goo blog サービス終了のお知らせ 

ポコアポコヤ

食べ物、お菓子、旅行、小説、漫画、映画、音楽など色々気軽にお話したいです(^○^)

「仮面同窓会」ネタバレ感想 雫井脩介

2014-05-28 | 小説・漫画他

「犯人に告ぐ」が有名な雫井さん。
1年ほど前、30代の男女のコメディタッチな群像小説「途中の一歩」を読んだ事がありましたが、自分の好みではなくて・・。
でも刑事・推理小説が彼の真骨頂なんだろうし・・・と思い、今度は本作を読んでみましたが
うーーん・・・。
まだ2冊しか読んでいないけれど、雫井さんの小説は、自分とは合わないかもしれない・・・と再確認してしまった感じ・・。
両方とも何とか最後まで読んだものの、中盤以降、ちょっと飛ばし読みしてしまいました・・・。

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
洋輔は二重人格者なのか?と思ったところ、一番上の兄が引きこもりになり、彼のアパートの押入れにいつもいて、その兄の声だった事が解る。この兄がコメディ?な感じ・・。
唖然とした展開は幾つかありますが、美郷がカッシー殺しの主犯だったとは。
美郷は、親友の美少女日比野真理を、実は仲良くなる前イジメていたっていうのもビックリ(結局自分がハズされることになるが、ハズされていた処に接近してきてくれてから仲良くなったそうな)
ストーカー男(串さしジョージ)と日比野真理は兄弟だった。洋輔兄と美郷とジョージの3人が組むとか・・・笑

高3の時の鉄の結束とは、美少女真理を、希一、八真人、カズとで犯したっていうじゃないですか。しかも、真理もまんざらじゃなく愉しんでたとかぬかすんですわ。創作だとしても、こういう思考回路の作家さん嫌だな。
で、次男を滝壺から落として殺したのは八真人だった。それを希一が目撃していた。(これは最初から何となく想像がついたけど)で、最後は「よいしょ!」のかけ声で、希一と八真人を落とす、という・・・。笑
「よいしょ!」のオチは、ブラックユーモアが効いていましたね。
以上

学生時代、とんでもない教師に目をつけられたり、生徒イジメみたいな、酷い事を強要されたりっていう悲劇を経験したことがある人って、少なくないと思うし、タイトルの仮面同窓会っていうのも、興味がわくタイトルだったのだけれど・・。

くしくも、「果てしなき渇き」深町秋生と、「殺人鬼フジコの 衝動」真梨幸子を、ほぼ同時に読んでしまい、この手の作品は、もう暫く読みたくないなあ・・・と思っています。
なんというか・・・これらの小説って、自分も上品な人間ではないし、人の事を言えるような立派な人間では絶対無いのだけれど、・・。

仮面同窓会 雫井 脩介

内容(「BOOK」データベースより)
高校の同窓会で、久しぶりに再会した旧友4人。かつて生徒を囚人扱いしていた教師・樫村の変わらぬ姿を見た彼らは、恨みを晴らそうと仕返しを計画。予定通り、暴行して置き去りにするも、翌日なぜか樫村は暴行現場から2km離れた溜め池で溺死体となって発見された。いったいなぜ?そして、4人のうち誰が彼を殺害したのか?それぞれが疑心暗鬼に陥る中、新たな犠牲者を出した殺人事件が、高校時代の衝撃的な秘密を浮き彫りにさせる。過去と決別できない者たちを巧妙に追い詰めていく悪魔の正体とは?
・・・・・・・・・・・・
「途中の一歩」
内容(「BOOK」データベースより)
漫画家の覚本は、仕事を愛するあまり食事中もペンを手放さないが、最近はヒット作に恵まれずやる気だけが空回り。独身仲間に説得されて参加した初めての合コンで、信じられないくらい可愛い女の子たちに囲まれ、久々に恋の予感が到来。恋愛相談にのるのが得意な編集者の綾子は、いざ自分のこととなるとなかなか前に踏み出せない。


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。