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受信 イタリアからの信号 21MHzSSB

2016年02月16日 | CQ HF+50MHz
今日16日火曜日、日暮れ時、常置場所のビニール線ダイポール(地上高5mH)にイタリアからの信号が入感。バンドノイズに埋もれ気味で了解しにくい復調音ですが、それでももともと歯切れのいい発音をするイタリア局の復調音でコールサインを了解することが出来ました。

ちなみに机の上の無線機も「バンドノイズSメータで1.5」「復調音ピークでSメーター3」だと言っているので、当局のシステムでは経験的にQSOはちょっと無理があります。(もう少しバンドノイズが小さくなるとか、電波を発射し始めたばかりで誰もコールしていないとか、条件が重なれば交信は不可能なレベルではないのですが。)

   

それにしても、ヨーロッパの奥から届く21MHz信号は、最近のコンディションでは本当に久しぶりです。リアルタイムの電離層画像を見ると、太平洋から北米方面は極端に臨界周波数が落ちているので、ロシア・ユーラシア大陸をまたいで複数回反射した21MHz短波だと思われます。


追記 強力なイタリア局
イタリアでの電波管理状況の知識がないのですが、個人的な経験での印象では「とにかくイタリア局は強い!」です。イタリア、スペイン、フランス、イギリス、北欧etcが聞こえるコンディションの時、いつもいつもとにかくイタリアだけが強力に入感します。実際、固定局の場合、そのアンテナがかなり本格的だったり、送信出力がかなり大きかったりすることも多いです。また、移動運用でも水辺に行くと送受信能力が格段に向上することからも、イタリアという国そのものが地中海という大きなパラボラアンテナの真ん中に位置しているという、ロケーションのメリットも大きいのではと想像されます。 またヨーロッパの南の端に位置するということで、日本方向へ向けてのライン上に大きなノイズ発生地域が少ないということも影響するのではないかなと、個人的には思ったりしています。

   

手元の地球儀で、ちょうど北極点から眺めると、眼下に日本とイタリアがほぼ「裏側」といえる位置にあることが分かります。互いに緯度が高いので、比較的近い位置関係になります。(逆にロングパスは極端に距離が大きくなる!)

当局からイタリア方面は・・・・4エリアから北朝鮮・ピョンヤンをめざすような方向で、とにかく「北」にイタリアがあります。日本にとって中国東北部、モンゴルの方面からやってくる電波は、地表の「大きなノイズ発生源」の影響を受けそうにないロケーションになります。

他方イタリアからすると、発射された電波は東欧諸国上空へ打ち上げられ、ウズベキスタン・カザフスタンへ進んだ電波が日本に届くことになります。こちらも電離層反射する21MHz短波電波にとって、地表の大きなノイズ発生源に比較的影響されにくいコースになりそうです。


すくなくとも「フランス」とか「ドイツ」「オランダ」「ベルギー」の大都市のノイズの影響を受けながら伝播してくるHF電波と比較すると、・・・・ イタリアからは比較的クリーンな電波が届くかも!などと思ってしまうわけです。(^-^;)

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