花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

その人は豊かな余韻を残していった。

2021年06月26日 | 空には雲があるように

なにかを書こうと思う

仕事をしている時とか、家事をしている時

布団に入って眠り、ふと目を覚ました時とか

書きたいな、と思うことが湧いてくることがあるのだけれど

いざキーボードの前に座ると失せてしまう

そんなことがある

・・・・

豊かな余韻を残すひと

そういう人っていいなぁと思う

以前、職場に来た一人の女性は、そんな人だった

お孫さんがいるのだという

化粧っけのない、どこかこざっぱりとして清々しい

人の目をまっすぐに見て、さばさばっとしているけれど物腰が柔らかい

子供の描いた絵が並んでいたそのギャラリーで

「いいねぇ、子供の描いたものは・・・」

くわしい内容は忘れてしまったのだけれど、

子供の描く絵についての感想をぽつぽつと話す

それに対して、私も答える

選ばれる言葉が、素朴だけれど深みがあり

心にずしんと響くのだ

わずか10分くらいの立ち話をして

その人は帰っていった

帰り際に私の名前を聞いた

その時間、心が触れ合って、良い時間だったのだと

その人も感じてくれたのかなと思った

・・・・

そういう人になりたいなぁ

そんな豊かな余韻を残せる

どうしたら、そうなれるのだろう

これから歳を重ねて、どんな人間になっていくのか

思わない日はない

そういうお年頃でもある

 

アガパンサス、白もあるんだ

綺麗でした

 

 

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