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混凝土に咲く花のように


海外旅行記や国内旅行記など、数々の旅行記を連載中!
        HP『我道旅人』で更新内容をまとめて掲載

ベトナム旅行記 ミーソン遺跡

2007年10月13日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
2005年9月22日

今日の予定はミーソン遺跡ツアーに参加した後、すぐにフエ行きのバスに乗り込むといった時間に追われるような一日だ。
ツアーの終了時間とフエ行きのバスの時間は30分しか猶予がなかったため朝からかなり心配させられる。
通りでフランスパンのサンドイッチであるバインミーを買って食べる。

バスは予定時間を過ぎても全然やってくる気配がなかった。
通りでしばらく座っていたので、ソンテウが声を掛けてきた。
俺はミーソン遺跡行きのバスを待っているから乗らないよと言うと、ソンテウも今の時間は暇なのか色々と話しかけてきた。

「このホテルに泊まっているのか?いくらだ?」

教えてあげると「おぉチープね」と言っていた。
ミーソン遺跡行きのバスは忘れた頃にようやく到着した。

バスに乗り1時間後店の前で降ろされ、ジープに乗り換える。
ジープは2台しかなかったため、随分待たされた。
今日は太陽の光線が乾いた土地に降り注ぎ、何もしなくても暑い。
どこへ行っても日陰を求めて歩いた。

場内は英語のガイドが説明をしていたが、聞くことに疲れてくるとツアーから抜け出し歩き回ることにした。
やはり自分のペースで見て回った方がいい。

遺跡は思ったよりも崩壊が激しかった。
ミーソン遺跡はまだ発掘途中の遺跡であるため、修復が追いついていないのだろう。
アンコールワットを去年見てしまったので、正直面白くなかった。
新しく建設されたであろう綺麗な展示室がこの荒涼とした土地に似つかわしくない印象を受けた。

ベトナム旅行記 ホイアンのケーキ屋

2007年09月13日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
ホイアンについての情報はホーチミンにいた時、ツクダニから耳が痛くなるほど聞いていた。
今日の宿はツクダニに勧められた宿に泊まろう。

宿のカウンターにはアオザイを着た香港の映画女優チャン・ツィーに似た可愛らしい女性がいた。
ベトナムの女性は小柄で細身だからアオザイがよく似合っている。
何だかいい感じだ。

荷物を部屋に置き、街を歩き回った。
屋根の縁には提灯がぶら下がり、「千と千尋の神隠し」に出てきそうな街並みだった。

ホイアンに着いたばかりだったので、少し休憩を兼ねてツクダニが勧めていたベトナムで一番美味いケーキ屋に行くことにした。
店内でマンゴーのムースケーキを選び、それを店員にオープンテラスまで持ってきてもらった。
食べながらイスにもたれ掛かり、通りを歩く人達を眺める。
なんだかホーチミンよりもアオザイを着ている女性の比率が高いように感じる。
いやアオザイと言うよりもどちらか言うとチャイナ服に近いのか。
ホイアンはベトナムではあるが比較的中国文化が強いので街並みも服装も若干他の地域と違うのかもしれない。

断続チャリ旅(水戸⇒いわき)完結

2007年07月04日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
今回の旅は2日だけの極短いチャリ旅だった。
短かったこともそうだが、1ヶ月前に千葉から水戸へと走ったばかりだということもあり、なんだかただこなしているといった雰囲気が少なからずあった。

その中でも楽しめなくしている最大たる原因はやはり‘チャリが遅い’ということ…

距離を稼ぐことが目的ではないのだが、予想以上に進めないことがフラストレーションとなり、旅を楽しめなくなしていると思う。
それだけでなく距離が出ない割りには足腰に半端ない負担が掛かっている。
いつも最後の方は根性出して耐え抜いているからなぁ。
やっぱりロードレーサーほしい…

断続チャリ旅(水戸⇒いわき)いわき駅到着

2007年07月03日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
食後は小名浜港そばの三崎公園を訪れた。
まだ午前中だからか観光客もいないため、どこか閑散とした雰囲気があった。

海に突き出した展望台でただボンヤリと水平線を眺める。
波と雲が一定のリズムで流れるだけで静寂に包まれていた。
何だか心が休まる。
今回の旅がここで終わるのを感じさせる。

そんな一時の休息の時間に大型バスが横から割り込んできた。
バスは駐車場に止まるとそこからオジサンオバサンをたくさん産み落とし、一直線に俺のいる展望台へと向かってくるではないか。

一瞬にして辺りは雑音に満たされた。
物思いにふけることもできず、その場を強制的に追い出されることを余儀なくされた。

再び自転車に跨り走り始める。
帰りの電車はいわきから一般乗車券で乗れる電車で帰ろうと考えていたので道中長くなることを覚悟していた。
そういった理由から、ブックオフを駅へと向かう道中発見したので中へと入った。

旅の最中だというのに気づけば1時間も居ついてしまった。
すっかり今回の旅が終わった気持ちになっている。

ヤマダ電機で来店ポイントを貯めたり、ロッテリアで昼食を取ったりしながら、12時40分にようやくいわき駅に到着した。
いわき駅は新幹線も止まるため大きな駅かと思っていたのだが、実際はかなり小さかった。
エスカレーターどころかエレベーターも付いてない。

「全然バリアフリー化されてないじゃん…」

自転車を折りたたむと担いで階段を駆け上がり改札へと向かった。

断続チャリ旅(水戸⇒いわき)市場食堂

2007年07月01日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
2005年 12月11日

今日の目標はいわき駅まで行って帰ることだけ。
ここから20キロ程度の距離だったため、少し寄り道することにした。

7時20分に健康ランドを出発する。
今日も天気予報では寒いという予報だったが、特別寒さを感じない。
アクアマリンふくしまの看板を目印に海岸沿いへと続く道路に乗り換え走る。
通り沿いは人気がなく工場が黙々と煙を吐き出していた。

こうして1時間足らずで市場食堂に到着した。
自転車を港の脇に止め2階へと上がる。
漁港脇にあるため地元の漁師が来店しては、声を掛け合い話をしていた。

俺はテーブルに着いて今日のオススメを尋ねる。

「目光定食が一番人気がありますね。」

この辺りで採れる魚であるメヒカリの唐揚げがたくさん盛り合わせてあるのが目光定食である。
ボリュームもすごく少し油っこく感じられたが、さすがに採れたての新鮮な魚だ。
メヒカリの白身の肉は弾力が感じられた。

断続チャリ旅(水戸⇒いわき) 宿到着

2007年06月11日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
太陽は沈み、ついに真っ暗になってしまった。
自転車用ライトがついていないため、リュックからヘッドライトを取り出した。

いわきサンシャインロードはバイパス状になっており、人気が全くない。
歩道には落ち葉が積もり、雨で塗れた路上をより一層滑りやすいものにしていた。
先がほとんど見えない道をただ黙々と走る。

まだ着かないのか…
ひょっとしてもう健康ランドを通り過ぎてしまったか…

そのような不安を感じ始めた矢先、ローソンの脇に健康ランドの看板を見つけた。
健康ランドは山の上にあるため、自転車を押しながら登ることにした。
ついに健康ランドに到着した。

駐車場は車でいっぱいだった。
自転車でふらふらと健康ランドの周りを走る。
しかし駐輪場が一向に見つからない。
ひょっとして駐輪場というもの自体ないのかもしれない。
こんな場所まで自転車で来る奴はいないのだろう。
悪戯されにくい場所を探し自転車を止めた。

風呂に入った後、食堂でレバニラを食べながらテレビでサッカーの世界クラブ選手権を見る。
東京の国立競技場では雪が降っていた。
どおりで今日は寒かった訳だ。

断続チャリ旅(水戸⇒いわき) 東北突入

2007年06月10日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
「ようこそ福島へ」の文字に気づき自転車を止める。
いつの間に福島に入っていたのか。
県境で写真を撮りたいと思っていたのに残念だ。

それだけでなく東北と関東を分ける鵜ノ子岬もすでに通過していた。
後ろを振り返り感慨深く海に飛び出した岬を見つめる。

「さらば関東…

 そして…

    いよいよ東北に突入だ!」


曇に隠れていた太陽が西に沈む頃、ひさしぶり顔を出した。
鮫川に反射するオレンジ色の光がとてもきれいで思わず立ち止まる。
もう今日の宿である健康ランドに近いこともあり、とても気持ちが楽だった。

こういったちょっとした瞬間が好きだ。
毎日のように繰り返される瞬間ではあるのだが、旅に出ていないと味わえない瞬間でもある。
見慣れない風景に見慣れない太陽が沈む。
まだ東北にやってきた実感はなかったのだが、こういった光景を見ていると遠くまで来たという感覚が少し湧いてくる。

断続チャリ旅(水戸⇒いわき) 寒さ

2007年05月30日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
店を出ると辺りの天気は一変していた。
空は黒い雲に覆われ始め、冷たい風が吹き抜ける。

雨が降ると嫌だな…

上着一枚羽織ると急いで自転車に跨った。

寒いといえども上り坂を全力で漕いでいると額にうっすら汗をかく。
軍手でその汗を拭うと、軍手の隙間から冷たい風が入り込み手が悴んでしまう。
太股も筋肉痛と寒さから痛み始めた。

コンビニの隅で休憩していると、近所のおじさんが「寒くないか」と声を掛けてきた。
もちろん寒い。
温かいコーンスープを飲み干すと、すぐに出発することにした。

本当はしばらく休みたかった。
だけれども寒さのため外で休憩するのはとても辛い。
今日の宿に辿りつくまで休憩を取らずに走り続けることは無理なので、どうしてもスピードが落ちてダラダラと走ってしまう。

雨がポツポツと降り出した頃、通り沿いにホームセンターを見つけた。
寒さと雨に気持ちは耐え切れず中に入ってみることにした。
すると入り口に都合良く木でできたベンチがあった。
少しその場で休ませてもらい、上着をさらに一枚羽織った。

断続チャリ旅(水戸⇒いわき) 水戸駅出発

2007年05月20日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
前回自転車で水戸に到着した証拠写真として駅前の広場で撮影をしたのだが、ここでは人が多くて自転車を組み立てるのは迷惑だ。
階段を下りて人がまばらなデパートの前まで自転車を運ぶことにした。

今日は日差しがとても暖かい。
上着を2枚脱いだ後、袋から自転車を取り出し組立て始めた。
この作業は今回で3回目となるのだが、それでもまだ何だか恥ずかしかった。

組立て終わるとその場を颯爽と走り出す。
今日は本当に暖かく薄着になった今でもまだ暑さを感じてしまう。


国道6号沿いを北を目指して順調に漕ぎ続ける。
通り沿いのコンビニで休憩しようと考えているのだが、なかなかコンビニに出会えない。
休憩なしで1時間半も走ってしまった。

ようやくセブンイレブンの看板を見つけ、自転車を駐車場へと入れる。
隣にサイゼリアがあることに気づき、早いけれどももう昼飯を食べてしまうことにした。
ペペロンチーノのダブリュサイズに温泉卵を乗せたもの、それにドリンクバーを付けてゆっくりとお昼の休憩をした。

断続チャリ旅 水戸駅

2007年05月18日 | 断続チャリ旅(水戸⇒いわき)
2005年 12月11日

電車は水戸駅のホームに滑り込み、朝日に包まれたホームへと降りる。
乗客は皆エスカレーターへと足早に歩き行く。
俺は大きな輪行袋を抱えていたためエレベーターへと向かうことにした。
エレベーター前で待っている女性が俺の大きな荷物を見て声を掛けてきた。

「その荷物って自転車ですか?」

そうだと頷くと興味を持ったのか、どんな自転車なのか聞いてくる。
レーサータイプの自転車かと尋ねるので、普通の折りたたみ自転車だとは恥ずかしくて言えなくなってしまった。

真鶴から名古屋への旅の最後にこれからの旅はタイヤをロード用に履きかえなければ先行き大変だと考えていた。
今回も本当ならカスタムした自転車で出発したかったのだが、そんなこと考えていたらいつまで経っても先に進めない。
今回も輪行袋に入っている自転車は、前回と全く同じの至って普通の折りたたみ自転車であった。