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届く ハヤブサMk3 ポータブル手動式赤道儀その1

2018年10月04日 | カメラ・ビデオ関連

今日2018年10月4日、ポータブル手動赤道儀 ハヤブサMk3 が届きました。 Equatorial mount

(入力文字数上限のため、手動赤道儀ハヤブサ関連その2 を追加 2018.11.08)

     

   ( Amazon 詳細 ハヤブサMk3 ポータブル手動式赤道儀  )



「赤道儀」・・・星は光が弱いので撮影するためにはシャッター速度を長時間にします。でも、地球は自転しているので、夜空で星の位置が移動していきます。でも、三脚のカメラは固定されてします。・・で、撮影された画像を見ると、星は「点」ではなく「線」になります。

   

・・・で、地球の回転と合わせて三脚上のカメラを動かし、星を「点」で撮影するための装置を赤道儀と言っているようです。

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先日、塗装仕上げをして用意した、がっちりとした重い測量用三脚に「赤道儀ハヤブサ」を乗せてみました。 

   

   ( Amazon 詳細 自由雲台 ボールヘッド クイックシュー付き 耐荷重量8KG   )

18-55mm標準ズームレンズであれば、とてもバランスのいい設計の手動赤道儀です。

    

我が家の望遠レンズ(単焦点400mm)では、かなり重量が増えて、どこまで手動で星を追尾できるか?しばらく実験練習撮影が続きそうです。

 

 

追記

手動赤道儀ハヤブサが届いて、とりあえず家にあったコンパクトデジカメ用の小型自由雲台を取り付けてみました。が、普通のレンズを取り付けた一眼レフカメラの重量を乗せると、基本的に雲台として支えきれませんでした。

・・・ということで、耐荷重8kgとなっている自由雲台を用意し、以降使うことにします。

この焦点距離より小さいもの、単焦点200mm、単焦点50mm*二倍テレプラス、単焦点35mm、標準ズーム18-55mmなど、レンズが小型、軽量になっていくほど、星の動きを手動で追尾させての撮影は段階的にやり易くなりそうです。

    

 手動赤道儀ハヤブサMkIII、は、三脚固定に1/4ネジ、そして上部のカメラ固定に1/4ネジを使うように、鉄の板にメスネジが切ってあります。

また、三脚そのものを水平に設置出来たら、その上にハヤブサMkIIIを乗せて取り付けるだけで、装置そのものが北極星(極軸)の方向を向いているので、いわゆる極軸合わせがやり易くなっています。(もしポーラーメーターなどの別製品を取り付けると、飛躍的に容易な極軸合わせが可能になるでしょう)

この赤道儀は「手動」なので、バッテリーは不要です。バッテリー切れで撮影続行不可能というようなことはないです。すなわち、あれこれと機材が増えることなく、「三脚」「カメラ」とこの赤道儀の三点を持ち出す(持ち込む)だけで、星空を撮影して遊ぶことが出来ます。手動赤道儀ハヤブサは金属製ですが、全長が20数センチで、それほど重量があるわけでもありません。

上の写真では、三脚の上に自由雲台を乗せてその上に赤道儀ハヤブサを乗せています。三脚に直接乗せてもいいのですが、この方が極軸合わせがやり易いかなと、手持ちの雲台を取り付けてみました。

赤道儀ハヤブサの先にも、カメラネジで直接カメラ本体を固定出来ますが、自分が撮影したい星の方角にカメラレンズを向けるためには、どうしても自由雲台が必要になるでしょう。これも手持ちの小型自由雲台を取り付けてみました。

どちらの自由雲台にもアルカスイス互換クイックシューなどを取り付けると、機器の取り外し、付け替えなど都合が良さそうなので、さらにさらに追加投資です。アルカスイス互換・・・パーツをあれこれさらに用意することになりました。

   ( Amazon 詳細:Neewer50mmクイッククランプ&プレート )

 


そして、赤道儀ハヤブサが北極星をとらえ、撮影したい星にカメラを向け、露出を決めてシャッターを押したら・・・・・赤道儀下部のちょうど時計が付いているところ=これはノブになっています=このつまみを回してカメラを地球の自転に合わせて動かします。

このネジは「逆ネジ」になっているので、時計の秒針が進むとその分だけ左に回し、また秒針が進むとノブを左に回し・・・つまり、時計の秒針がずっと同じ位置で止まっているかのようにノブを回していくと、赤道儀の先端のカメラが星の動き(地球の自転)の速度と一致するようなしかけになっています。

・・・ということで、ノブを回して捻じ込んでいく「ネジの長さ」が尽きたところで、それ以上の星の追尾は不可能となります。

・・・でも、その他さまざまな要因で、もっと短い時間の星追尾もきっとなかなか難しいのではと思います。

 ハヤブサが届いた今日、4日木曜日は「雨」で、そしてその後の予報は・・・

    

明日から、金曜も土曜も日曜も・・・ずっと雨・・・・(--;)。

とりあえず、部屋で記念撮影をした段階で、実際の夜空撮影はしばらく先になります。

 

 

 

〇星追尾・露光時間のこと

最近撮影している18-55mm標準ズーム(換算約28mm)の広角端では、露光時間が15秒くらいまでなら、拡大してみない限り夜空の星が「点」で写真にとらえることが出来るように感じています。

ところが、50mm(換算75mm)では、15秒もシャッターを開いたままにしていると、星は少し流れて見えます。先日の手ごたえでは、その半分、約8秒の露光時間で、やっとなんとか星が「点」に見えるかなという印象です。

ということは、200mmレンズや、400mmレンズを取り付けた場合にはかなり短時間の露光時間でないと撮影できそうにありません。先の50mmはF値が1.4と明るいレンズなのですが、200mmレンズはF4ですし、400mmレンズはF5.6です。

<絞りは開放><シャッター速度は星が流れない短時間露光>・・・となると、あとはISO感度を大きくするしかありません。最近の高感度カメラならば話は別ですが、手元のカメラは、Sony NEX-5Rが最高ISO12800、EOS40Dが3200です。

もう他に手はありません。<カメラを星に合わせて移動させる>というのが、残された方策となります。

 

 

〇電動駆動の、その他の赤道儀のこと

 

 

〇台風通過後、夜空のための準備    2018.10.06

台風25号が日本海側を移動中で、風は強く吹いているのですが、雨降りはなく、逆に日差しがキラキラしていていい天気になっている瀬戸内海地方です。・・・ということは、今夜は星空のきれいな夜になる?かな?

   

   ( Amazon詳細 Vixen ビクセン  微動雲台 )

というわけけで、外で手動赤道儀ハヤブサMkIIIを利用した撮影のための仮組をしてみました。

 

がっちりとした測量用三脚の上に、まず一つ目の自動雲台を挟んで手動赤道儀ハヤブサを取り付けます。(一つ目の自由雲台で、赤道儀の「水平」と北極星への「極軸合わせ」をやり易くするため)

ハヤブサの上には、二つ目の小型自由雲台(手持ちはこれしかなかった)を挟んで、微動雲台を取り付けます。(二つ目の自由雲台で、撮影したい夜空の方向へカメラをささっと向けます)

微動雲台の上に、レンズをつけたカメラを設置します。(微動雲台で、カメラのフレーム内で星をどのように配置するか、上下左右のつまみを回しながら最終的な撮影構図を決めます)

・・・と、このような背の高い状況になるのですが、

「 カメラと微動雲台を乗せている、二つ目の自由雲台のロックする力が弱く・・かなり危険!!」

これはどう考えても、金属の塊の微動雲台と、レンズを取り付けたカメラの総重量を支える自由雲台としては、使い方を間違えている!!という状況です。(本来的には小型コンパクトデジカメをほぼ正位置で固定するための自由雲台)

・・・・・・・・・ということで、しかたありません、もう少し大型のロックする力の強い自由雲台をもう一つ装備追加することにしました。(数日後には届くでしょう)

(現状としては、CanonEOS一眼レフカメラではなく、小型軽量のSony NEX-5Rをつかって、微動雲台を間に入れずに、小型カメラを二つ目の小さい自由雲台に直接取り付ける・・・というのが、現実的でしょう)

 

 ともあれ、まだ届いたばかりの手動赤道儀ハヤブサです。

星空撮影のためには 1水平に三脚を設置  2赤道儀の極軸合わせ  3手動でつまみを回して星を追尾、という、まだ一度も行ったことのない三つの作業があります。

今夜は「星空の撮影」というよりも、「手動赤道儀の使い方練習」になるでしょうね。

 

 

 

〇ダイヤル・つまみ 少し改造    2018.10.06

星を追尾させるために、赤道儀のつまみを手動で回すことになります。そのつまみには、日周運動にあわせてダイヤルを回すため、手動赤道儀ハヤブサMKIIIには「時計」が付いています。

そのままでは、腕時計ベルトを取り付けるところが手に引っかかるので、プラスティックをカットし、やすりをかけて丸く整形しました。

   

サランラップの芯が台所のごみ箱にあったので、拾ってきました(^^;)。

   

けっこうぴったりはまっているのですが、それでも夜中の撮影時にどたばたするのは大変なので、このまわりを自己融着テープ・ブチルゴムで覆うことにしました。

   

   ( Amazon 詳細 日東シンコー:自己融着ブチルゴムテープ  )

 

これで指でつまむのに「引っ掛かりが取れ」ましたし、ある程度大きさのあるつまみになりましたし、その表面のゴムが指にしっかりついてくるので、扱いやすいつまみになりました。(^-^)

    

コンパスと水準器もちょっと探し出して、手元に用意しました。(^-^)

 

 

 

 

〇台風通過後の雲間に北極星    2018.10.06 24:00 (日曜日の0時)

 この時間では・・・

   

台風25号は能登半島沖の日本海にまで進んでいて、西日本は一時的に強風が吹き荒れましたが、すぐ落ち着きました。何度か外に出てみると、その都度様子は変化していました。

7日日曜日午前0時過ぎには、やっと雲間が見えるようになり、北極星も雲に隠れたり、現れたりと今夜は台風通過後らしい忙しくせっかちな夜空になっています。

安定してずっと北極星が見えるわけではないのですが、三脚と届いたばかりの手動赤道儀ハヤブサをもって、外に出てみることにしました。( 台風通過直後で、南方の温かい湿った空気に満ちていて、ごそごそ作業をしていると全身、ぬるりとした汗に覆われてしまいました )

   

   Sony NEX-5R 標準ズーム18-55mmの35mm (換算約50mm)f4.5 30秒 ISO3200

    (クリックで拡大)  (拡大:コントラスト・色合い変更)

(過日、50mmレンズ・換算75mmで、オリオン座の四角がフレームに入るのを確認したばかりなので、今夜の標準ズームレンズで、広角端から少しズームアップして撮影してみることにしました)

注・・・カメラメーカー純正レンズの場合、撮影カットごとに細かなデータが記録されるので、後の確認には好都合!

 

三脚を設置したタイミングで、南東の方角にオリオン座が見えていました。あまりきちんと極軸合わせを終えていなかったのですが、撮影してみました。

今までは30秒という露光時間は、広角レンズで撮影しても後で確認すると星が流れてしまうシャッター時間なのですが、今回は(北極星が目視できなかったのでだいたいあのあたり!と適当な極軸合わせのまま)手動赤道儀のノブを手で回して撮影しました。

 結果は、今まで実現しなかったレベルで星が「点」で撮影できていました。(^-^)

 

そうこうしているうちに、北の方角の雲が切れて北極星が見えるようになったので、手動赤道儀ハヤブサMkIIIを北極星に合わせて設置し直しました。

・・・・でも、難しかった。最終的には極軸に赤道儀が向いているかどうか、良くわからないまま試写をして、その様子をみてさらに赤道儀を微調整することにしました。

   

   Sony NEX-5R 標準ズーム18-55mmの18mm (換算約27mm)f4.0 30秒 ISO400

   建物の右角の上のあたり、窓枠の右上の先にある、ちょっと明るめの星が「北極星」

    (クリックで拡大)

    (建物の上、北極星周辺の星の流れの拡大)

    (写真の左端、北極星から一番遠い星の流れの拡大)

とりあえずカメラのシャッター速度30秒で、試験的に撮影して、その結果の画像を確認したのちさらに赤道儀の微調整を進めていく・・・・・・はずだったのですが、カメラの液晶で確認した後、空を見上げると・・・・

 < 夜空一面、結構な厚みの雲でこってりと覆われてしまっていました >

この雲がまた流れて雲間が出てくるまでには結構な時間がかかりそう、と判断したので、今回の手動赤道儀での最初の撮影は終わりにすることにしました。

本当はさらに60秒、120秒とバルブ撮影をして、星の流れを写真にとらえ、その様子を見ながらさらに極軸合わせの微調整をするつもりだったのですが・・・・

ともあれ、結果として「 極軸合わせはなかなか難しい 」ということを体験できましたし、なにより三脚・赤道儀設置の実際を体験できただけでもOKと思います。上記の拡大写真を見ると、ある程度は赤道儀を北極に近づけることそのものは実現できているのが確認できます。

三脚、赤道儀の設置、調整、そして星を追尾しながらの撮影などなど、今後の「楽しみ」と思うことにします。

反省点・・・やはり、赤道儀上部の小型自由雲台はSony NEX-5Rと軽量標準レンズでも、しっかりと固定するのが難しいと半面しました。赤道儀上部に取り付ける、もう少ししっかりとした自由雲台は明日、明後日には届くことになっていますので、今後はその新しい、しっかりとした自由雲台を使うことで、撮影がぐんと格段に行いやすくなる・・・・はずです。・・・きっと。

 

 

 

 

〇届く 自由雲台 もう一台           2018.10.07

   

    三脚 ・自由雲台No1・<赤道儀>・自由雲台No2・<微動雲台>・ カメラ

もうひとつ自由雲台が、 クリックして翌日には手元に届きました。三脚の上に組み立ててMEMO撮影しておきます。

小型の自由雲台とは違って、しっかりとした固定力で赤道儀の上の部分を支えてくれています。(昨夜のコンパクトミラーレスから、一眼レフカメラと20年以上前の重たいレンズを取り付けて確認チェックです。)

 

 

 

 実験撮影 プレアデス星団 単焦点50mm(換算75mm) f1.4  30秒 ISO400 CanonEOS40D

    

   プレアデス星団にレンズを向けて、30秒間 手動赤道儀で追尾しなかった写真

     (クリックで拡大)  (中央部トリミング拡大)

今までの赤道儀なしでの撮影では、ISO感度をぐっと大きくして、シャッター速度を10秒以下、8秒とか、5秒にしないと、50mm(75mm)レンズでは星を「点」で捉えることは出来ませんでした。

(30秒とか、それ以上の露光時間での撮影が可能になると、キラキラとした明るい星だけではなく、もっとかすかな星の光も捉えることが出来るようになるはずです。)

 

   

   こちらは30秒間、手動赤道儀ハヤブサMkIIIでノブを回して星を追尾した写真

    (拡大写真)    (中央トリミング拡大)

夜中午前0時ごろ、赤道儀を北極星に向けて極軸調整したのち、ぐいんと右方向、東の方角にあるプレアデス星団にカメラを向けて撮影しました。

北極星から離れた場所の星なので、30秒もシャッターを開けたままにして撮影すると、星は流れて写ります。

今夜は、比較的雲が少ない夜で、ゆっくり・じっくりと北極星に狙いを定めて、手動赤道儀ハヤブサを調整することが出来ました。あとは、日周運動に対応したノブを30秒間回し続けて、星の動きに合わせてカメラを動かすことが出来れば・・・・ 星は「点」になって撮影することが出来ます。

実質的に初めてといってもいい、手動赤道儀ハヤブサでの「極軸合わせ」です。どこまで精度の高い調整が出来たか、比較の経験値もないため、よく分りませんでした。

結果として、東の空の明るいプレアデス星団の写真をチェックしてみると、赤道儀なしでは不可能な「星が点になった」写真になっていました。( カメラ背面液晶では十分にチェックできないので、部屋に戻ってPCディスプレイでチェック )

 うむ、手動赤道儀ハヤブサMKIII!!! すばらしい。(^-^)

ps

ちなみに昨夜は、カメラを固定する自由雲台が小型でロックする力が弱いため小型軽量のSony NEX-5Rを使って撮影しました。それに対して今夜は、しっかりとした自由雲台が届いたので、カメラがEOS40D、レンズは金属とガラスでできたずっしりと重たい単焦点レンズ、Contax Planar50mmを使いました。

 

 

 

 

〇追加装備・新自由雲台を使っての撮影  2018.10.08

   

先日、旅行用小型カメラの簡易自由雲台を使ってみました。手持ちの自由雲台は他にはありませんでした。というわけで、手動赤道儀ハヤブサで、あらたに追加された自由雲台を取り付けて、昨夜練習撮影をしてみました。

( 三脚の様子は、翌日の日中に撮影MEMOしました )

まず、今回は・・手動赤道儀ハヤブサの上にしっかりとした自由雲台を取り付けた後、<微動雲台>を取り付けずに、そのままカメラ(EOS40D)を乗せました。

微動雲台の高さがなくなるので、手動赤道儀ハヤブサ本来のバランスの良さもあって、さらに安定したセットアップとなりました。

微動雲台があると、何かと具合がいいのですが、自由雲台ががっちりしていると結構フレーミングは思うように可能でした。(微妙なフレームの中の配置バランスを望む場合は、やはり微動雲台が不可欠ですが)

微動雲台をはずしてセットアップしたため、最上部の重量も小さくなった点も、カメラレンズの向きを思うように自由雲台のノブひとつで固定することが出来たのかもしれません。

   

追加した自由雲台は、先に使っていたものと同じものを選択しました。ボール上部を固定する大きいノブと、水平360度の回転を固定する小さいノブのほかに、もう一つ小さいノブが付いています。

このノブを使うと、ボールの動きに加える摩擦の具合を制御することが出来ます。これをほどほどに調整しておくことで、カメラをフリーにして構図をあれこれ動かす時も、カックンカックンなることなく、滑らかな手ごたえの状態を維持したままフレーミングが可能になります。(最終的に一番大きいノブをしっかり締め込んでカメラを固定)

微動雲台なしでもそこそこ昨夜の撮影を行うことが出来たのは、この自由雲台の機能も貢献していると思いました。

また、当初微動雲台を用意した段階では、古く動きにガタの出てきているポータブル三脚でフレーミングが極めて難しかったのですが、先日から重たい測量用三脚を使っていますので、いわゆる足場・三脚の下部部分ががっちりとしたものになったということも、微動雲台無し・・・自由雲台のみ・・で撮影がそこそこ可能になったとも思います。

 

 

 

〇手動赤道儀ハヤブサでの極軸合わせ    2018.10.08

まだ手動赤道儀ハヤブサを使うのは二回目、三回目だったりするので、三脚の上の赤道儀を北極星に向ける「極軸合わせ」の練習中で、いろいろ試行錯誤している段階です。

手動赤道儀ハヤブサの端に、北極星をのぞき込む穴があります。・・・ただ闇夜で穴を覗いてみてもなかなか北極星を捉えるのは難しいです。

そこでその穴に竹の棒を差し込んで、その竹の棒を上下左右から眺めながら、三脚上の自由雲台を少しずつ調整して手動赤道儀ハヤブサが北極に対して正面を向くように設置・固定します。

・・・でも、やはりそれで本当に極軸調整が完了しているかどうかは・・・あやしいです(^-^;)。

   

    (クリックで拡大)

・・・・というわけで、そのまま手動赤道儀ハヤブサ上部の(二つ目の自由雲台)を動かして、カメラレンズを北極星に向けて固定し、そのまま長時間露光(60秒ではあまりよくわからなかったので、120秒露光すると星の流れを確認することができました)をして、星の流れを撮影してみることにします。

EOS40D背面液晶を拡大表示することである程度はチェックすることが出来ます。

写真正面の「北極星が点」になって・・・フレームの枠に近い部分では「星が線」になっているのを確認しました。

(この試写で、北極星が動いているように撮影されている場合は、極軸合わせが不完全!を意味します)

初めて手動赤道儀ハヤブサを操作したときには本当に「目の前が真っ暗」な状況でしたが、どうやら竹の棒(本当は台所から持ち出した菜箸を加工したもの)をガイドとして、より簡単に、正確に北極星への極軸合わせが出来るようになったようです。

ちなみに、先日までは普通のレリーズを使って撮影していましたが、今回は大きい露光時間での撮影をするので、タイムラプス撮影をする時などに利用されるタイマーレリーズを利用しました。

   

  ( Amazon 詳細 【ロワジャパン】キヤノン RS-80N3 TC-80N3 対応 タイマー レリーズ )

   

    

レリーズについて

このレリーズは、シャッター回数、露光時間、などを事前に設定しておくだけで、あとは自動的に撮影してくれるタイプのタイマーレリーズです。・・・基本的な星空撮影には普通のレリーズでOKです。ちなみにこのタイマーレリーズは液晶画面が付いているもので、内部機構を稼働させるために単四電池を入れるようになっています。決して重いものではなかったのですが、サイズも大きくなっています。手動でシャッターを切る場合は、内部に乾電池を入れなくても動作しました。

タイマー機能なしの、普通のレリーズも使っています。乾電池不要で、カメラに取り付けるだけで、いつでもどこでも利用することが出来ます。小型軽量で扱いやすいですね。

個人的には、タイムラプス撮影をしないときには、ほとんど小型の普通サイズレリーズ(互換品)を使っていたりします。

(ps 我が家には EOS Kiss Digital N と EOS40D がありますが、Kissの方は世代が古いのでライブビューがないため星のピント合わせに手間がかかるので、星空撮影にはEOS40Dをつかっています。

Canon用のレリーズでは、Kissシリーズはイヤホンの差し込みのような形になっていますが、40Dの方は独特な特殊形状になっています。そのためリリーズは EOS Kiss Digital NとEOS40Dでは差込口の形状に互換性はなく、それぞれ別のレリーズを用意する必要がありました。

ちなみに、最初の購入で・・・失敗しました、はい(^-^;) )

 

それから、タイムラプス撮影など、撮影枚数、シャッター開放時間、など特に一定リズムで撮影する必要がない場合は、より小型でシャッターボタンだけが表面についている、シンプルなレリーズがあります。実は、先のタイマーレリーズを購入する前に、シンプルなシャッターレリーズを使っていました。現在でも、その時々で使い分けています。   ( Amazon 詳細 SHOOT RS-80N3 レリーズケーブル )

具体的には、

もし同じ星、星座を何枚も撮影しておいて、それを後のPC処理で複数枚を「合成処理」するという場合などは、タイマーレリーズでセットアップした後にONするだけで、同じ撮影写真を複数枚撮ることが出来ますね。

ps星空撮影をするようになって、あれやこれや必要な小物を購入することが多くなりました(^-^;)

 

 

 

 

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 *こちらの文字数上限となり、追記、保存、投稿が不可能になったので、「その2」へ転記しました。

  手動赤道儀ハヤブサ関連MEMO その2(クリックでジャンプ) を用意しました。

                      By  nash Okayama

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