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「美女と竹林」「夜は短し歩けよ乙女」感想 森見登美彦

2008-10-03 | 小説・漫画他

森見登美彦さんの本は「夜は短し歩けよ乙女」を初めて1ヶ月ほど前に読んだのですが、独特の口調や不思議ちゃん系の世界に自分は、すっと入り込めない様な・・そんな処があったのです。でも好きか?嫌いか?と言われれば、う~~ん・・・1冊だけでは解らないので保留・・・という事になっていました。


で、2冊目は新作のエッセイというか妄想小説というか・・・「美女と竹林」を読んでみました。「美女と竹林」は、「夜は短し」よりも更に読む人を選ぶというか、いや、選ぶというような偉そうな顔をした本では全く無いのだけれど、誰でも楽しめるといったタイプの本ではなく、正直私も半分以降は、なんだか少し疲れながら読んでしまいました。スイマセン。。。森見さんの世界が好きな人には楽しめる本なんだと思います! 2冊読んだ感想として、やっぱり自分は、あまり森見さんとは相性が良くないかもなあ・・・と思い始めた処です。

でも、森見さんの上品でどこか何時の時代なのか解らなくなるような不思議な言葉遣いとか、グロいものエロいもの殺人などを扱わないで描く、どこか三浦しをんさんに通じる妄想思考などは好感を持つんだけど・・しをんさんの妄想話は大好きなんだけど・・、なぜか森見さんのは、少々退屈というか、くどいな(スイマセン!)と感じることが・・・。

「美女と竹林」では、森見登美彦さんが、本上まなみさんの大ファンである事が熱く語られており、本上さんと同じ番組に出演出来る様になった事を感激して書いているところは、良かったね~!と微笑ましかったです。そのNHK教育テレビ「トップランナー」(本上さんと山本太郎君の番組)に出演されていた時、偶然私もその番組を見ていました。(まだ森見さんの本を読む前)
「竹と美女」の美女の部分は、本上さんの事と言って良いかと思います。
で、竹の部分は、私も竹林が大好きなのもあって、かなりワクワクして読みはじめたものの、現実はどうなったのか解らないままでした。

そうそう、森見さんが「子供の頃から大小どんな球技でも憎んでた」書いていらっしゃり、多分子供の頃は男子におけるかなりマイノリティだったろうことが推察され、そういう人は仲間意識もあって好きなんだけどな・・・。これで諦めず最後に「四畳半神話大系」も読んでみようかな~と思っています。

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12 コメント

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Unknown (jasyo)
2008-10-03 17:29:32
最近本を読む時間があまりないので、
私の大好き作家、野南アサさんの本しか
読んでません。
のめり込める本じゃないと、読んでて
おもしろくないですよね。
退屈な本・・・2冊くらい読んで退屈に感じる本は、
自分に合わない作家さんの描写なのかなぁと思って
やっぱり手にすることがなくなりますよね。
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Unknown (エビノート)
2008-10-03 20:27:50
竹竹竹…竹尽くしのエッセイでしたね~。いや、やっぱり妄想小説かな?
「トップランナー」は私も見ていたので、エッセイの中でのエピソードは興味深かったです。本上さんとお会いした時の森見さんの様子が微笑ましかった。本当に好きなんだなぁ~ってことが伝わってきましたね。
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jasyoさん☆ (latifa)
2008-10-04 10:46:17
こんにちは
jasyoさんのサイトに飛んだら、秦野地区が出て来たので、うわっと思いました。
月に一回は、仕事で秦野に行っているのです。
コメント残したかったのですが、会員登録をしていないと出来ないみたいで、出来ませんでした・・・
もしかしたら、出来る方法があるのかもしれませんが、よく解らず、すいません。

野南アサさんの本は読んだことがまだないので、今度トライしてみようかな
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エビノートさん☆ (latifa)
2008-10-04 10:48:52
世間でやっぱり森見さんと相性が合う人とそうじゃない人がいるというのは噂に聞いていたものの、本好きな人や、書店員さんなどから絶大な人気があるそうなので残念です・・。

森見さんの小説って、ファンタジーという風に言われている事が多いようですが、それがダメな理由かな・・・。ファンタジー系は苦手な事が多いんで・・・
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Unknown (藍色)
2008-10-04 17:36:23
こんばんは。
肩の力が抜ける面白さでした。
「トップランナー」は私も見ていました。
好きな女優さんに子供の頃書いた物語を朗読される、
まるで罰ゲームのような印象で楽しかったです。
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藍色さん☆ (latifa)
2008-10-05 11:04:55
こんにちは~藍色さん
藍色さんはじめ、普段よくレビューを拝見させて頂いているブロガーさんの全てが、森見さんの本に高評価をされているので、正直、ちょっとグスン・・・という気持ちです。まあ、しょうがないんですけれども・・・。

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私も苦手でした。 (おりおん。)
2008-10-29 02:14:11
こんばんは。私も「夜は短し~」は、何度も挫折しそうになりながら、苦しんで読了しました。
正直、何が面白いのか全く理解できず… 評判の一冊を理解できないのは私だけ???という不安に教われました。

というわけで、森見さんという作家さんに苦手意識ができてしまい…「美女と竹林」は、ま、パスしちゃっともいかなぁと思ってます。
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おりおんさん☆ (latifa)
2008-10-30 09:15:42
おりおんさ~~ん
こんな身近に同じ感想を持った方がいらしたとは・・・!! おりおんさんも、ダメだったなんて、すんごい嬉しいし、ほっとしました。
おりおんさんは、本まで購入しちゃったのですね・・。厚さといい表紙も可愛らしい感じだったし、買っちゃおうかな?と言う気が起きるのも解ります・・。


美女と竹は、買ってまで読むことは無い本だと思います(←暴言?)
表紙といい、タイトルとか、ソソられたんですけれど・・・。
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コメント、承認制になったんですね! (真紅)
2008-11-04 09:37:37
latifaさん、こんにちは。ここにもいますよ、登美彦氏はあまり合わないと感じている人間が・・・。
私なんて『夜は短し~』途中リタイアしたもん! でもあまりに悔しかったので、『竹林』も読んでみました。
こちらのほうが、なんとか読めたかな。時間はかかったけど・・・。
万城目さんを殴った、とあったけど、本当に殴ったのかな~(笑)。気になる~。
『トップランナー』私も観たかったです。今は司会、SHIHOちゃんに代わったよね。
ではでは、また来ます~。
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真紅さん☆ (latifa)
2008-11-04 10:17:53
うわ~~い! なんて喜んじゃってはイカンのだけれど・・・。でも学生時代とかでも殆どの人が好きな何かに自分だけハマれないなあ・・・って淋しく思っていた時に、ある友達が「実は私もダメなんだよね・・」って知った時のあの嬉しさや より一層その友達と親近感が増してしまう・・そういうのを思い出してしまいます


でも、あまりに悔しかったので、竹林も読んでみた・・という経緯が私と同じなので、やたら可笑しかったです でも、まだこれに懲りず3つ目にトライしてから、確定しようかなあ・・・なんて思ってますが、なんかもう2作で打ち止めって事でいいかなあ・・・なんて思いはじめちゃったな・・

そうそう、殴った話しは、ビックリでしたね。まあ親しみこめて・・って事ですが、森見さんも相当な不思議君なんだろうなー。不思議系の人は嫌いじゃないんだけれど、どうも森見ワールドは自分のツボとズレてるのかも・・・
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