日本専門評論

日本国内の問題を、専門的に、あれこれ評論します。

日本人は12歳は、柔軟で素直な民族であることの証明

2006年11月23日 21時17分37秒 | Weblog

今回は、抜粋無しで。

ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」に、マッカーサーの「日本人は12才」発言の真実があります。これは、 悪い意味で流布されていますが、実はマッカーサーの善意から生まれた言葉だったのです。

大の親日派で日本好きとなったマッカーサーは、米上院の委員会で、ドイツと日本を比較して「アングロサクソン(ドイツ人) は45才くらいの成熟した民族で頭が硬いが、日本人は12才ぐらいの子供の柔軟性と素直さを持っていて、 民主主義と自由を豊かに学ぶことが出来た。ドイツのような年を取った民族には無理だっただろう」と、日本を誉めたのです。 どこが悪い意味なのでしょうか? ちなみにイラク統治の困難さは、日本人とイラク人の民族性の違いが大きいということもできるでしょう。

さて福井晴敏は、フジTVの番組「報道2001」だったかNHKの番組「トップランナー」だったかで、このマッカーサーの発言 「日本人は12才だ」を念頭に語っていました。曰く、日本人は12才だった頃は、自分を守ってくれる親(アメリカ) に付き従うことでやってこれた。今の日本人は14才くらいになっていて、親に不満も抱くし、自立心も芽生える。しかし日本人は、 まだまだ子供であって、国際社会の中で自立してやっていく力量はない。ゆえに自らの力量不足を自覚して、親(アメリカ)の力も借りながら、 親無しでも生きていけるように、成長してゆく努力をしねばならない、と。

日本人は、柔軟性と素直さを失わずに、良き大人となりましょう。