別日は3月18日~4月16日、予備選挙人登録締め切りは4月16日、推薦状提出は3月21~25日、下部組織のメンバー選出は3月20日、選挙キャンペーンは5月4日~7月25日に行われる。

Venezuelanalysis February 29, 2024 Andreína Chávez Alava
Venezuela: Political Parties, Interest Groups Sign Electoral Agreement
(ベネズエラ: 諸政党と利益団体が選挙協定に署名)
ベネズエラ国民議会(AN)のホルヘ・ロドリゲス議長は、選挙スケジュールを作成するための全国的な対話プロセスで、すべての参加政党によって承認された合意が得られたと発表した。 / ベネズエラ社会の様々なセクターから152人の代表者が署名したこの文書は、今年の大統領選挙の27の候補日を提案し、金曜日(3/1)に正式に全国選挙評議会(CNE)に提出され、その審査が行われる。選挙当局は3月末までに選挙日程を発表する予定である。 / 水曜日(2/28)に記者会見したロドリゲス議長によると、この合意文書には、すべての政党に対する選挙権の保証、全国テレビとソーシャルメディア・チャンネルにおける選挙運動の機会均等、選挙人登録簿の更新、ベネズエラの法律と憲法を遵守する限りにおける国際的なオブザーバーの招聘など、今後の選挙プロセスの幅広い側面に関する約500の提案も含まれているという。 / 署名者たちはこの文書の中で、エセキボ地域を含む国家と領土の主権を守ること、米国主導の対ベネズエラ制裁やその他のいかなる形の外国からの侵略も拒否すること、ベネズエラの制度を尊重し、海外に拠点を置く極右派閥によって違法に設立された並列的な制度を無効にすることを約束した。 / この提案は、40以上の野党を含む多様な政治団体と、経済、社会、学生、文化、宗教、女性グループとの間で、2月初旬から9回にわたって行われた協議で提出された。 / 米国が支持する「統一プラットフォーム」との対話プロセスで政府代表団の団長も務めるロドリゲス議長は、この合意は2023年10月の「バルバドス合意」に代わるものであり、より広範な政治的・人民的セクターを取り込んだものだと強調した。 / 「統一プラットフォーム」は、水曜日(2/28)の式典に出席しておらず、合意書にも署名していない。主席交渉官のヘラルド・ブライドによると、野党連合はノルウェーの調停者にバルバドス協定違反の疑いリストを提出したことも政府に伝えた。 / ブライド陣営によれば、最も重大な違反は、極右野党指導者マリア・コリーナ・マチャドの政治的失格を批准したことだという。マチャドは10月に行われた野党内予備選の勝者であったが、その過程は泥沼の論争の中にあり、最高裁によって結果が保留された。 / マチャドの場合、ベネズエラ最高裁判所(TSJ)は、15年間の公職失格処分に対する彼女の異議申し立てを却下した。その理由として挙げられたのは、彼女の汚職組織への参加疑惑、ベネズエラの対外資産を危険にさらす強硬な野党の行動、米国主導の制裁への支持であった。 / 「統一プラットフォーム」――マチャドの率いる「ベンテ・ベネズエラ」を除く4つの野党で構成されている――は、極右指導者への支持を公言しているにもかかわらず、昨年10月以来、ベネズエラの地で数回の会合が行われたとされるマドゥロ政権との協議に関与し続けている。この反政府連合は選挙路線に留まると宣言しているが、別の候補者を支持するかどうかは明らかにしていない。 / ワシントンはマチャド候補を支持している。彼女の立候補が禁止された後、バイデン政権は、ベネズエラに対する経済処置を強化し、米財務省はベネズエラの鉱業部門との取引を許可するライセンスを剥奪した。 / 既存のライセンスが4月に失効すれば、石油・ガス産業への制裁を再び課すとしている。カラカスはこれらの脅威を拒否し、代わりに選挙プロセスのための国民対話と石油産業を強化するための他のパートナーとの提携強化に焦点を当てている。

Venezuelanalysis February 26, 2024 Clodovaldo Hernández
Venezuelan Opposition Seeks Viable Path for Presidential Elections
(ベネズエラの野党、大統領選挙への有効な道筋を探る)
失脚したマリア・コリーナ・マチャド候補の警告(「私がいなければ選挙はない!」)にもかかわらず、チャビスモと数十の野党は選挙カレンダーについて議論している。 / 最高裁判所がマリア・コリーナ・マチャドの2024年大統領選挙への立候補を禁止する判決を下したことを受け、この極右指導者は、反抗的に「私のいない選挙はない!」と宣言した。 / この宣言は、武装への潜在的な呼びかけを示唆しているように見えた。特に、米政府高官が、マチャドの立候補を認めない場合には4月に一方的な強制措置(一般に制裁として知られる)が復活する可能性があるという警告によって、彼女のスタンスを支持したので、そのように見えた。その決意を強調するために、ワシントンはベネズエラの国営鉱山会社ミネルベンが国際的な金取引に従事することを許可するという、以前に付与されたライセンスを即座に取り消した。 / しかし、最近のベネズエラの政治情勢は、1999年の憲法承認以来6回目となる大統領選挙に向けた平和的な軌道を示している。マチャドの失格をめぐる論争は時代遅れとなり、疲弊しているように見える。野党の大半の派閥は、前例のない国民的協議を通じて選挙スケジュールが確立されていく中で、前進する決意を示し、実行可能な代替案を提示することに集中している。 / この変化を明確に示しているのは、チャビスモが多数を占める国民議会(AN)が、選挙日程に関する統一案を作成し、全国選挙評議会(CNE)に提示するために、国内のさまざまなセクターとの対話プロセスを開始したことである。40を超える政党や運動がこの協議に積極的に参加し、次期投票に関する日程や建設的な意見を提供した。協議が終了するまでに、合計25の選挙日程候補が検討された。 / 世界的なメディア機構が提供する情報によって外国から見れば、マチャドの主張(「私がいなければ選挙はない!」)には現実的な根拠があり、選挙プロセスを台無しにしかねないと誰もが考えるだろう。しかし、現実はそうではない。 / マチャドは、昨年10月、マドゥロ政権に反対している政治スペクトラムの部分が参加した反対派内の予備選の勝者であったが、野党をまとめられるにはほど遠い人物である。 / ベネズエラの上流ブルジョア一族の後継者であるこの政治家にとっての第一の障害は、まさに会計検査院によって出され、今年最高裁によって確認された彼女の失脚である。 / 彼女に不利に働く第二の要因は、マスコミが作り上げたイメージとは裏腹に、野党内で幅広い支持が得られていないことだ。現実には、マチャドはチャビスモと同じくらい、自身の政治陣営内からの大きな反対に直面している。彼女の指導スタイルは、過度に個人的で、恵まれた社会的背景や米国の支援と密接に結びついていると受け止められている。政治的追放が支持された後に彼女が組織した動員は大失敗だった。その結果、彼女の失脚撤回を要求する強力な街頭運動が期待されたが、たちまち消えてしまった。 / 【中略】 / 最終判決によって、マチャドの失脚は、当初は行政上の措置であったが不可逆的な司法判決へと固まった。米国政府や米国の同盟国から判決を覆すよう要求されたとき、政府のスポークスマンは「これは再判決である」と述べた。 / 選挙日程に関する国民議会の対話集会では、マチャドの失格をめぐる議論は一時棚上げにして、さまざまな野党勢力が次期大統領選挙に関与するという共通の決意が明らかになった。 / 【このあと「注目すべき」立候補者の簡単な紹介あり。省略】

Orinoco Tribune FEBRUARY 1, 2024
María Corina Machado’s Lengthy Criminal Record
(マリア・コリーナ・マチャドの長い犯罪歴)
【2002年以降の犯罪歴が明らかにされている。】
先週金曜日(1/26)、ベネズエラの最高裁判所(TSJ)は、極右政治家マリア・コリーナ・マチャドの15年間の公職資格剥奪を確認した。 / 【中略】 / TSJが彼女の失格を決定した7つの理由 1) 彼女は、ベネズエラの犯罪的封鎖を推進した簒奪者フアン・グアイドが画策した汚職計画に関与した。 2) 彼女は、CITGOの保有資産と石油会社の差し押さえを含む、海外のベネズエラ国民の企業と財産の没収を支持し、325億ドルの財産被害を引き起こした。 3) 彼女は、コロンビア・ベネズエラ企業モノメロスの差し押さえを支持した。モノメロスはコロンビアでペトロ大統領が就任した際に破産状態でベネズエラに返還された。 4) 彼女は、イングランド銀行による31トンの金の違法保有を支持した。 5) 彼女は、国際金融システムにおける40億ドルの凍結を支持した。 6) 彼女は、6万人のHIV患者への医薬品の購入を阻止する制裁を要請した。 7) 彼女は、米州機構におけるパナマの外交代表の地位を受け入れた。【国会議員としての職務に違反して、他国(パナマ)の代表としてOAS会議に参加し、そこでベネズエラに対する制裁の発動を主張した。】

Venezuelanalysis January 27, 2024 Ricardo Vaz
Venezuela: Supreme Court Denies María Corina Machado Appeal, Ratifies Political Ban
(ベネズエラ最高裁がマリア・コリーナ・マチャドの上告を棄却、政治活動禁止を決定)
ベネズエラの野党は、極右指導者が今年の選挙への立候補を禁じられ、岐路に立たされている。 / ベネズエラ最高裁判所(TSJ)は、野党の政治家マリア・コリーナ・マチャドが現在15年間公職に就いていないことに対する異議申し立てを却下した。 / 金曜(1/26)の午後に出された判決で、ベネズエラの最高司法機関は、マチャドが自称「暫定大統領」のフアン・グアイドー前大統領が率いる汚職計画に参加した疑惑を指摘した。 / また、米国に本社を置く製油会社CITGOやコロンビアに本社を置く農薬会社Monómerosなど、ベネズエラの海外資産を危険にさらす強硬な野党の行動や、マチャドが米国主導の制裁を支持していることも同様に指摘した。 / 最高裁は、また、極右野党のマチャドが2014年に追放されるきっかけとなった違反についても言及した。 / マチャドとは別に、2度大統領候補となったエンリケ・カプリレスもまた、その追放が支持された。彼は暴力的な反政府デモに関与したため、2017年に15年間の追放処分を受けた。

Orinoco Tribune JANUARY 27, 2024
Venezuela’s Supreme Court Ratifies Disqualification of Machado and Capriles, Lifts Disqualifcation of 5 Other Far-Right Politicians 
(ベネズエラ最高裁、マチャドとカプリレスの失格を決定し、他の極右政治家5人の失格は解除)
ベネズエラ最高裁判所(TSJ)は、昨年12月に再審査の訴えを提出していた極右政治家7人の政治家資格剥奪事件の判決を発表した。裁判所は、このうち5人の政治家の失脚を解除したが、エンリケ・カプリレスとマリア・コリーナ・マチャドの失脚を確認した。 / 1月26日に発表されたTSJの判決は、ベネズエラ・ボリバル共和国憲法と「バルバドス協定」の決定に全面的に準拠したものである。


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