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届くPentax-M28mmf3.5 1970年代のレンズ

2019年08月13日 | カメラ・ビデオ関連
8月12日、今日新しく追加されるPentax-Mレンズの28mmf3.5が届きました。

新製品の新品購入は50mmf1.7だけで、望遠側の単焦点レンズ135mmf3.5と200mmf4は中古購入です。そこへ今度は広角側の単焦点レンズPentax-M28mmが追加されました。
   
     (左f1.7の50mm 右f3.5の28mmレンズ)
この広角レンズは上の写真のように、50mm標準レンズとほとんどサイズに違いがなく、外観のデザインは基本的に同じなので、レンズキャップを取り付けた状態では、28mmレンズと50mmレンズを、一発で正確に手に取る!というのは難しいです。(^-^;)

外観デザインはほとんど同じなのですが、上記のように二つを並べてみると、右の28mmレンズの方が、多少大きいサイズになっているのが分ります。(机の上に置いてある二つのレンズを見て、違いがわかる!というほどのサイズの違いではありません!(^-^;)

・・・・ただ、絞りリングの開放f値をチェックすれば、区別が出来ると思います。

そして、もしレンズキャップを外してあれば、そのレンズの正面から見たの時のガラスの直径がまったく異なるので、正面から見れば完全に「一目瞭然」の違いがありますね。
Pentax-M50mmにはf1.4がありますが、このf1.7でも十分大口径レンズと言えそうな、大きなレンズガラスの見た目をしています!

   

上の写真で分るようにレンズ外側をぶつけて変形していますね。外観はほこりやたまった汚れが固まっていたり、全体に白っぽくほこりをかぶったような状態でした。レンズをのぞいてみると、思いのほか曇りはわずかだったのですが、それよりもレンズ全体にクモの巣が張ったようになっていました。
・・・・でも、誰も手を出さないこのPentax-M28mm、お札一枚の格安品でしたから、実は届く前にはもっとコンディションの悪いものをイメージしていました。

外観は、つまようじと綿棒、シリコンオイルなどを用意して、さささっと一通りぬぐうと、金属マウント部分、金属鏡筒部分、つまりレンズ全体がかなり短時間で、つるりと綺麗になりました。

50mmf1.7と比較してみると、28mmレンズの直径はもう・・・ほんの僅か。水にぬれた人差し指を、紙に軽く押しあてたときの「染み」程度!!です。ほんとに。(^-^;)
レンズクリーニングと言っても、くーるくーるくーると拭っていく感じではなくて、クルンクルン!でクリーニング終了だったりしました!

レンズについては、上記のような小型で単焦点のレンズなので、前玉側からレンズを取り出して掃除するか、もしくはマウント側からレンズを取り出してクリーニングすれば・・・・それでレンズ・クリーニング終了!!!のはずと見当をつけていたのですが・・・・外れました!(^-^;)

前玉レンズはとてもきれいでクリーニング不要!ピカピカの透明度のレンズで驚きました。 それに対して後玉の方は・・・・レンズのふちに汚れがたまっていたりと、ずいぶん汚れていました。
でも、ねじ回しで分解することなく、カニ目レンチで後ろのレンズを押さえているリングを外すと、それで後レンズはポロリと取り出せましたし、鏡筒の真ん中あたりのレンズは、絞りを開放にすると、レンズの後ろ側からクリーニングが実現できてしまいました。

ということで前玉レンズOK、真ん中のレンズ清掃、後玉レンズクリーニング!しかもその清掃のために行ったのは、カニ目レンチでレンズの押さえになっているリング一枚をくるくる回して外すだけで、結果的にPentax-M28mmのレンズは本来の透き通った透明度を取り戻すことが出来ました。

(中古のズームレンズに手を出したことがない理由は、単焦点レンズとは比較にならないくらい複雑でややこしいメカニズムなので、個人的に僕の処理能力では追いつかないという点にあります。どんなにお買い得な値段でも、ズームレンズは今のところすべてスルーしてきています。・・・・単焦点での長い望遠レンズでは、ちょっとだけ作業がややこしくなることは、ままありますね。)

レンズ先端の金属ネジ部分が変形しているので、フィルター類は取り付けることは出来ない状態です。ただ、変形がちょっと不細工だったので、ペンチで挟んで、変形部分をちょっと・・・ちょっと・・・ちょっと・・・・ちょっと・・・とほんのわずかずつさらに変形を加えて、少しでも「まあーるいレンズ先端部分」にしました。

今回の28mmレンズは、値段があって無いような中古品だったので、もしPentax-M28mmを使ってみて具合がいいようだったら、3千円から5千円くらいである程度コンディションのいい中古品はつねにあるようなので、あらためて追加購入するという手もありますね。

とりあえず、今回は物は試しということで、1970年代の古いPentax-M28mmを試してみようと思っています。

  




〇クリーニング後の試写   2019.08.12

  
 ( 絞り開放でも、このレンズはf3.5です・・・が、浅い被写界深度ですねー)

室内の照明だけの状況でPentax-M28mmでの撮影、フラッシュ無しなのでISO3200まであげて、Pentax-M28mmの開放f3.5、シャッター速度を1/50で撮影することになりました。
小さなちいさな豆粒みたいな28mmレンズのクリーニングで、レンズの透明度が一気に回復しているのが分りました。
このレンズをカメラに取り付けて、屋外の太陽光の下で撮影するのであれば、撮影した写真にレンズの不透明さとか、にじみとか、もやのようなものが写りこむようなことはないだろうと思います。

APS-CのSony NEX-5Rに取り付けて撮影をすることになります。したがってレンズは28mmですが(換算約45mm)くらいになります。フィルム時代のイメージでは50mm標準レンズにかなり近い画角と写りになるのではと想像しています。
今後、このPentax-M28mmを使っての撮影が楽しみです。


〇試写 星空・オリオン座    2019.08.12深夜
ふと夜中に外に出てみたら、接近中の台風の影響か夜中に少し風が吹いていて、空の雲も払われていました。見える範囲で真っ黒な背景に、キラキラとかなり激しく瞬く星々がとてもきれいでした。

・・・・じゃあ、今日届いたPentax-M28mm 、レンズもクリーニングして透明になったレンズガラスの28mmで、星空を撮影してみるかあ・・・

ということで、東の低い位置にオリオン座が綺麗に瞬いていたので、レンズを向けました。
最初のカットはノートリミング、そして後のカットはオリオン座の部分をトリミングしてみました。
Sony NEX-5R、ISO1600 pentax-M28mm開放f3.5 シャッター速度8秒

  

  

中古レンズ、ほこりや汚れが積もっていてくすんだ外観、レンズをのぞくと全体に網を広げて乗せたような状態、・・・のpentax-M28mmでしたが、小さなちいさなレンズガラスをちょこっとクリーニングしたら、「あれっ」と思うほど透明度の高い、新品レンズのような美しさに激変してしまって・・・喜んでいたのですが・・・

星空を撮影してみると!上記の写真のように、最近の湿気の多い夜中の夜空と違って透明度の高い今夜の星空を、そのまんま!高い透明度の28mmレンズが写し取ってくれました。 いやあ、きれい、きれい、、、個人的にはもう十分です、はい。

絞り値は開放ながら、f3.5で・・・これはしかたありません。とはいえ、いちおう28mmと広角レンズなので、ISO1600、3200くらいにすることで、見た目は星が止まって撮影できるシャッター速度で写真にすることが出来ました。

届いた28mmレンズを見た時にイメージした撮影写真とは全く違って、ふだん夜空撮影している手元のレンズと同じ撮影が実現してしまいました。

うーん、程度が悪くて安いジャンク品に近いレンズを購入して、メンテナンス後にカメラ遊びをするのは・・・・なんかこれ楽しいかも!(^-^) ただ・・・やたらにレンズが増えて、保管場所に困ることになりそうな気もしますけど。

28mm(換算約45mm)、50mm(換算約75mm)、135mm(換算約200mm)、200mm(換算約300mm)

・・・ 85mmはどうあっても高価なレンズなので、次は100mm(換算約150mm)あたりが手元にあるといいなあと思います。

タムロンの90mmマクロなんかが、限りなくジャンクに近い価格で巡り合えたらいいなあ・・・・・(^-^;) 遠い目




〇Pentax-M28mm・Sony NEX-5Rでタイムラプス撮影実験  2019.08.13

13日夜遅くになって(14日早朝夜明け前)、ふと外に出てみたら、台風10号の風が吹いていて、夜空の雲を吹き払っている状態でした。・・ただ雲の動きは速く、すぐ雲に覆われてしまうかもしれません・・・が、先日届いてクリーニングした28mmレンズを試したくて、玄関先に三脚を持ちだしました。明日14日からは西日本への台風上陸予報ですから、「いまのうち!」です。

カメラをセットアップしている時、頭上の夜空に火球と言ってもいいような明るい流れ星が出現しました。「ああ、そうかペルセウス流星群!」

・・・ということで、Sony NEX-5Rカメラ本体にダウンロード、インストールしたアプリ、その名も「タイムラプス」(・・そのまんま(^-^;))を起動し、アプリ上での各種設定を進めます。
「流れ星が写るかもしれないので、カメラの自動撮影に任せてしばらく連続撮影をしてみよう!」と、撮影方針の方向転換をすることになりました。


ソニーのアプリでは、お任せモードの夜景撮影というのもありましたが、今回はマニュアル設定にします。
・・・で、あれこれやっていると、蚊の軍団に足先から手先、背中と猛攻撃を受けてしまいました。設定途中で、玄関にある蚊取り線香を準備して、「蚊取り線香防衛軍に周囲を囲まれた状態」で、セットアップの続きを行いました。

一番明るそうな星にレンズを向けてピントリングを回し焦点を合わせ、
レンズ Pentax-M28mm 絞り開放f3.5 シャッター速度8秒 ISO800
10秒に一回撮影、撮影枚数100枚ちょっと・・・撮影時間が約20分

タイムラプス撮影なので、今回はレリーズは不要です。

撮影をスタートさせると、何もすることはありません。・・・で、複数の蚊と売り先行も用意したし・・・台風の風のおかげでとても涼しい夜風になっていますから、「じゃあのんびり星空を眺めて過ごそう!」と、三脚の横に椅子を持ってきて、冷たい飲み物を持ってきて・・・のんびり綺麗な星空を眺めながら時間を過ごしました。



Youtubeへデータアップ(クリックで5秒の動画再生・星空チェックは一時停止)

ペルセウス座流星群

   


あー、もともとは届いたばかりのほぼジャンクに近いレンズPentax-M28mmをクリーニングして復活させたので、その写り具合を確認する!というのが本筋でした。

結果、格安で購入出来たPentax-M28mm、くすみもカビも思いのほかレンズ表面に軽く乗っていただけだったため、レンズクリーナーでクルクルふき取ることができ、見た目にも透明なガラスに復活しましたが、撮影された夜空についても、とても透明度の高いきれいな写りになりました。うーん、想像していた予定イメージのレンズ・コンディションとはかけ離れていただけに、その相対的な効果もあって、個人的には「なんか新品レンズをもう一つ購入した感じ」・・・と、喜んでいます。

でも、太陽光の下での撮影はどうだろう?順光はいいとして、斜めから光がレンズに入ったり、逆光だったりすると・・・その時にはやっぱりいろいろあるかなあ? なんといっても1970年代のオールドレンズですから!!(^-^;)



〇台風10号直前のヘチマ試写  2019.08.14

・・・ということで、14日台風10号が接近し、いよいよ雨が降り始める・・その直前に、Pentax-M28mmで日中屋外の試写をしてみました。

もうすでに台風の雲で太陽の直射日光は隠されているので、薄曇りの中での撮影試写です。

対象は、夏の熱い日差しを遮ってれる(はずの)「緑のカーテン」、ヘチマ・ゴーヤの花を撮影してみました。Pentax-M28mmの絞りは開放 f3.5での試写です。(少し絞り込んでいくときれいに写るのは間違いないので・・・)


下の写真は、トリミングなし。Sony NEX-5Rで絞り開放オート撮影です。
 


(拡大写真)をクリックすると、鼻の部分をトリミングした拡大写真になります。チェックポイントは、ピントを合わせた花と、すぐその向こうのボケ具合、そして、ずっと奥のボケ具合を確認したい、ということで、撮影してみました。

あー、1970年代のペンタックスMシリーズレンズに見られる基本的な性格が、このPentax-M28mmにも根付いているなーというのが個人的な感想です。

「28mmも、50mmや135mmのような写り具合だったらいいのになあ」と思って、今回Pentax-M28mmを購入することにしたので、その点において、入手できてよかったなあと思っています。

レンズの曇り、カビがまだ表面に軽く乗っただけだったので、本来のガラス表面をすぐ復活できた!という点は本当に幸いでしたし、ラッキーでした。こうして試写の写真を見ても、レンズガラスの不透明さによる写真への影響は・・・・これなら「全くない」といってもいいなあと、個人的には思いました。(繰り返しますが1970年代のオールドレンズなんで・・・(^-^;))

うーん、なんかここにきて今、とってもPentax-Mレンズに魅せられてしまっています、はい(^-^)。


〇Pentax-M28mmを絞って撮ってみた       2019.10.09

今日10月9日水曜日、接近中の台風の影響なのか一日ずっと風が強く、空から雲が吹き飛ばされてしまいました。目で直接見てもとてもきれいな青空なので、28mmf3.5を f8まで絞って撮影してみたら・・・・

  ISO100   f8   1/500
  
     (画像をクリックで拡大写真へ)
なんともきれいな青空の写真になりました。
上の写真は <いかにも大げさに画像処理したにせもの、つくりもの>っぽいですが、ペンタックス一眼レフカメラK-30の内部でJPEG画像化されたもので、SDカードから取り出した後まったく処理していません(コントラスト、シャドー、ハイライト、シャープネス、色合いなど)

・・・とはいっても、Pentaxカメラの本体内部ですでに「画像処理」されているとも言えますが。

ともあれ、もともときれいな青空を、1970年代のフィルムカメラ時代のレンズで撮影してみたところ、まあなんともきれいな写りになった!とびっくりしたり、よろこんだりしたものですから、ここにメモしておきます。


〇同じ秋晴れの夜 星空を撮ってみた    2019.10.09

  
    (ノートリミング、 画像処理済み、 画像をクリックで拡大写真へ)

日中雲のないとても晴れ渡った一日だったので、夜には星が出ているかな・・・・と、玄関先に出てみたら・・・・・ やはり雲一つない星空でした。
・・・ということで、それなら同じ日の昼と夜、同じレンズで撮影しておこう!と、三脚を持ちだして撮影しておきました。

Pentax-M28mmレンズは(換算約42mm)になるので、広角レンズというよりほとんど標準50mmレンズに近い写りになるので、満天の星を撮影するにはちょっと画角が足りないなあと思うのですが・・・・でも、千円札一枚で入手したレンズにしては、もう十分すぎる活躍をしてくれています。

比較・・・・・ Pentax-M135mmf3.5(換算約200mm)で同じオリオン座

  

 Pentax-M28mm(換算約42mm) >>>  Pentax-M135mm(換算約200mm)

広角から中望遠レンズに付け替えると、上記オリオン座の中央部分だけ!の画角になります。 この間にPentax-M50mm(換算約75mm)を持っていますが、 もう一つ100mm(換算約150mm)あたりの焦点距離があるといいなあ、と思ってしまう。












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