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ニューヨークとわたしの日々

「怒らない国民の方がどうかしてるね」

2010年05月29日 | news
5月29日 石原都知事会見詳報 [2] <産経新聞> より引用

 「僕らヨット乗りは、今みたいに航海機器が完備する前は、自分が嵐の中でどこにいるか分かりにくかった。その時、灯台は非常に有効だった。灯台は色んな発光信号があって(それぞれ)発光の仕方が違う。たまたま尖閣に私たちが作った灯台の発光と、その近くにある灯台の発光の形が似ていたら、嵐の時に大した航行機器持ってない船だったら、自分がどこにいるかということを勘違いしかねない」

 「この話を日本の政治家にしても分からないけど、横田基地の問題で(アメリカに)行ったときに、国防副長官とペンタゴンの長官と会いその話をしたら、両方とも同じことを言った。『それじゃ非常に危険じゃないか。立派な灯台がチャートに記載されてない』。…知ってるんだよ、向こうの方が」

 「どういう風に機が熟したのか、時期尚早だったのか知らんけど。やっと、この2、3年前に尖閣の灯台が正式にチャートに記載された。この話の連脈で、モンデールの事例もあるし、同じ(民主党)政権がアメリカが支配している。この時期に普天間(基地)が戻ってきて」

 「しかも尖閣を最近、中国が『あれは本当はおれたちのものだ』と領有権を正式に主張したんでしょう? そして日本の海上保安庁の船を、向こうの船が『お前たち領海から出ていけ。侵犯だ』と。どういう訳か知らんが、相手も軍艦じゃなかったが『そうですか』ということで(自らの)領海を離れたんです。変な国だね」

 「非常にやっかいな民主党政権がアメリカにでき、かつてモンデールが来て、そういう(尖閣諸島への中国侵攻では日米安保を発動しないという)発表したんで、(石原知事が、鳩山首相に)『もう1回、政府としてアメリカ政府に、尖閣でホット・フラッシュが起こったときに安保発動して守るんですか? そのために沖縄の基地もあるんでしょうって言ったらどうですか?』と言いましたら、驚くこと言ったね、総理は。諸君、聞いたろ? どこが問題だと思った?」

 --「これから中国と領土問題について話し合う」と…

 「そうだ! まさにそう言ったんだよ! こんなたわけたことをいう総理大臣が世の中にいますか? もともと正式に(アメリカから)返還されて、日本人が住み着いて。あそこにはかつて人も住んでて、カツオの工場まであった。いま非常に不便になったから誰もいない。それを中国は海底資源ということで、かこつけて領土を主張してきた。その問題に触れたら、(鳩山首相が)『抑止力の問題とは別に、尖閣の主権についてはこれから日中で協議します』と。私はこういう総理大臣、認められないね!」

 「(この発言は)自分の国土を売るんだよ。中国の言いなりになって。協議するということは、一歩も二歩も譲歩したということじゃないですか? どういうことなんだ、これ?」

 「…まぁ知事会議だから問題にしなかったけどね。君らメディアがこの問題をちゃんとフォーカスしてくれ。日本の領土なんだぞ。われわれの先祖が手をかけて育て、整備もし水路も作った。その島が拡張主義の中国からチベット、モンゴルと同じように、『あそこもおれのもんだ』と言ってきて。結局、スプラトリーというフィリピンの間近なほんとに難しい位置にある(諸島)を中国がどうしました? アメリカがマニラの基地を取っ払った後、たちまちやってきて実質的に占拠してものを作ったじゃないか」

 「これは怖いこと。私はこういういわれのない領土拡張主義を認めるわけにはいかない。それを防ぐために防衛力があり、それだけで事足りないからアメリカとの安保条約があって、色んな犠牲も払ってるけれども。その相手のアメリカが北朝鮮での紛争や中国での紛争なら、日本の領土から出かけて実力行使をするか分からんけど、肝心の日本の一番、目と鼻の先にある尖閣諸島に対して、(安保を発動しないと)前の大使が言った」

 「それについて『確かめるのか?』って言ったら、(鳩山首相は)『尖閣諸島の所属、主権はこれから日中で協議する』って、こんなばかなことをいう総理大臣どこにあるか! ほんとに! 怒るのは当たり前でしょう。怒らない国民の方がどうかしてるね」

 「上海でやっている(万博で)日本館だけ国旗が揚がってないんだってね? 日本はたくさん出資をして作った。日中友好のためだろ、これも。日本の国威発揚もあるかも知らないけどこの大きな大きな設備投資に日本の国旗がない。日本の国旗が揚げることができない、揚げることをはばかっている」

 「誰だ!? あそこの責任者は!? 堺屋太一か!? 本当にこれはおかしな話ですよ! 君ら若い人は『何で石原さん、あんなに怒るんだ。血相変えて』って(思うんだろうけども)。僕らは戦争体験があるからね。残念だ、本当に。残念というか、恐ろしいよ!」

スラバヤのカンプン

2010年02月08日 | travel






▲スラバヤのカンプン

ここは東ジャワの中心都市、スラバヤ。インドネシア第2の大都会でもある。カンプンというのはクモの巣のように広がる細い路地のことで、住宅の密集する人々の生活の場。コミュニティの力が強い。これよりもずっと道が狭く立て込んだカンプンもたくさんある。

この影の濃さ、強い光のエッジが美しい。
ここのカンプンで1週間過ごした。
晴れ女の私は、雨季のスラバヤを奇跡的に1週間晴れにしました。

スラバヤは本当に暑い。言葉では表現できない暑さ。茹だるようと言えばいいのか。シンガポールは目眩がする、なんて昨日書いてしまったけど、あんなのはちょろいと今は言える。

そんなわけで、暑すぎるスラバヤでは、道端でかき氷屋台を見つけると必ず駆け込む日々となりました。



▲Es Campur エス・チャンプル

これが本当に美味しいのです。沈んでいて見えないけど、旬の果物・ドラゴンフルーツも入ってました。南国フルーツたっぷり、練乳入りの甘くて冷たいエス・チャンプルに何度救われたことか。

ところで、日本では、かき氷を「食べる」と言いますが、インドネシア語では「飲む(=minum)」という動詞を使います。暑過ぎてどんどん氷が溶けていくからか?

ラッフルズホテル

2010年02月07日 | travel


Raffles Hotel ラッフルズホテル

日が落ちた後も目眩のするような湿気で暑さの引かないシンガポールの夜、ラッフルズホテルに行きました。建物は優美なコロニアルスタイルで品があります。アジアの最高級ホテルとして同様に名高い香港ペニンシュラにも以前行ったけれど、建物の美しさとデザインの優雅さは格段にラッフルズの方が上。




ロングバーでシンガポールスリング

1915年、ラッフルズホテルのバーテンダーが最初に作ったのが始まりのシンガポールスリング。ホテルの名入りの専用グラスに入ったオリジナルのシンガポールスリングは、パイナップルとチェリーの香りがするトロピカルカクテルでした。大きな升に入ったピーナッツは食べ放題で、殻は床に落とすことになっているためロングバーの床は一面ピーナッツの殻だらけ。リスの巣のようです。




Long Bar ロングバー

シンガポールスリングはここで生まれました。なんとも言えないコロニアル風味でエキゾチック。東南アジアの歴史を感じます。

ハイチ大地震に対する日本政府の支援

2010年01月23日 | news
ハイチに対する日本国の支援体制がマスで正確に報道されていない気がしていましたが、(…ちょっと意外な場所で)それについての記事を見つけたので転載します。オリジナル記事へのリンクは引用の最後にあります。

◆ ◆ ◆

大地震のため、ハイチでは手足や頭蓋骨を骨折した患者が続出した。外傷に伴う腹腔出血や、内臓の損傷が見られる患者も多く、一刻も早い手術が必要だ。だが、地震によって医療施設が倒壊し、手術に必要な電気や水の供給も途絶えている。医療に関するインフラがまったく機能しない状況に陥ったというわけだ。

日本は地震発生から48時間以内に、大型コンテナ約30台を飛行機に積みハイチへ向かい、現地で小さな仮設病院を立ち上げた。コンテナはつなぎ合わせるだけで、あっという間に総合病院に変身した。ここには手術室、集中治療室、一般病室、医療機器の消毒室などが整っていた。24時間手術が可能な大容量の発電機、汚水でも飲み水として使えるほど浄化できる浄水器も稼働している。すべて、災害時に「移動式総合病院」として使用できるよう、事前に製作されたものだ。製作費は約15億6300万-23億4450万円程度だという。

日本はこうした仮設病院用の設備や、治療に使われる薬品、医療機器などを空港に常備している。海外で災害が発生したとき、すぐに輸送機へ積み込んで現地へ運べるようにするためだ。災害が発生した後、二日以内に診療を開始できるようにするのが、国際協力機構(JICA)の目標だ。負傷した被災者たちにとって48時間とは、治療を受けられるか否かによって生死を分ける重要な時間だ。

治療を担当する医療団は、各大学病院から派遣される。各病院で6人からなるグループが待機しており、通常は4グループを一まとめにして、外科や内科などの診療科ごとに約20人の医療団を専用機で現地へ派遣する。彼らはみな、普段から災害発生時の救急患者の分類、救急処置法などの教育を、40-50時間にわたって受けている。日本政府は各病院に対し、医療団が派遣された後の人材の空白を埋めるため、人件費を支払っている。このほか、現地の治安を維持するため、自衛官も派遣されている。

以上、朝鮮日報 2010/01/22 より抜粋。

◆ ◆ ◆

日本のメディアって、ハイチ地震の報道が少なすぎる。
なぜなのでしょう??

▼外務省のホームページに、日本政府からの支援状況が記載されています
ハイチの地震被害に対する日本政府の支援

▼当初派遣されたJICAはテントで治療活動を行った。「国境なき医師団」と協力し、簡易な診療テント内で手術などを行っていた。
(1) JICAによるハイチの大地震被害に対する国際緊急援助(医療チーム・物資供与)の様子
(2) ハイチ日本医療団始動の様子 2010/01/19 東京新聞夕刊


▼その後 派遣された自衛隊が、上の記事に出てくる「野外手術システム」を持って行って任務に当たった。
陸上自衛隊の野外手術システム
↑大変興味深いです、もっと報道周知されるべき

ちなみに、JICA - 国際協力機構 は、海外で大災害が起きるといつもこんなふうに被災地救済に駆けつけて活躍してきたのに、民主党政権によって「事業仕分け」されてしまった。

NYCオールスターズ、ハイチのために立ち上がる

2010年01月22日 | new york
あさって、日曜日開催です。
メンバーすごいよ! NYCオールスターズ!!!
こんなパーティー、そうそう実現しないでしょうね
ドネーションは全額「国境なき医師団」に寄付されます。
夢の競演です。ニューヨーカーは是非。



▲このポスターをクリックすると大きな画像が開きます▲


Sunday, January 24th (4pm - 4am)

"SONG, DANCE & LOVE for HAITI"

4-5pm Joaquin ‘Joe’ Claussell
5-6pm Jephté Guillaume
6-7pm Sabine Blazin
7-8pm François K.
8-9pm Hex Hector
9-10pm Danny Krivit
10-11pm DJ True
11-12am Jellybean Benitez
12-1am Antonio Ocasio
1-2am Louie Vega
2-3am Josh Milan
3-4am Nicolas Matar & Willie Graff

ALL PROCEEDS will support DOCTORS WITHOUT BORDERS in HAITI
www.doctorswithoutborders.org


$20 Suggested Donation
Open Vodka Bar 4-5pm

Cielo
18 Little West 12th Street - NYC
www.cieloclub.com

We’d like to give thanks to Cielo for opening their doors, Benny Soto and everyone else for volunteering their efforts in this time need.

Event Organized By: Joann Jimenez, Jephté Guillaume and Antonio Ocasio