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電離層反射

2009年04月26日 | CQ HF+50MHz

電離層観測画像を見ると、今日もまた微妙な電離層が、それでもくっきりと観測されています。それならば・・・と無線機に電源を入れてみるといくつか信号が聞こえてきます。18MHzバンドに21MHzバンドへと、少しあっちへこっちへダイヤル回してみます。

耳にびりびり響く21MHzバンドの信号が、これは10Wでも問題なく交信できる信号!です。一昨年、IC-703・10Wを使って各局との交信をした時の状況にずいぶん近い信号音のように思えました。

ベランダ手すりモービルホイップ・アンテナはいつもどおりで、無線機IC-703を使っての10W出力送信で各局信号にコールして様子を見てみることにします。


まず21MHzバンドで、いくつもの信号が強力に入感しています。今日はQSBも比較的小さく、了解できなくなる直前くらいまでは信号強度が落ち込むことがあるものの、通して常に了解できる信号です。しかもその落ち込みの頻度が今日は小さいように思いました。

しかしながら、CQを出されている局にコールが集中しているようなのですが、その相手局の信号は聞こえません!まったく信号の存在が確認できないものから、何を言っているか分からないものの信号があるらしいという程度の信号が、ベランダ手すりに取り付けた1.2m長のモービルホイップアンテナに入感しています。

何度かコールを繰り返して最後には取ってもらうことが出来ました。レポートは59ということでした。10W出力のコールが7エリアまでしっかり届いているのは間違いないことが確認できました。しかしながらそれ以上に各局の強力な信号が重なってパイルになっているということなので(僕の所ではそのパイルが聞こえない!)、4エリアからの10W送信のコールをなかなかピックアップが出来なかったようです。


交信そのものが目的ではないので、このまま1.2mのモービルホイップアンテナと10W無線機IC-703を使って、今度は18MHzバンドへ移動して試してみることにします。(もう少し季節が進むと、HFハイバンドで国内交信にまったく不自由することの無い無線機になってしまいます、このIC-703は・・・(^-^))


18MHzバンドでは、ローカルで移動局や固定局がCQを出されていたので、コールさせてもらって同じ市内で交信をすることができました。想像してみるのですが、ほとんど直接波での交信に近い状況のためか、電離層に反射して7エリア8エリアから飛んできた信号よりも・・・交信は厳しい・・・ものになっています。

これは当局常置場所周辺のローカルノイズも大きく影響しています。電離層に反射して強力に届いた信号は、それらローカルノイズ、バンドノイズを「かきわけ」て、綺麗な復調音になります。が、ローカル局との交信では、ノイズと一緒に信号を受信して、どうしても復調音が埋もれかけてしまう受信音になってしまいます。

無線機IC-703のIFシフトつまみを回して、少し周波数を上下に移動させることで比較的聞き取りやすい復調音に調整することが可能でしたので、交信には何も問題は無いのですが、その後7エリアの無線局との交信をして、電離層反射波のきれいな復調音にあらためて驚かされたのでした。


・・・思えば18MHzバンドでこんな風にあちらこちらから信号が届いて更新できるなんてことは、もう久しくなかったことです(^-^;)。 いろいろなことを「あらためて」実感させられる今日の特異なコンディションでの運用でした。 管理人


追記
常置場所 21MHzSSB 16:00-17:00 スキップ状況


どんなフィルター?とびっくりするほど・・・7エリア以外の信号が綺麗にすぱっ!と切り落とされた今日の受信音でした(^-^;)。

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