
今日日曜日に、県中部の無線局が144MHzFMでCQを出されているのを受信しました。
IC-275で最初受信したのですが、アンテナからみると建物の向こう側からの信号であることが分かったので、建物反対側に磁石基台のモービルホップを出しているので、無線機をIC-7000Mに切り替えました。
南向きベランダ ディスコーンAnt IC-275
北向きベランダ モービルAnt IC-7000
この二つをいつも聞き比べてみると、ほとんどの場合ロケーションの悪い前者、IC-275の方が良好な受信とノイズの少ない綺麗な復調音を聞くことが出来ています。
ところが今日は何気なく、少しでもQSOしやすくならないものかとIC-7000Mをいじってみました。ほんの偶然でした。
○IC-7000内蔵の「プリアンプ」スイッチを入れると、ぐんと聞こえ方が変化します。
○信号が弱くてノイズ交じりの復調音なので「ノイズリダクション」を押すと、ぐっと復調音が浮かび上がりました。
[P.AMP] [NR]のふたつのボタンを押して機能させた場合と、機能をオフにした場合とでは、了解度5から4または3に、内容の聞き取り具合が変化します。これにはびっくりです。まるで同軸を太いものに交換したり、同じモービルアンテナでも長さのあるものに交換したりした可能のような、大きな受信状況の変化です。
IC-703でもIC-7000でも、HFでSメーターが触れるか触れないかという信号を受信している時に「内蔵プリアンプ」がとても効果的に機能するのは確認できていて、いつも利用していました。(DXの場合でも、了解しにくいものが普通に了解できる状況に変化してくれます)
ところが、V/UHFバンドのFMで試したことはありませんでした。これは常置場所にIC-275/375にやや太目の同軸で良好なアンテナを接続してあるために、IC-7000MでのV/UHFバンドをほとんど腰をすえて確認したことがなかったからでした。
IC-7000では、V/UHFの受信感度のことが良く話題になっていますし、僕も入手して実際に「どうかなあ、これ」と思っていたりしました。しかし、IC-7000のV/UHFバンドは、
「プリアンプボタン」と「ノイズリダクションボタン」が、想像を越えて高い機能を発揮するので、これらのボタンを押した状態がノーマルなのかなあと思うほどです。F/UHFバンドでIC-7000を使う場合に、もし受信が厳しい状況になった場合は、有効な対策だと思いました。 管理人
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