花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

寅さんの言葉が。

2020年05月05日 | 春空

 

私の仕事も5月いっぱいのお休みとなった。

幸い補償もあるし、家にいるのも好きなので(なんども言うけれど)

もう仕方がない!それに、今日長女との会話で

「生きているとほんとうにどうしようもない・・・ってことがあるんだなってわかった。

自分の力でとか、家族の、誰かの、とかそういうものではどうしようもないことってある、今回そういうことがわかった。・・・」

という話をした。

それに続いて、(長女)「〇〇ちゃん(会社の同期)と話していたんだけど、旅行に行けなくなったから

ほんと何のために仕事をしようとか、もうわかんないねって」

私はひたすら聴くようにして、うっと出かかった言葉を飲み込む。

今年のゴールデンウィークはスペインに行く予定だった。

若い時に行くのがいい、私自身もそう思っていて、いつも応援したい気持ちで

背中を押す。

で、少し間を置いてから

(私)「うん、そういう話を聞くと自分って何のために生きているんだろう~、粛々と生きて何にも依存していない

のかも?」

(娘)「人と比較することではないから、分散型とか色々あるし・・・自分は週5で働いて、ずっと前から

旅行の準備して・・・」とひたすら虚しさが伝わってくる。

まぁ、仕方ないよ、みんな一緒だから

ただ話していただけのことだけど、たしかに、私がその立場だったら残念すぎるかも。

自分のことで言えば、ヨーロッパはどこまでも憧れの地であって

行ったことのない私は、いつか、そう、そのいつかも今となっては遠くない、そう思っていた

矢先のこの度である。

行ける時に、出来る時に、言ってしまえばきりがないけれど

やっぱり今しかない

どんなことも、今しかないのだと思う。

旅をするように生きたい

「風の吹くまま、気のむくままってやつだよ」

車 虎次郎さんの言葉を見つけて、あぁいいなって思うのだった。

 

 

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