ポコアポコヤ

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always三丁目の夕日 ちょっと辛口感想かな・・・

2005-12-12 | 映画感想 他

ALWAYS 三丁目の夕日を見に行って来ました。
幾つもの映画感想サイト、ぴあ等で、どこも軒並み91点以上の高得点なので
期待しちゃイカンと思いつつ、やっぱり期待してしまいました。
映画館は普通の日曜日で、上映されて随分経つというのに、かなり満席に近く
びっくり!こんなに盛況だなんて。客層は、50代以上の男性が多くて
私達なんかは若い方でした。

さて、見た感想はというと、映像(CG)や小物(昔の看板やら小物、部屋や
外の雰囲気)は、凄く懐かしくて、目にするものどれもこれも、おおっ!!と、
目に愉しかったです。
しかし・・・内容は、別にこれと言って・・・とりたてて・・・
な・・
よくある設定や内容でした。だから100点満点で言うなら80点位・・・。
せっかくこれだけ素晴らしい凝った背景やCGを整えたのに、もうちょっと内容に
ひとひねり・・もうちょっと引き込まれる筋書きがあったなら、素晴らしい作品
になれたのに、勿体ないなあ・・って気がするねって話しました。

この映画、若い人が見たら、どう感じるのでしょうか・・・?
昭和33年に小学生以上だった人(しっかり記憶に残ってる年齢の人)が見れば
懐かしさで、内容いかんとして、高得点をつけたくなってしまうのは、何となく
解るのですが、冷静に見れる若い世代の人が見たら、そんなに素晴らしい作品
って思わないのかもしれないなあ・・・と、中途半端な世代の私は思いました。
私はこの昭和33年(1958年)は産まれてなかったけれど、60年代産まれなので、
若干懐かしいと思える部分がありました。
カラーテレビが来た日!、ビデオが来た日!等の喜びを体験出来た?のは
今となっては幸せな世代だったんだなあ・・・って思いました。
always3丁目の夕日 公式HP

元々漫画(ビックコミックだったかな?)は何度か読んだことがあったけれど
この漫画はリアルな絵ではなくて、独特の絵風なので、こうやって実写版に
するというのは全く別の作品に仕上がっていて成功していたと思います。

出演者の方々はみんな演技も上手で良かったですよー。
私は「吉岡秀隆」君(北の国からの純君)が元々好きだし、
堤真一さんの「鈴木モーター」オヤジが結構良い味出してたし、奥さん役の
薬師丸ひろこ、とても良かったです。良いお母さんだなあー!!
温水洋一(電車男と、スローダンス両方に同じ役で出てた人)さんも出てた
のは笑いました。


☆以下ネタバレです☆文字反転して読んで下さい
内容で、私がおっ!ちょっと面白い設定♪と思った部分は、淳之介が偶然同居する
羽目になったおじさんが、大好きだった小説を書いてた人だった・・って処でした。
2人がどんどん情を深めて行くシーンが少なかったかな・・・?
私はお布団を2つ並べた寝床で、芥川竜之介と、淳之介が、小説の内容なんかを
あーだ、こーだと、2人でこうならどうかな?それはつまんないよ、こういうのは
どう?なんて話すシーンがあったら良かったのにな~なんてちょっと思ってしまいました。
そして2人で作り上げたお話で、みごと賞を受ける!なんてならないかなぁ~なんて
思ってしまいました。←オイオイ・・・(^^;)
最後、お金持ちの実のお父さん(善人ではなさそう)が迎えに来るっていうのは、
あら~そんなありふれたオチかい!と、ちょっと思ってしまいました(^^;)

冷蔵庫、テレビ、電話・・・色々な新しいものが家の中に揃って行く中で
唯一捨て去られるものとして、氷そのまんま保存冷蔵庫が捨てられてるシーン
・ピエール瀧(氷屋)が、ちょっと心にちくっとしました・・・。

ネタバレ終了

先日このキネマ旬報を読んだのですが、やっぱり純、良いな~!!って
再確認してしまいました。小さい頃のエピソードや、高倉健さんや黒澤監督
の話し等、とっても面白い話が一杯載っていて、とても面白く読みました。
純君には、ずっと日本の俳優さん(日本映画と日本のTVなどで)腰をすえて
活躍して欲しいな~(海外にどんどん進出してがんばって欲しい人もいるけれど、
吉岡君は日本でがんばって欲しい気持ち^^)

「キネマ旬報2005年11月下旬号 No.1443号 」
 俳優・吉岡秀隆、映画出演50本記念特集 吉岡秀隆インタビュー
<俳優・吉岡秀隆を語る>山田洋次、杉田成道、野上照代、小泉堯史、佐々部清、永瀬正敏...
結婚後、あか抜けた様な気も。この本に載ってる写真で、え~!これって
純君なの?ヾ(≧∇≦)〃というカッコイイ系の写真もありました。
吉岡秀隆君の今までの映画出演作品一覧公式サイトより
50本も出演されているなんて驚きでした。TVドラマにもよく出てるのに。

同上の本で、always三丁目の夕日の山崎貴監督のインタビューも
載っていて、この作品作る時に、映画「ラブアクチュアリー」の要素を頭に
置きながら作ったって書かれていて

あ~だから、色々な人のエピソードを盛り込んだんだな・・・って見た後
解ったのですが、あの時代生きていた人達の色々な話しが、ちりばめられてる
のが好き!良い!って人も多くいるのでしょうけれど、これは人それぞれの
好みもありますよね。私は基本的に主要な人に絞って深く描くタイプの映画の
方が好きなので、ラブアクチュアリーも、そんなに好きな映画じゃなかったし・・・
どうも、色々な人が出て来ると、2時間という時間の関係上、中心的な人達の
描き方や心理描写が突っ込み足りない様な気がしてしまうんですよ・・・
(色々な人が出て来る内容は好きなのですが、そういう内容って、ドラマの
方が好きだったりします。ドラマは時間が多いから、それが可能ですよね)

他の人の話を描く時間分、もっと主要な人達の話しに時間を使ってくれたら、
もっと良かったかね・・・と一緒に見た人も言っていました。
なんか色々偉そうな事を一杯書いてしまい、すいませんでした

コメント (16)    この記事についてブログを書く
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16 コメント

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予告編では (honey)
2005-12-12 20:50:07
感動作ぽかったんですけど、あの時代を生きてないからイマイチ入り込めないかなあと思ってまだ見てません。

吉岡秀隆は最近ようやく「北の国から」のイメージから脱出したような気がします。

確かに垢抜けたなあ(笑)
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 (存在する音楽)
2005-12-13 01:43:19
吉岡君には、日本代表のしぶーい役者に成長して欲しいです。

奥さん好きだったんですけど(笑)

僕には「純」での幼少の頃より成長してきたイメージが強くて、土台は倉本聰 今は吉岡節になりつつあるのかなぁ。

どこかナイーブな仕草が魅力的なよい俳優だと思っているんですけど~
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honeyさん☆ (latifa)
2005-12-13 08:36:27
昨日、うちの両親が見に行って来たんですよ(60代)

家の両親、普段、辛口?な評価する人達なのですが、

これが、まぁ、手放しで最高だった!って大喜びしてました。

その時代生きてた人と、知らない人では、やっぱり違うのかもなあ・・・と思いました。



吉岡秀隆君は、やっぱりどうしても純って言っちゃうんですよ・・・私は北海道出身なので、つい自分の親戚の子みたいな感覚で勝手に家族的な目で見てしまって・・・
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存在する音楽さん☆ (latifa)
2005-12-13 08:42:08
あらっ!私も奥さん、好きでしたよ。

福山君と長く交際してるってよく見聞きしてたから

電撃結婚には、かなりびっくりしましたよ。

全然タイプ違うし・・・(^^;)

2人が結婚に至ることになった、最終話の北の国からも

そういう目も入れて見てしまいました



内田ゆきさん、最初に見た時(共演に、一色サヤとキムタクが出てた1992年頃の青春ドラマで、タイトル忘れました。女同士キスとかしちゃう内容)が、おおお~~なんて可愛い子なんだ!!と思いました。私にとってはその最初のドラマが最高の印象があります。

平成教育委員会とかに出てて、頭良いんだなー!って事で我が家では、評価がでした。

2人が結婚して、なんだか嬉しかったです。ゆきちゃん効果で、純君、お洒落になったのかも
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何でしたっけ (存在する音楽)
2005-12-14 00:21:21
「じゃじゃ馬ならし」という映画のタイトルと同じドラマもやってたんですが、キムタク出てたかなぁ~

でも出ていたようーな・・・

「北の国から」で二人が結婚する話と彼らの実際の生活が重なるというのが微笑ましかったです。

同じような視点で見られていたんですね^^
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これはやはり話題作です ()
2005-12-14 01:28:01
日記に書かれている批判めいた内容は、妥当

なものだと思います。

私の12月2日の内容は批判的に書いた

ものです。但し、作品の内容というより

この映画で描かれている内容への感動的

評価をされた観客へのものです。

現実はどうか、というものです。



この作品、見る年代によって理解の基礎が

ない場合もあり、その意味では本当に傑作

かどうかは疑問です。



と、かなり辛口でした。



トラックバックをさせていただきます。

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「その時、ハートはぬすまれた」 でした♪ (latifa)
2005-12-14 08:35:06
存在する音楽さん、ちょっと調べてしまいました(^^;)私が言ってたドラマは、

その時、ハートはぬすまれた というドラマでした。

■フジテレビ系 ■木曜 20:00-20:54

■1992 11/19~12/17 ■全5回放送

http://www31.ocn.ne.jp/~danran/dorama/sonotoki.htm

上のサイトさんは、凄く詳しい説明がされてます。



それで、じゃじゃ馬ならしは、

http://www.skyperfectv.co.jp/info_programme/005_drama/005_0508004.html

これは私、見てないです・・・こちらは観月ありさが主役のドラマだったみたいなのかな?

出演:中井貴一、観月ありさ、内田有紀、鶴田真由、いしだ壱成、武田真治、西村雅彦、草刈正雄 他

と、なってます。
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哲さん☆ (latifa)
2005-12-14 08:39:05
こんにちは、哲さん

哲さんのブログで、このalways・・について

何回かに分けて文をアップされていらっしゃいましたよね。

映画見た後、全部拝見させて頂いておりました

その通りだな、って思いました。

多い方が色々なコメントされていて、とても興味深く拝見させて頂きました。

昨日両親が見に行って来て、かなり感動していたので、あら~やっぱりそうかあ・・・と思った次第です。(普段あまり手放しで「良かったよ!」と言わない人達なので)
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Unknown (のすとろ)
2005-12-17 17:10:00
ハジメまして!のすとろ「ブログでアクセス!おすすめ映画館」本日開店です!「ALWAYS 三丁目の夕日」はオススメ!な映画です。原作が短編なマンガのせいもありますが、物語散りばめ系なのはやむ得ないかとd('-^o)。最後、全ての話をあの風景一発で1つに結実させてますしね~(o^-')o

<オススメポイント>この映画、泣けます。泣ける;;「人に優しい」んです。ホロリとさせて、笑わせるような優しさ。

>昭和33年の設定や物語=庶民的ですが、画はシッカリしてて。後席のおばあさん「ああ、あんなだったぇ」の声も、気にならず、むしろ歓迎ですよ。なつかし昭和のムード。振り返ると、観客全員が泣いていました。ああ・・一体感。

<まとめ>泣ける幸せ。薬師丸ひろこの「昭和の母」ぶりに「ホッ」としてください。オススメ!
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のすとろさん☆ (latifa)
2005-12-18 08:21:22
こんにちは、はじめまして、のすとろさん

この映画に対する熱い思いが、伝わってくる

コメントですね。ありがとうございました。

薬師丸ひろこのママさんは、本当に良かったですね。

映画を見て来た後、むつこちゃんが、色々な

番組やCMに出てたのを後から気が付いたしだいです。

(同一人物だと気がつかなかった)

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