「僕たちの戦争」荻原浩著 戦争中の特攻隊員と、現在のフリーターが、入れ替わってしまった!!こりゃ大変!!という内容。2週間ほど前、TVの2時間ドラマ版TBSのサイトを見て、面白かったので、小説も読んでみました。読み終わってから思ったことは、映像版は小説をほぼ忠実に、そしてかなり映像化に大成功していたんじゃないかな!と。このドラマ、関東では、10月22日の日曜の午後に再放送があるみたいです♪主演は、森山未來君。彼は演技が、やっぱり上手だな~って思いましたし、今週から始まった月0ドラマの「のだめカンタービレ」でも、生き生きと演じていた上野樹里さん(漫画の、のだめよりもキュート?で可愛かったヨ)が主役のドラマです。
一番このお話で、ガツーンと来た部分は、渋谷の町に繰り出した2人が、食べ残しの豪華な?お弁当がゴミ箱に捨てられてる処とか、自堕落な感じの街を行き過ぎる人達などを見ながら、「こんな世の中にするために、自分達の仲間は、国のために、死んで行ったのかー!!」というところでした・・・そして戦争に負けたというのに、随分と良い暮らしをしているのは、なぜだ?というシーンも・・
小説では、漢字使いが可笑しく面白かったのですが、映像版では、そこのところが解らないのがちょっと残念ではあります。コーラを甲羅と覚えていたり(^^;)
昭和19年から来た吾一が、現在の日本に来て、一番美味だと思ったもの「特攻前日最後の晩餐に食べたいと思ったもの」が、ケンタッキーのフライドチキンや、とんがりコーンというのが可笑しかった(私も両方好物)
それにしても、ラストは・・・微妙ですな・・、色々と考えちゃいます・・・。
僕たちの戦争のあらすじ・内容
尾島健太(19)は、現在フリーター。バイトをクビになり、ガールフレンドのミナミとは喧嘩中。一人サーフィンに出かけたが、波に呑まれてしまい、健太が目を覚ますと、そこは1944年(昭和19年)だった!
片や、1944年9月12日(終戦より約1年前)、石庭吾一(19)は、飛行術練習生だ。霞ヶ浦飛行場から飛び立ったが、操縦を誤って海に墜落してしまう。吾一が目覚めたらば、なんと2001年の病院のベットの上だった…。
私も、まさに、こういう入れ替わり内容の映画とかがあったら面白いのになぁ~なんて思っていたものだから、こういう内容のドラマが有るって知った時は、やった!!と、飛び上がるほど嬉しく楽しみだったんですw
この小説を書かれた、荻原浩さんって、恥ずかしながら全く知らなくて、調べてみたらば、渡辺謙さん主演で映画化もされた「明日の記憶」を書かれた方だったのですね。
荻原浩さんプロフィール
1956年生まれ。広告制作会社を経て、1997年、『オロロ畑でつかまえて』で「小説すばる新人賞」を受賞しデビュー。著書には『明日の記憶』他、『なかよし小鳩組』『ハードボイルド・エッグ』『噂』『誘拐ラプソディー』『母恋旅鳥』『コールドゲーム』『神様からひと言』『メリーゴーランド』『僕たちの戦争』がある。
『あの日にドライブ』は第134回直木賞候補作品に選ばれる。
2006年冬には「神様からひと言」もドラマ化が決まっているそうです。
よろしくお願いします◎
現代と過去のギャップが上手く描かれていて、
読んでて楽しめましたよね。
ラストは・・・
吾一の「昭和20年没」という記録と
うまく結びつけたなぁ、って
伏線の敷き方に感心しちゃいました。
ま、せつなくはあるんですけどね。。。
小説もドラマも両方楽しめる作品でした!
現在と過去のギャップ、凄く上手で、楽しめましたよね。普段生活してると、それが普通で、過去の人がワープして来て見れば、意味不明??だろうな、って部分が、特に楽しかったです。
なぜだか、この記事はTB貼れなかったみたいで、スイマセンでした!!