14日から一泊で八ヶ岳高原に紅葉を撮りに行ったのですが、中央高速道路の笹子トンネルで片側車線を通行止めにして、補修工事をしていた関係で渋滞が発生し、予想外に時間をとられ、白駒池までは行けませんでした。もう3年ほど前になりますが、笹子トンネルの天井版が落下し、9名が死亡するという大事故がありましたが、補修作業の為の渋滞なら我慢するしかありません。幸い天気は良く、紅葉も盛りでしたので、秋景色を満喫しました。白駒池をスキップし、手前の八千穂レイク、駒出池辺りで紅葉を撮って、八ヶ岳のロッジに一泊し、清里を廻って戻りました。清里では真っ赤に塗装された東沢大橋と紅葉を前景に八ヶ岳を撮ろうと思ったのですが、大橋は工事中で絵になりませんでした。
昼食後、行く当てもなく車を走らせて、この橋の上を通過した時に、収穫を目前に黄色く実った田んぼを橋の下に見ました。道路から外れて降りて行くと大きな田んぼではありませんでしたが、農家の方の結晶がありました。
それならスタート台近くまで昇って行こうとリフトとエレベータを乗り継いで上がって行きました。エレベータを降りる処までは選手と一緒ですが、建物から外に出ると、選手は右手の通路に入って行き、観客は左手にある階段(何れも鉄製)を上ってゆく設計になっていました。上部の観客席に大会当日にも入れるのかどうか判りませんが、20名程度のスペースはありました。
練習している人達のユニフォームは案外地味な色で背景に溶け込んでしまうのですが、一人だけ黄色いジャンプスーツを着た人が居たので、被写体に良いなと思って撮った後、最上部の観客席に上がって行くと、ジャンプを終えたその人がエレベータで上がって来ました。暑いのでしょう上半身はジャンプスーツを脱いで、ヘルメットも被っていません。それで初めて女性だったことに気がつきました。
尚、この台はラージヒルで、右側にノーマルヒルがあります。K点は120mで、ヒルサイズは131mだそうですが、最長不倒距離の記録は冬季が岡部の140m、夏季はシモン・アマン(スイス)の136mとありました。
練習している人達のユニフォームは案外地味な色で背景に溶け込んでしまうのですが、一人だけ黄色いジャンプスーツを着た人が居たので、被写体に良いなと思って撮った後、最上部の観客席に上がって行くと、ジャンプを終えたその人がエレベータで上がって来ました。暑いのでしょう上半身はジャンプスーツを脱いで、ヘルメットも被っていません。それで初めて女性だったことに気がつきました。
尚、この台はラージヒルで、右側にノーマルヒルがあります。K点は120mで、ヒルサイズは131mだそうですが、最長不倒距離の記録は冬季が岡部の140m、夏季はシモン・アマン(スイス)の136mとありました。
もう行く処がなくなり、此処まで来たのだからジャンプ台を覗いてみようかと立ち寄りました。これまでジャンプ台はオスロとインスブルックで台の上に昇ったことがあります。初めて上がったオスロのジャンプ台はスタート地点に何の設備もなく、剥き出し状態だったので、下を見ると足がすくみました。インスブルックの台は、新国立競技場の設計で問題にされたザハ・ハディッド女史の設計でした。ジャンプ台の上には立派なカフェがあり、ガラス越しに下を見る形になるので、恐怖心など全くありません。さて、白馬はどうなっているかなと言う点に興味がありました。車を停めてジャンプ台に近づいて行くと、何やら声が聞こえました。上を見るとジャンプの選手達が練習しているのでした。これは思いがけない儲けものでした。
白馬に来るにあたり、今回通るのを避けた国道406号の状況を見に行った際に立ち寄った時には、雲で山は全く見えなかったのですが、今朝は時折、うっすらと姿を見せるので、もう一度トライして見ようと「大出の吊り橋」に来てみました。かすかに山の頂上付近が見えるものの、変わりはありませんでした。
天気の様子を見ながら、川原を歩いて別の流れを見つけたので、普通のシャッター速度にして撮りました。こうして時間を潰しながら山が見えないか待ったのですが、結局、駄目でもう一度「大出の吊り橋」に向かいました。
犬を連れて歩いている人達を眺めながら雲が移動して呉れないかと暫く待ちました。時折、一部分が見えるのですが、スッキリした形には遂になりませんでした。これが大雪渓でしょうか。
団体客が入っており、7時に食堂に行くと混雑しているのが判っていたので、ジッと我慢して、8時に降りて行き朝食を摂った関係から、白馬大橋の土手に車を停めたのは9時を少しまわっていました。犬を散歩させている人が居たので、車を停めて置いても良いのか訊ね、河原に降りて行きました。その時には残念ながら、もう山は見えませんでした。
これが白馬大橋です。
これが白馬大橋です。
起床して一番気になるのは天候でした。直ぐに窓を開けてみると北アルプスが見えました。
一枚目が白馬岳で、二枚目が杓子岳でしょうか。
天気予報は余り良くなく、快晴は望めないので、もう一度「栂池自然園」まで昇るのは止め、白馬大橋付近から、アルプスを背景に松川の流れが撮れればと思い支度をしました。
一枚目が白馬岳で、二枚目が杓子岳でしょうか。
天気予報は余り良くなく、快晴は望めないので、もう一度「栂池自然園」まで昇るのは止め、白馬大橋付近から、アルプスを背景に松川の流れが撮れればと思い支度をしました。
二日目の夕食は和食でした。海外からの来客を初めて和食の席に案内し、メニューの説明をすると大体の者が「そんなには食べられない」とか「その中から前菜とメインを選ぶのか?」と言ったコメントをします。「一品毎の量が少ないから大丈夫」と言って始めると、残した者は居ませんでした。と言う訳で、品数は多いですが・・・
食べ終わって「和食の方が美味しかったので出来たら、明日も和食がいいな」が妻のコメントでした。
食べ終わって「和食の方が美味しかったので出来たら、明日も和食がいいな」が妻のコメントでした。
事務所で貰ったパンフレットに「源流を出ると、田園の向こうに北アルプスが広がる。雪解けには雪形が見える」とあったのですが、生憎の曇天で北アルプスの山は見えませんでした。コスモスとひまわりが咲いており、妻が撮っているのを待っている間に一枚ずつ撮ってみました。ホテルへの帰路、白馬大橋に出て山が見えないかと思ったのですが駄目でした。
栂池自然園から降りて、高原駅の近くで昼食を摂り、翌日訪れたいと思っていた「鎌池」に行く為、県道114号の工事状況を観光課に電話で問い合わせると、「終日、工事の為、通行禁止です」というツレナイ返事でした。今回の旅の一つの目的が、鎌池まで上って行き、そこでゆっくりと写真を撮る事にあったので、行けないのは残念としか言いようがありません。この日の午後は時間があったら「青鬼集落」に行く予定をしていたので、カーナビにデータを入れて、国道から入って行くと、此処でも道路工事をしていました。それでも通して呉れたので、更に進んで行くと直ぐに、「この先は通行禁止です。右手の道を行けば国道に戻れますから」と、言われてしまいました。集落の住人の出入りはどうなっているのでしょうか?
何処か行く処はないか、ホテルで貰ったパンフレットを眺めていて見つけたのが、青木湖の近くの「姫川源流自然探勝園」でした。パンフレットには「こんこんと湧き出す水は、日本の名水百選にも指定された姫川源流」とあり、小さな写真が添付されていました。奥入瀬ほどではなくても、写真が撮れる場所かと思い行くことにしました。国道148号沿いに「さのさか観光協会」の事務所があると言うので、訪れて情報を入手しました。「水を飲む人もいますが、まあ、飲まない方が良いかも・・・」と言うので、そんなに綺麗な水かと、車を事務所の前に停めさせてもらい、国道を渡って林の中に入ってゆくと「白馬盆地南端のこの地に源を発し北流する間に白馬連峰から流下した千川、松川を合わせ、小谷の峡谷を侵食しつつ新潟県に入り、糸魚川市で日本海に注いでいる・・・」と言う案内板を見つけました。続いて「荒神社」の社があり、姫川源流は、整備されるまでは「荒神の清水」と呼ばれ、古くから、塩の道を往き交う旅人は、この清水で喉を潤し、社に旅の無事を祈ったとありました。然し、渓流はとても魅力的とは言えませんでした。此処を訪れたのは午後2時前でしたが、我々の他、誰もおらず、観光客が来るのは花々の咲く春だけで、投下したコストの回収が出来るのかなと疑問に思いました。
これが荒神社の社です。
姫川源流の石碑
立派な木道が造られていました。
何処か行く処はないか、ホテルで貰ったパンフレットを眺めていて見つけたのが、青木湖の近くの「姫川源流自然探勝園」でした。パンフレットには「こんこんと湧き出す水は、日本の名水百選にも指定された姫川源流」とあり、小さな写真が添付されていました。奥入瀬ほどではなくても、写真が撮れる場所かと思い行くことにしました。国道148号沿いに「さのさか観光協会」の事務所があると言うので、訪れて情報を入手しました。「水を飲む人もいますが、まあ、飲まない方が良いかも・・・」と言うので、そんなに綺麗な水かと、車を事務所の前に停めさせてもらい、国道を渡って林の中に入ってゆくと「白馬盆地南端のこの地に源を発し北流する間に白馬連峰から流下した千川、松川を合わせ、小谷の峡谷を侵食しつつ新潟県に入り、糸魚川市で日本海に注いでいる・・・」と言う案内板を見つけました。続いて「荒神社」の社があり、姫川源流は、整備されるまでは「荒神の清水」と呼ばれ、古くから、塩の道を往き交う旅人は、この清水で喉を潤し、社に旅の無事を祈ったとありました。然し、渓流はとても魅力的とは言えませんでした。此処を訪れたのは午後2時前でしたが、我々の他、誰もおらず、観光客が来るのは花々の咲く春だけで、投下したコストの回収が出来るのかなと疑問に思いました。
これが荒神社の社です。
姫川源流の石碑
立派な木道が造られていました。
栂池ヒュッテの脇を通り過ぎ、ロープウェイ乗り場の近くまで来て、何気なく時計を見ると11:19amでした。ロープウェイは20分間隔で動いていたのを思い出し、其処から走りました。既に扉は閉めかかっていましたが、我々を見て係員が開けて呉れたので時間のロスなく、乗る事が出来ました。
大学生らしい二人の若者が、係員と話しているのが耳に入りました。
「この三日間、碌なものを食べてないので、カツカレーが食べたいけど、何処が美味しいですか?」
「ここにはカツカレーはありませんよ」
「現金が160円しかないけど、近くに郵便局か銀行がありますか?」
下に降りてから二人と話してみると、唐松岳から鎖ケ岳、杓子岳、白馬岳と縦走して、飯らしい飯を食べてないのだとか。カツカレー程度ならご馳走してあげても良いかなと思ったのですが、栂池高原駅近くの「カツカレー」と品書きを書いたレストランは閉鎖されていました。観光客が減少しているのでしょうか。二人は「銀行が開いている内に、現金を下さないと」と言うので別れました。
栂池高原駅にあった「栂池インフォメーション」には6時から15時まで「晴れ」となっていましたが、標高839mの栂池高原は晴れていたものの、自然園駅(1,829m)まで昇ると、太陽は全く見えず、こういう間違った情報を出しているのは問題です。いずれにせよ、翌日よりは天気は良かったので、上ってしまったのは正解でした。
大学生らしい二人の若者が、係員と話しているのが耳に入りました。
「この三日間、碌なものを食べてないので、カツカレーが食べたいけど、何処が美味しいですか?」
「ここにはカツカレーはありませんよ」
「現金が160円しかないけど、近くに郵便局か銀行がありますか?」
下に降りてから二人と話してみると、唐松岳から鎖ケ岳、杓子岳、白馬岳と縦走して、飯らしい飯を食べてないのだとか。カツカレー程度ならご馳走してあげても良いかなと思ったのですが、栂池高原駅近くの「カツカレー」と品書きを書いたレストランは閉鎖されていました。観光客が減少しているのでしょうか。二人は「銀行が開いている内に、現金を下さないと」と言うので別れました。
栂池高原駅にあった「栂池インフォメーション」には6時から15時まで「晴れ」となっていましたが、標高839mの栂池高原は晴れていたものの、自然園駅(1,829m)まで昇ると、太陽は全く見えず、こういう間違った情報を出しているのは問題です。いずれにせよ、翌日よりは天気は良かったので、上ってしまったのは正解でした。
展望湿原を目前にして撤退を決め、戻ることにしました。楠川の近くまで来ると、ホースから水が勢い良く出て居るので、そこに居たガイド風の方に、「飲める水ですか?」と確認すると、「この水は大丈夫です。冷たくて美味しいですよ」との事でしたので、タップリ戴きました。甘露、甘露。楠川過ぎて、木道が二つに分かれていたので、未だ歩いていない左側に行きました。往路では見かけなかったのですが、雪の重みで幹が曲がってしまっている木が何本か眼につきました。
我々が歩いた木道を登ってくる人達が・・・
何と言う木か知りませんが、立派な木だったので・・・
幹の曲がった木々
我々が歩いた木道を登ってくる人達が・・・
何と言う木か知りませんが、立派な木だったので・・・
幹の曲がった木々