「新しい横浜ダービー」ホームで横浜FC先勝！

昨日は、注目の『横浜ダービー』をロッシパパ・ママ、ライビーママ、ゴンの友人、私の５名で観戦応援に行った。
ロッシのパパさんが4時間も前に行き、スーパーシートを確保してくれた。
三ツ沢はピッチと観客席が近く撮りやすいが、照明が暗くナイトゲームは難しい。
けど前から2列目、選手の声、飛び散る汗までとどきそう。

ホームでの初戦、高木監督の挨拶セレモニーが有った。
先発にカズ、ブラジル人トリオは、シルバ（サブ）のみ登録。





開始早々カズが遠めから狙う、久保もループを狙う、7分早川のゴールで先制。





前半は攻撃的、後半は守る戦法か、守備の時間が増える。
乾の中盤からのドリブル突破にヒヤヒヤ、そんな中でも久保が狙う。
菅野が飛び、小村・早川のゴールを守り切り、ダービーを制す。





カズの嬉しそうな笑顔を見て、ロッシパパとがっちり握手、三ツ沢を後にした。

　

二〇〇一年末、旅行でジェノバの空港を利用したときのこと。スーツケースに「ありがとう」と書かれた紙が張られていた。やられた、中の荷物を盗まれた……、と思ったら「ダービーでゴールを決めてくれて」と続いていた。多分、空港職員が書いたんだろう。７年も前のことを覚えてくれていたことに感激したし、それだけダービーが人々の生活にとけ込んだ特別なものなんだと理解した。

　横浜にもフリューゲルスとマリノスの合併という８年前の因縁がある。そんなグラウンド外の様々な思いも乗せて、ジェノバのように色鮮やかなダービーに育っていけばいいね。（元日本代表、横浜ＦＣ）

（日本経済新聞、2007年3月9日掲載）より抜粋