この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

オグリキャップ

2022-11-12 12:44:44 | たかが競馬、されど競馬
名馬列伝に「オグリキャップ」を上げていなかった。人気から言えば、真っ先に挙げなくてはいけない馬だったかもしれない。
笠松競馬から中央入りし、似たような出自で人気になったハイセイコーを超える人気馬になった。
女性ファンが格段に増えて競馬場に嬌声が飛び交い、おじさんたちは隅に追いやられた。
競馬ファンは格段に増えたのだが、窓口で「武豊1枚」と言われては、はたして良かったことなのか疑問は残る。

オグリキャップは笠松時代、10勝2着2回、しかも8連勝という成績を引っ提げて中央入りした。
昭和63(1988)年3月からの中央入り後、ペガサスSGⅢ、毎日杯GⅢ、NZT4歳SGⅢ、高松宮杯GⅡ、毎日王冠GⅡと5連勝の快進撃も、GⅠの天皇賞でタマモクロスの後塵を浴びる。
その後、ジャパンカップ3着(1着ペイザバトラー)、有馬記念1着(2着タマモクロス)と雪辱している。
平成元(1899)年は9月のオールカマーGⅢの1着から出動。次走の天皇賞はスーパークリークの2着に敗れる。
するとマイルCS(1着)を使い、ジャパンカップに連闘で臨むという驚異のローテーションを取る。しかし、ホーリックスの2着に敗れた。その無理使いが祟ったのか有馬記念は5着(1着イナリワン)と敗れている。

平成2(1990)年は安田記念から始動している。1.32.4秒のレコードで快勝(2着ヤエノムテキ)するも、宝塚記念はオサイチジョージの2着、天皇賞秋はヤエノムテキの6着と敗れた。
さらにジャパンカップではなんと11着と惨敗している。(1着ベタールースンアップ)
オグリキャップは最後の引退レースとして有馬記念を武豊に乗り替わって臨んできた。
世間でも、もう終わったと見なされていた。
ところが、なんと優勝して最後を飾る奇跡のラストランとなったのである。
おそらくこの奇跡の勝利が女性ファンの心をわしづかみしたのだろう。

わたしはオグリキャップが嫌いだった。
人気が先行していたこともあるが、最初の持ち主の小栗氏から買い取って中央(JRA)に出走させた馬主に不信感があったのだ。まるで賞金を荒稼ぎするように無理使いして恥じないやり方に反発していたのだ。
残念ながら、オグリキャップが活躍する昭和63(1988)年から平成2(1990)年の前半まで、日記にはオグリキャップに関する記録がない。戦譜が全くないのだ。

初めてオグリキャップが日記に登場するのが、1990年の宝塚記念だ。
オグリキャップは1.2倍の1番人気。わたしは3番人気のオサイチジョージを狙っていた。
2番人気はイナリワン、4番人気にヤエノムテキである。
口座に4000円しかなかったので、オグリキャップの6枠からオサイチジョージの5枠を本線として2000円。トーワトリプル(5番人気)の6-7へ1000円。ヤエノムテキへの1-6に1000円とした。
するとなんとオサイチジョージがオグリキャップを3 1/2馬身突き放して勝っちゃうのである。
単勝(1,140円)を買えなかったことは悔やまれたが、枠連400円で8000円に倍増した。。

つづく天皇賞秋はメジロアルダンを本命に狙った。
4枠のメジロアルダンの単複に各1万円。
4-4(ヤエノムテキ)、4-5(オサイチジョージ)、4-7(ラッキーゲラン)に各々1万円として、抜け目の5-7(オサイチジョージ・ラッキーゲラン)、6-7(オグリキャップ・ラッキーゲラン)に各5000円とした。
するとヤエノムテキが直線絶妙な抜け出しで快勝。2着にメジロアルダンがアタマ差2着に入った。
複勝340円、枠連4-4は3,520円。合計38万6千円の大勝利だった。
ヤエノムテキは3番人気。メジロアルダンは5番人気だったから、逆だったらさらに大爆発していた。

そして有馬記念である。
オグリキャップはマイルCSから終わったとわたしは見ていた。当然ここは消しである。
本命は3枠メジロライアンで単複各2000円。メジロアルダンへの3-4に3000円。オースミシャダイの1-3、サンドピアリスへの3-3、リアルバースデーの3-6に各1000円とした。
その他に賞与から3万円を回して勝負したいと考えていた。はじめ3-4一点と思っていたのだが、ドリーム馬券を狙い1-3、3-3、3-6の高配当にしてしまった。
オグリキャップが勝ってメジロライアンが2着。オグリキャップは無視していたが、メジロアルダンの代用で取ってしまった。複勝160円、3-4の枠連は720円。

だからわたしはオグリキャップはそんなに嫌いじゃない(?)

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