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ニューヨークとわたしの日々

Happy Giving Birthday

2005年11月19日 | life
今日11月19日は、わたくしの誕生日です。
お誕生日のお祝いの言葉をくれた方々、ありがとうございます。
今日は、誕生日になるといつも思うことを書いてみようと思います。

今日のブログのタイトルは「Happy Giving Birthday」。この言葉はなんとなく英語的に間違ってる気がしますが、つまり私にとって誕生日とは、私をこの世に産み落とし、健やかにまっとうな精神で育ててくれた両親に対する、感謝の日なのです。

両親は、愛情に溢れ、きちんとしつけてくれ、楽しく恵まれた子供時代を私にくれ、なおかつ私のパーソナリティの形成にもっとも多大な影響を与えた人々です。心身の端々に、両親の影を感じます。

友人がどんどん子持ちになっていく今日この頃、彼らからの赤ちゃん誕生報告や写真を見るたび、私は自分の両親のことを思い出します。両親が若かった頃、生まれたばかりの赤ちゃんを、どんなに愛で、自分の身に代えても守ろうとし、心配し、大切にしてくれたかを考えます。友人たちが、生まれてきた自分の子供に対する初めての愛情や親の気持ちの「現実感」を、私に教えてくれたんだと思います。「今あなたがその子に感じている愛と、まったく同じものを自分に感じてくれていた人がいるんだよね」と、気づかされる。

私が6歳くらいのころ、父親は一時期、アメリカ・ミズーリ州のキャンサス・シティに単身赴任で駐在していました。その時代、固定相場制で1ドル360円、国際電話代や郵送費も、今からは考えられないくらい高かったので、父と手紙をやりとりするときは、ポステージを抑える目的でオニオンスキンの軽くて薄いエアメール用レターパッドを使っていました。手紙といっても、私は当時、たった幼稚園生とか、小学校に入学したてなので、ひらがなばかりのまさに子供の手紙です。

その子供の手紙に、父は、本当にまじめに返事を書いてくれました。父の方も、私が読めるようにとひらがなばっかりの手紙で、日々の出来事や、私たちがアメリカに引っ越してくるのが待ち遠しい気持ちとか、私たちのためにベッドを買ったとか、そういう話を書いていました。

数ヶ月あと、母や姉と一緒に私もキャンサス・シティに移り住みました。それ以前の時代にやりとりされた父からの大量の手紙の束が、私には残されています。これはすごい代物で、一生の宝物です。めったに開けて読むようなことはありませんが、30代の若い父親が書き記した幼い娘への手紙なんて、なかなかいただけるものではないと思って、心から大切にしています。

…で、今現在の私は、父とはほとんど何の交流もないわけなのですが、その手紙のことと、楽しく恵まれた子供時代を過ごさせてくれたことに対する感謝の気持ちを、表していない気がするのです。私に感謝されているということを父に知ってほしいと思い始めたのです。これって、どうやってしたらいいんでしょうね?

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2 コメント

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Happy Birthday!! (Pooh)
2005-11-21 10:30:37
お誕生日おめでとうございます~~。

去年は一緒にお祝いしてもらったんでしたね。



いいお話どうもありがとう。私も最近、「両親」についてはよく考えます。私にとって今一番の感謝は、こんなところで気ままに生活する事を理解してくれる事。全然親孝行出来てない…って、しみじみ感じるんですよね。感謝の気持ちを伝えるのって、ほんとに難しい…。



よい1年になりますように!!
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ありがとう!Poohちゃん (life)
2005-11-21 15:15:31
Poohちゃん、コメントありがとう!



そうそう、去年は一緒にお祝いしてもらったねー。あれから1年も経っちゃったなんて、Time goes so fast...! 時間を無駄にはできないなあ、なんて思いました。

だから、私もPoohちゃんと同じで「ウチの親はわたしのこと理解してくれてるから」って思っているけど、で、実際のところ本当にそうなんだろうと思うんだけれど、それはそれとして、感謝の気持ちもちゃんと伝えたいなあと思った誕生日でした。



Poohちゃんも、1日早いけれど、お誕生日おめでとう!今年はどんな1年になるのか??楽しみだね。





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