三月の招待状
大学時代のわちゃわちゃ仲間の10年後。それぞれが学生時代を引きずって今がある。
なんかこの小説って、ドラマや漫画のような感じというか・・・「愛という名のもとに」だっけか?唐沢寿明、江口洋介、鈴木保奈美の出てた大学のサークルのドラマみたいに、仲良しの男女仲間のその後・・・みたいなお話。そのドラマでは江口洋介が、宇田男っぽい役どころだったんだよな~。
で、この「三月の招待状」の宇田男をもし映像化するならオダギリジョーでしょ、って思いましたw 小説では、ちょっと嫌なヤツだけど、オダギリジョーが演じたら2割増しでカッコイイキャラになってしまいそう。
凄く面白いって訳じゃないし、私自身が大学に行っていないし、こういう男女数人で仲良かったグループみたいのも経験が無いけれど、でも、色々な人のちょこちょこした部分で、あ~この心理解るな・・って部分が色々あって面白かったです。特にガモーが宇田男にこだわり続けてしまう心理状態とかは解る気がしました。3つ☆~3つ☆半
特にアタタタタ!!の人は麻美。114頁のガモーの、なぜよりによって麻美なんかと・・と、もんもんとする処と、131~134ページの裕美子と充留が、麻美と宇田男について話す部分が読んでいて、うぐっ・・・と詰まりました(^^;)
でも59頁で書かれている、この仲間の「かっこいい・ダサイ」と思う基準みたいのは、私も解るなぁ~と思ったりしたので、まんざら仲良くなれそうもないグループではないと思いました。
三月の招待状 2008年4月出版 内容紹介
友人の風変わりな離婚パーティで顔を合わせた5人の男と女。動揺、苛立ち、虚しさ、自分を取り戻そうとするのだが・・・
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庭の桜、隣の犬
こちらは随分前に読んで詳細を忘れてしまったけれど、30代の子供無し夫婦のお話。上の3月の招待状と年代的にも子供無しのカップル、なんとなくすれ違っている・・というのが同じ。「結婚って何だろ・・?結婚って意味あるのかなあ・・・」とぼんやり考える様な作品。こちらも3つ☆~3つ☆半という感想でした。
出版社/著者からの内容紹介
夫婦ってなんだろう?愛でもなく嫉妬でもない、何かもっと厄介なものを抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう?「そうちゃん、私いくとこないんだよ」房子は言った。自分たちのやっていることの馬鹿馬鹿しさを、そう言って房子ははじめて実感した。家はある。35年ローンの家がある。居間にも食卓にも無駄なものがいっさいない、清潔で静かな家はある。なのに自分はほっつき歩き、宗二は4畳半を借りている。
まさに、「愛という名のもとに」を思わせる大学の男女仲間でしたね。
そして「金妻」世代になったような、ドラマみたいなイメージでした。
群像劇で視点が切り替わるのが、新鮮でよかったです。
あちこち共感できる部分があって、面白く読めました。
ほんとほんと!!金妻っぽいって私も思ってました
最近この手のドラマを見てないなぁ・・。あ、でも私がたまたま見てないだけで、放映してるんだと思います。最近あんまりドラマを見なくなってしまったので・・。
藍色さんも、あちこち共感出来る部分があったのですね
オダジョーが宇田男は、かっこ良すぎるかも(*^_^*)
仲がそんなによくないのに、一緒につるんでいる
のが、イマイチ理解できず~^^;
それにしても女同士のドロネバ系を、角田さんが書く
と実にうまい。
麻美がものすごくイタかったです。
うふふ、カッコ良すぎですよねw でも、他に思いあたらなかったんですもん
ガモーがそこまで引きずる男・・って設定では良いとして、そういや、宇田男って麻美と・・って内容でしたもんね。そりゃ宇田男にオダギリジョーはもったいなかったか、やっぱり
ドロネバ系って~~ こんな事ガンガン書いちゃって私生活で角田さんはもしや友達失ったりしてないか?とかちょっと心配しちゃいます(余計なお世話ですが、友達の実生活とか友達から聞いた話しとかを、ちっと小説に使ったりはしてるだろうな~と思って
学生時代の友人とは疎遠になっちゃってるので、なんだかんだと集まれる距離にいる関係って良いなぁ~と、そこはうらやましくなっちゃいました。
同年代だけではなく、違う年代の人物が彼らを見たらこんな風に思うのか~ってところ、興味深かったです。
あれって、結構視聴率良かったドラマだったのかな・・?
学生時代や若い頃にやれなかったこと、やり残したことを、後から無性にやりまくりたくなる・・っていうのは、解る気がしました。 何のお話だったかな・・。あっ、森絵都さんの小説で、厳しい父に育てられ、制限されてばかりいた娘が大人になってから、はちゃめちゃに、出来なかったことを埋めるが如く生きる・・ってお話があったのを思い出しました。「・・パラソルのなんとか・・」ってお話だった様な・・。(もしご存じなかったら、なんの事じゃ?ですよね、すいません)
この小説を読みながら、「天体観測」みたいだな~って思ってたの。
で、宇田男は絶対にオダジョーで決まり!!
とすると、専業主婦の麻美役は私??(爆)
大学時代の友人って卒業と同時に各地に散って(戻って)しまうので、この小説のようにすぐ集まるってわけには行かないな~と思いつつ読んでいました。
>宇田男は絶対にオダジョーで決まり!!
とすると、専業主婦の麻美役は私??
ぶははは!!麻美は、全然ミチさんっぽくないわ~~
オダギリジョーの新ドラマ、近づいて来ましたね・・・。あ~~大丈夫なのかな・・・?(←何が?)
何かでちょっと見たけど、やっぱりジョー君、年取ったなあ・・・って思った・・・ 髪のせいかな? なんか今の処、キラリン~☆としたものが見いだせてないわ・・。
>大学時代の友人って卒業と同時に各地に散って(戻って)しまうので
そうなのね・・・。私は大学に行ってないから、大学時代のお話とか読むといいなぁ~って羨ましいんだ~。合コンとかもやったことないし(とはいいつつ多分好きじゃない気もするけど)