名所江戸百景を訪ねて
名所江戸百景を訪ねて
第46景 「昌平橋聖堂神田川」

画面、流れる川は神田川。
近景、右端には昌平橋の欄干がわずかに描かれています。
船が留めてある場所は、昌平河岸です。
正面に見える坂は相生坂で、練塀の奥は聖堂の木立です。
昌平橋
(しょうへいばし)

東京都千代田区にある、神田川に架かる橋です。
最初に橋が架設されたのは寛永年間(1624~1645年)と伝えられています。
名の由来は、元禄4年(1691)徳川将軍綱吉が湯島に聖堂を造営し、孔子の故郷である中国の魯の国昌平郷にちなみ、昌平橋と命名されました。
江戸時代には水害で度々流されています。
現在の橋は、昭和3年(1928年)に架けられたものです。
湯島聖堂

湯島聖堂は、東京都文京区湯島一丁目にある史跡です。
江戸時代の元禄3年(1960年)、江戸幕府5代将軍徳川綱吉によって造営された、孔子廟です。後に幕府直轄の学問所となりました。
描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。


昌平橋の上から湯島聖堂方面を撮影してみました。
最後に
作品と同じ構図になるように撮影してみたのですが。
川沿いは緑豊かでしたが、あっという間にビルが立ち並び、江戸時代から変わらぬのは神田川の流れだけのようです。
時代の流れとはすごいですね。
神田川

参考
Wikipedia
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅