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この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

JRAは西高東低

2021-02-12 13:00:08 | たかが競馬、されど競馬
国枝栄調教師の「覚悟の競馬論」(講談社現代新書)を買った。
アパパネやアーモンドアイの調教師である。その中に西高東低について指摘があった。
昔は東西のライバル意識むき出しだったように思う。いつの間にか、馬も騎手も調教師も東(美浦)とか西(栗東)とかまったく気にしなくなっていた。
調べてみると国枝氏の言う通りだった。
2020年のリーディングジョッキーベスト20の中で関西所属が14人、関東が6人となっている。同時にリーディングトレーナーの上位20も関西14と関東6となっている。
国枝調教師はその原因に輸送のハンデと坂路コースを指摘していた。

関西圏は京都・阪神・中京の3場が在厩競馬で可能だが、関東は中山と東京競馬場だけだという。
また、関西から東上遠征には10時ごろ出発して8時間くらいで競馬場入りできるが、関東からだとラッシュアワーがあるため朝4時ごろ出発して16時間ぐらいかかるらしい。
そして新潟競馬場へも関西からは6時間で着けるが、関東からだとそんなもんじゃすまない。
中山と府中の同時開催はないが、京都や阪神と中京の同時開催はある。
レースの選択が広がるということだろう。

栗東に坂路コースができてからの関西馬の大活躍はよく憶えている。
その後美浦にも似たような坂路コースを造ったと聞いているが、それは役に立っていないのだろうか?
どうも坂路の傾斜の改良工事が計画されているらしい。そしてウッドチップコースもあるからこの辺でのハンディキャップはなさそうだ。
にもかかわらず、この差はどうして?

昨年牡馬・牝馬の無敗3冠馬が同時に誕生した。3冠馬の誕生だけでもまれなことだったが、牡牝同時というのも凄いことだ。これまで3冠馬の候補者はたくさんいたがほとんどが故障に泣いている。
牡牝3冠馬の誕生はその故障をしなかったことが大きいと思う。そして牡牝3冠馬は2頭とも関西厩舎の馬なのだ。
何か関西に秘密があるようだ。

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