日本専門評論

日本国内の問題を、専門的に、あれこれ評論します。

中国では食べる物が無い

2006年11月27日 19時11分23秒 | 社会

本当に食べるものがない

市民の食欲は旺盛だが・・・
 25日締め切りの原稿を仕上げて、ほっと一息。今回の連載は、「上海の食の安全」について書いてみました。 この連載は日本の飲食店の業界紙向けなので、読者の大半は飲食業関係者。儲けだけでなく、 食の安全についても十分に考えてほしいという願いをこめて執筆しました。

 このネタを書こうと思ったのも、11月にさんざん取り上げられたイシヒラメ(多宝魚)事件の抗生物質発覚がきっかけです。 この事件も、上海だけでなく中国全国に広がる勢いです。今回は、イシヒラメが取り上げられましたが、まだまだほかの魚介類・ 農産物でも同じようなケースがあることでしょう。

 少しでも儲けたい農民・漁民。かれらが決して口にしない食品だけに、やりたい放題のことが行われている現状。 中国で生活するにあたっての新しいリスクとなるのではないでしょうか?


 中国で報道された記事をちょっと析するだけでも、これだけの問題点が出てきました。


上海市民が日常的に注意している食品

ニラ…河北省で毒ニラ問題が暴露
マッシュルーム…硫黄を使った漂白
豆腐…病院で入らなくなったギブス用の石膏を原料に
生姜…色の鮮やかなものは、硫黄を使って発色している恐れあり
みかん…洗剤につけたみかんは表面がピカピカ
スイカ…甘味料を注射、着色料を使って赤く染める
イチゴやビワ…ホルモン剤の注射で大きく成長
漬物類…工業用の塩で製造
スッポン…避妊薬を服用させている
異常にでかい淡水魚…成長ホルモン剤の使用
イカやブタの皮など…保存のためにホルマリン漬け
鶏やアヒルの卵…スーダン紅など着色料の使用して卵の色つきをよくする
クッキーやケーキ…人工脂肪を大量に使用 欧米では厳しく制限されている
豚肉…興奮剤を使用して、脂肪を少なく 上海で集団中毒も発生
白酒…工業用のアルコールを使うなどした偽酒による中毒

強いて「etc.」とつけておきましょう。


 そして、今朝のニュース。上海市の水源のうち、飲用水源としての基準を満たしている水源はたった1%。長江や黄浦江の水は豊かなのに、 下流だから殆ど使い物にならないのが現状のようです。

以上抜粋。

(私のコメント)

中国の毒野菜が問題になって久しいですが、他にも沢山あるのです。中国人の感覚では、体に害があるものでも使うのです。 中国産は本当に食べられないのかもしれません。

ところで長江や黄浦江の水が使い物にならないというのは、中国が水不足で崩壊する予兆なのでしょうか?