この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

ウマゲノムは解析したのか?

2023-06-18 12:30:00 | たかが競馬、されど競馬
人間の世界では人工授精や知能指数の高い人の精子の凍結保存などが行われていると聞いているが、「競馬の血統学」を読んでいる時に、サラブレッドではどうなのだろうかと思った。
名馬の精子を凍結保存したり、卵子の保存が可能だとしたらおもしろい。時代を超えた名馬と名牝の交配が可能だし、夢のような血統の馬を作り出せるのではないか。
わたしは父母ぐらいしか血統に注目してこなかったから、数代前とかチェックしないと近親交配が重なってしまうだろう。何か生産者かオーナー気分だね。

考えてみれば、そんなこと生産者は当然考えていたことではないか。
名血と名血を合わせても、必ず名血が育つとは限らない。全弟や全妹が必ずしも同じように走るとは限らないというのは競馬の常識である。
かように遺伝子は難しい。
ところが今遺伝子解析が進んでいて、ヒトのゲノム(遺伝子情報)解析はほぼ終わったようである。
さらに、病気の遺伝子を突き止めようと研究が進められているが、ウマのゲノム解析はどうなのだろう。
スピードの遺伝子や、ステイヤーの遺伝子が自明のことになったら、遺伝子操作で本当の名馬ができるかもしれない。

ディープインパクトの遺伝子配列の馬が1億円でも5億円でも売れるかもしれない。
夢のような話だが、よくよく考えてみれば逆に夢のない話なのかもしれない。
必ず馬券が当たる世界と一緒で、必ず走る馬が出てくるとしたら、競馬が栄えるというより、衰退の一途のような気がするのだ。
わからないからおもしろいという未知を捨てた世界に、はたして生きる意味があるのだろうか?

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