また、バカな大学生が現れました。
○亜細亜大学野球部員集団痴漢事件(毎日新聞)
亜細亜大学の野球部員5人が、JR中央線車内で20歳の女性に集団で痴漢をしたという話。
前回の国士舘大学サッカー部部員集団レイプ事件から、まだ日がたっていないというのに
こうしたした性犯罪が再び起こるとは、開いた口がふさがらない思い。
性犯罪における私の人権を無視した見解は、前回の国士舘の事件の時に述べているので
そちらを読んでいただければ幸いである。今日は別な観点から分析をしてみたい。
○妄想が現実に現れるとき
以前読んだことのある「ケータイ・ネット人間の精神分析」(小此木 啓吾/著 、飛鳥新社、2000.12)
にも書かれているが、人間が抱いている妄想を現実の物としようと行動に出たときが一番危ないという。
かつてあった、西鉄バスハイジャック事件や全日空機ハイジャック事件、奈良小1女児殺害事件などがその顕著な例であり、今回は系統こそ違うものの症状は似ている。
おそらく主犯格の人間は、パソコンやアダルトビデオから痴漢というシュチュエーションに刺激され、
性癖が現実世界に出てきたものであると予測される。人間誰しも自分では気づかない裏の一面(異常な性癖、変態性)があるといわれるが、多くの人の場合はそれに気づかず死を迎えるという。しかし、近年
パソコンや携帯電話の普及でそういったダークな才能を開花される人間が多く、それにより性犯罪が増加していると考えられる。いずれにせよ、そうした妄想世界で留めておかなければいけないダークな部分を隠しきれない人間が急増しているのはまぎれもない事実であろう。
○見掛け倒しの学生
先生や教授の話をテレビや本で読むと、多くの人が「最近の学生は幼稚になった。」
と言っている。こうした教育現場に携わらない一般の我々にも、最近実感できることで
はなかろうか。
電車の中で走り回る中学生、公共の場で周りの空気を読めない高校、大学生。街へ
出れば見掛け倒し(体格は年齢平均以上、精神は平均以下)の人間が多いことに気づかされるはず。
これも先述したIT機器の発達が原因ではないかと考えられているが、分析していた
だけでは、こちらの我慢はもたない。そこで私のような古臭い考えを持つ方は、そうした見掛け倒しの人間に対しては、
見かけ年齢-3
という判断方法をお勧めしたい。簡単に言えば、中学生ならば、小学生、高校生ならば中学生、大学生
ならば高校生と、学年を一段階下げて相手を見る方法である。そうすれば、彼らの行動にしても納得した態度で臨むことができるであろう。要するに、現代の学生は見掛け倒しが多いので大人な人は、それを踏まえた上で接していった方がいいだろう。
○問題学習能力、行動予測能力
今回の事件について疑問がある。
①似たような性犯罪が近い日付で起こっているのに、何も感じず犯罪を続けたのか。
(ネットやブログ上で無数にネタにされているのを目にしていないわけがないだろう。)
②もし万が一、発覚したときに自分の家族、恋人、先生、学校、部活などの反応が予測できなかったのか。
(自分には守るべきもがあると実感しなかったのか。)
これらの答えは、題名に上げた2つの能力の欠如が関係しているに違いない。特に現代の若者は後者の行動予測能力の欠如が著しい。公共の場での非常識な行動、最近はやりの出来ちゃった結婚、周りの大人に対して些細なことで切れ暴力や殺人にはしるなど、その行動をした後の自分や廻りの反応、変化の状況をまったく考えずに行動する人間が多い。ちょっと考えれば、冷静に対処できるのにそれができない。つまり性欲や怒りなどのダイレクトな感情に、制御なくそのまま反応してしまうというサル並みの脳構造になってしまっていると考えられる。受験科目に熱中するのも結構だが、本当に人間として大事な物を学ばず大人の年齢になっている人が多いのではなかろうか。
いつものようにまとまりのない文章になってしまったが、今回の一件で国士舘大学や亜細亜大学の
関係のない学生までバカのレッテルをはられ、大変不幸に思う。今回捕まった学生達は、この事件でどれだけ多くの人間の期待を裏切り、傷つけてきたかを実感し、反省していただきたいものだ。