帰省します、その言葉より、旅に出ます、そう言いたい。
15年近い年月を過ごした街では
行く、と言うと、色んな優しい言葉が返ってきた。
その人たちの言葉と表情には、私を心から慰め、励まし、労いの心が感じられた。
人は優しい
そう思える瞬間の湧き出でる、ぬくもり。
きっと誰かもが知っている幸せという感情かなと。
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今は札幌にいます。
いちばん好きかな?と思える北海道神宮に
もう二度も足を運んだ。
高く聳えるヒノキの種類の木々たち。
その木肌を眺め、整列した太い幹の合間に見える緑や空が
自然の偉大さを伝えてくれている。
そこは観光地ではない、そうであってはならない
と私は願っている。
かつて(コロナ禍前)、久しぶりに訪れたこの地には観光バスから
来ただろう人たちがたくさんいて、時代の流れを思った。
いつだって全ては平等に開かれている…私個人のエゴかしらと、
ふと省みたり、あぁ、なんだか真面目ですが
自然に…佇む人が、似合う場所であってほしい
昨日、一昨日も、静かで大らかで、光が溢れ、葉たちの陰が
地面に模様を作り、カラスが歩いていて(きれいなカラスだと思った)
自然が存在している
大らかな場所に安らぎを覚えて、来て良かったと心から思う。
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そして夕方戻ると、日本の中心では大変なことが起きていた
不穏と不安、日本の行く末を案じる、
一人ひとりできることを、平和を作るのは私たち
願い、祈り、行動に表す、
いまがその時、わたしに言う。
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