ポコアポコヤ

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「トンコ」「チャリオ」「あちん」雀野日名子

2010-01-02 | 小説・漫画他

読んだ順番は、「トンコ」→「チャリオ」→「あちん」です。
「トンコ」の表紙が可愛かったのとタイトルも覚えやすかったので読む気になりました。
ちょうど同じ時期偶然、映画「ブタのいた教室」を見たり、「食堂かたつむり」を読んでおり、3つともブタのお話・・という事で印象に残っています。

表題作以外にも、「ぞんび団地」がインパクトがありました。
学校でも家の中でも虐待やイジメに遭ってる、あっちゃんという少女が主人公。

(2008/10/25)
内容(「BOOK」データベースより)内容(「BOOK」データベースより)
高速道路で運搬トラックが横転し、一匹の豚、トンコが脱走した。先に運び出された兄弟たちの匂いに導かれてさまようが、なぜか会うことはできない。彼らとの楽しい思い出を胸に、トンコはさまよい続ける…。日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作をはじめ、親の愛情に飢えた少女の物語「ぞんび団地」、究極の兄妹愛を描いた「黙契」を収録。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「チャリオ」

自転車が動く? 幾つかの短編が入っていますが、全てチャリオとつながっているお話。面白かったのだけれど、私はちょっとだけ、ありえんかな?と思ってしまう部分もありましたが、家の子はこのお話が凄く好きだったようです。自転車のチャリオが可愛らしいと言ってました。
ある日突然、神隠しに遭ったかのように子供が1人いなくなってしまった後、子供が2人いるにもかかわらず、いなくなった子の事ばかり考えて生きていく母。淋しい思いをしているもう1人の子供・・・。なんだか切なく淋しいお話でした。

☆以下ネタバレ 白文字で書いています☆
自転車は、みんなを泥川に落として殺して不幸にしているのかと最後の最後まで、そう思わせる様に書いておいて、実はバラバラになった家族をまとめようとしていた・・・というのが解るという、大ドンデン返し。
自転車の持ち主のアキ。この子はいつもニコニコしていたものの、心に深い闇を持っているというか、怖い部分もあった様子なのだけれど、結局それが解らなかったのと(ラストシーンでそれらしき青年が立っている・・という幻影?は何だったんだろう・・)自転車が自分から動くという仕組み(そんなもの突っ込んじゃイカンのは解るけど)など、解らない部分が多かったので、そういう事を気にならずに読める人ならもっと評価高いと思います。 
以上

内容(「BOOK」データベースより)(2009/9/25)
塾講師・光一のアパートの部屋の前が泥だらけになった。周囲には不自然なタイヤ痕。彼は泥の中に金属片を見つけ驚愕する。“challio 0914”。10年ほども前、自転車で出かけたまま行方不明になった、男児の自転車のエンブレムだった。隠してきた秘密が、光一を苦しめ始める―。亡霊自転車の怨念と、過去にとらわれ続ける人々の深い苦悩。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あちん」 (幽ブックス)

今まで読んだ雀野さんの本の中で、これが一番面白かったし、好きです。
身近な場所で起こる怖い事や、言い伝えを守らないと怖い目に遭う・・と言った日本ならではのお話と、戦争や地震で亡くなられた方のこととからめてお話にされています。表題作「あちん」や、宮地ちゃんって友達が崖から落ちるお話、ラストのお話が印象に強く残っています。

後で解った事には、ちゃんと雀野さんご本人がネットで「裏話」というのを載せてくださっており、それを読んで更に☆がアップ!
福井県のとある町では、本当にこういう言い伝えやしきたりめいたものがあるんだ・・・というのにまずはびっくり。そして舞台になった場所の写真や、説明までがあって、凄く楽しかった!
こちら「おはなしの裏話」
「あちん」以外にも、「チャリオ」の裏話も凄く興味深かったです。本当に自転車を物としてではなく愛情持っているんだな~というのが伝わって来ました。
ホントにサドルをよそものから来たということで傷つけられた経験があったとは・・。

☆以下ネタバレ 白文字で書いています☆あちんが、鉄五郎が「あっちん」と呼んでいた言葉だったとは・・・。そして亡くなった祖母(学校の先生)がずっと鍵をかけてしまっていた箱の中に、鉄五郎の秘密が解る手紙が・・・。ラストのお話で、わたしが首無し行列に連れて行かれずに済んだ理由は何ぞな?キティちゃんの鈴のついたストラップの人形の処だけ持って行かれたっていうのも妙に可笑しかった。それにしても「見たの?それはまずい・・」って黙られちゃうのは怖いなぁ!!以上

内容(「BOOK」データベースより)
暗い雨の日には、お堀ばたを歩いてはいけない。オホリノテに、影を喰われる―舞台は現代の福井、平穏に暮らす公務員・奈津美が見たものは何か。雨の日に這い出す藻草、タブノキの下に埋まっているもの、午前2時19分に鳴る公衆電話、出られないトンネル…実話から織り上げた珠玉の怪談小説。第2回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作。 (2008/5/14)



恒川さんの世界と、ちょっとだけ同じ様な雰囲気があるお話。
日常のすぐ側にある怖いお話・・。そして、ちょっと淋しげな雰囲気が漂っています。「あちん」が特にお気に入りです。4つ☆半 その他作品は3つ☆半
これからも、雀野日名子さんの本を読んでみたいと思います。

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4 コメント

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Unknown (そら)
2010-01-02 17:00:07
latifaさん,明けましておめでとうございます。

『あちん』がよさげですね~。
探してみよっ♪

今年も,いろいろとお話しできるとうれしいなぁと思います。
よろしくお願いいたします。
そらさん☆ (latifa)
2010-01-03 15:14:36
そらさん、あけましておめでとうございます~!

さっき、そらさんちにお邪魔したら「映画版のだめ」が~!
私も去年見て、とっても面白かったです。続編が楽しみですよね。

で、雀野さん、「あちん」良いですよ~。
子供さんが読んでも大丈夫だと思う内容だし。
エロシーンは無いし、グロ系もほとんどなかったはず。ただ、ちょっと怖いので、怖がりやさんの子供さんだったら注意かな・・・。

そらさん、今年もどうぞよろしくお願いします
Unknown (そら)
2010-01-05 22:54:38
latifaさん♪

「のだめ」おもしろかったよね~。
私も原作よりもドラマのほうが好き♪
映画倉庫,たくさんあって目移りしてしまいました\(^o^)/
少しずつ覗きに来ますね~♪

今年もよろしくお願いします♪
そらさん☆ (latifa)
2010-01-06 16:37:38
こんにちは~そらさん
コメント、すいません。ありがとうございました
わー!そらさんも、原作よりもドラマ派だなんて、同じで嬉しいな~!!

いやいや・・・くだらんことばかり書いていてお恥ずかしい限りです・・。

そらさん、また本や映画など色々お話させて下さいね。よろしくお願いします

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