K&F Concept ワイドレンズ 58MM 0.45x
先に、レンズの先にねじ込んで取り付ける、ワイドコンバージョンレンズというのを購入していました。今までにも試験的に何度か試写をしていたのですが、今夜はカシオペア座にレンズを向けて、より広角画面での星空撮影を試してみました。
・・・・台風21号が日本列島に接近中ですが、今夜2日の夜中(3日早朝)では、ほどほどの風が吹いて夜空の雲をある程度吹き飛ばしてくれているようです。ふと思い出して外に出てみたら、ここ最近の中では一番夜空の透明度が高く、目視でも随分見えている星の数が多い状況でした。
それでは・・・と、EOS40Dを三脚につけて、蚊取り線香と、コンバージョンレンズを持って、今夜は家の裏庭まで足を延ばして遠征に出かけることにしました。
( EOS40D ドットサイト 微動雲台 三脚 + ワイドコンバージョンレンズ + レリーズスイッチ )
北極星+カシオペア座、 そこから東の方向、 そしてほぼ真上から西へ移動している夏の大三角(デネブ・アルタイル・ベガ)にそれぞれレンズを向けてみました。
今夜は、Canon標準ズーム18mm-55mm(広角端18mm)に、上のコンバージョンレンズを直径58ミリネジにねじこんで比較撮影もしてみることにしました。
〇カシオペア座
18-55mm(18mm側) 18mm+ワイドコンバージョンレンズ
上の二つの写真は、画像調整はしてありますが、カメラから取り出したJPEGカットのまま、ノートリミングです。
コンバージョンレンズを取り付けた、疑似広角レンズでは、画面の端で解像度が極端に小さくなり、映像が流れたようになって乱れているのが< 基本 ><初期値> であります(^-^;)。
綺麗な映像というよりは、ともかく写真の中にこれだけのものを写し込みたい!という場合の応急処置と考えると、ワイドコンバージョンレンズは有効なツールと言えます。しかしながら、フレーム全体に きれいで美しい夜空をぎりぎりまで撮影したい!というような場合には、ずいぶんがっかりさせられることになります。
また、
上記のコンバージョンレンズは、レビューを読んでみると、メーカーは×0.45となっているものの、実際に写真で確認した画角をみると < ×0.7程 > というコメントもありました。
だとすると「18mm*0.45=8.1mm・・・8.1mm*1.6=12.96mm」 ではなくて、
「18mm*0.7=12.6mm・・・12.6mm*1.6=20.16mm」となって、 35mm換算で、20mm広角レンズくらいになっているということになりそうです。
フィルムカメラでの35mm版で<21mmレンズ>というのは結構な広角レンズという個人的印象なのですが、このように頭上の広大な星空へ向けるレンズとしては、それほど画角の大きいレンズ、というほどではないように思えてしまいます。
APS-C・イメージサイズのデジタル一眼レフカメラで、夜空を撮影しようとする場合、
例えばレンズの表示では10mmレンズ、くらいになっているものが、具合がよさそうですね。
( 10mm×1.6 =16mmレンズ 8mm×1.6 =12.8mmレンズ
cf18mm-55mmの18mmでは 18*1.6=28.8mm )
〇夏の大三角
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます