花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

ブーケの桜。

2009年04月05日 | 旅するように

 なんて愛らしいのだろう。
束になって、「私はここよ。」と伝えようとしている。
木漏れ日の午後に、淡いピンクの小さな小花が集まって
幹の深くて濃い色の上に、まるでブーケのようだった。

きっと、日本人に似合うだろう。
人を可憐に引き立てて、どこまでも美しく演出してくれるに違いない。

ひとつの生涯に、若いだけで美しいのだ・・・という時期は
あっという間に過ぎていくもの。

どうか、若い人達は、飾らずに素のままで、
そんなかけがえのない時を迎えて欲しいと思うのだ。
素朴であることの、初々しさを美しさを
過ぎてから、あぁ、あの頃であったのだと
気づくものだから。

桜の持つ、素朴な清楚な美しさは
自然の中であるからこそ、際立つと思うのだ。

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